みどりの野原

野原の便り

7月18日 わくわくサラワク・クチン周辺6日間 3日目―② グヌン ガディン国立公園 ラフレシア ツノゼミ 

2017年07月18日 | Weblog
ラフレシアの花が見られるかも。期待を持って訪れたグヌン ガディン国立公園はルンドゥの町にあるガディン山(906m)の近くにあり、熱帯雨林に覆われた公園内にはラフレシアが自生していることで知られる。


    インフォメーションセンター

 
センター近くに咲いていたビワモドキ 帰って調べたら「シンポ―エアー(ビワモドキ科)」(仮名 カンボクビワモドキ)という種類のよう。
ここでは「ビワモドキ」にしておく。  右)ここでは裂開した果実も見られた。
ビワモドキは熱帯ではよく見かけ、サバ州でもシンガポールでもボゴールなどでも見たことがあるが、果実は初めて見た。

アントニオさんからラフレシアについて説明を受けた後出発

ラフレシアはブドウカズラ(ブドウ科)のつるに寄生する寄生植物
サラワク州に数ある国立公園の中でもブドウカズラが自生するのはここグヌン ガディン国立公園だけとのこと。
開花最盛期は11~2月だというが・・見られるだろうか。


アントニオさんに案内してもらって遊歩道からジャングルの中へと踏み入る。

 
最初に見つかったのは枯れて半年ぐらい経つというラフレシア 
 右)成長して黒いガクが剥がれて肉色をしたつぼみ。大きさは直径15㎝ぐらいあったかな・・
もう1か月ぐらいすると開花するらしい。惜しい!
花びらは外側から1枚ずつ開いていくそうだ。

 
      ラフレシアの寄主 ブドウカズラ(ブドウ科)のつる。

その後もつぼみは次々と見つかった。

  
一つ一つ ラベルが付けてあり、センターで記録されている。 
 右)大きいつぼみ 黒いガクに包まれている。葉脈状の筋がありキャベツのよう。寄生植物で茎も葉もない。 

ブドウカズラの落ち葉 
 
         表は茶色          裏は白っぽかった。 

 
 
大岩をすり抜け、ツルをかいくぐり・・ジャングルの中を上りそして下り。

 
         板根       咲き終わって日が浅いラフレシア 花の形が残っていた。
ラフレシアがつるの小さい割れ目や傷に根を下ろして根を下ろし、寄生して1年半ぐらいで目に見えるぐらいになる。
小さいつぼみがだんだんと大きくなり花が開くまでさらに1年近くかかる。
開花期間はごく短く1週間ぐらい。臭いにおいに寄ってくるハエの仲間などが花粉を運ぶ。
種は目に見えないぐらい細かくていっぱいある。
種は虫や動物に食べられ排泄されて運よくブドウカズラのつるに付いた時だけ芽生えることができる。
種が雨で流されたり、地面に落ちたりするともう芽生えることはできない。
種が育つ確率が低く、なかなか見れないはずだ。
花は見れなかったが、つぼみや咲き終わった花が見れたのは幸せと言える。

 
アントニオさんの座る太いツル。「このつるは伐ると水が出ます」 どんなふうに水が出るのかなあ。
     右)谷に降りたところに水道管が通っていた。途中の栓を抜くと水が噴き出した。
ところどころにある栓は水漏れ個所のチェック用らしい。

下りで見た生き物

 
       チョウの仲間            バッタの仲間

 
右)初めて見た昆虫「ビワハゴロモ」体長5センチぐらいか。深い緑色の体に黄色の点と線 長く突き出したのは何かな?
ビワハゴロモを見るのは初めてで感激!・・なのに・・写真はイマイチでしょんぼり。
(最初、ツノゼミと間違えていました)

 
ホタルの幼虫・・。これで成体とか・・よくわからない。 幼形成熟・・っていうものか?
                          右)ヘビ 斜めの木に巻き付いている。


遊歩道へ戻った。 


バスに乗って昼食場所に向かう。          3日目ー③に続く。
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