みどりの野原

野原の便り

9月25日 石仏群は? アケボノソウ オオヒナノウスツボ? ラッパイチョウ

2014年09月25日 | Weblog
天気があやしかったが、あまり行かない御杖方面へ・・

途中で「平井大師山石仏群」の看板が見えた。聞いたこともない。(菟田野町)
「石仏群」にひかれて細い道を入っていくと駐車場に着いた。

 
   キンモクセイのいい香り         八十八か所参拝順路

「四国八十八か所巡り」の縮小版か~。あまり興味はなかったが石仏群」があるのなら見たい。「樹齢300年のモッコク」もあるらいいのでそれも見たい。

 
参拝順路の矢印に従って登っていく。  右)ミヤマクワガタの雌?腿節に黄褐色の斑 石の彫り込みにはまっていたのを助けた。
人気(ひとけ)は全くないが草刈りされており、所々に屋根付きの休憩所もあり整備されている。入口には大勢が集まれるような建物もあった。

 
石仏には一つ一つ屋根がついている。       説明付き
第4番 黒巌山 大日寺 大日如来 寺の特色?や宗派、御詠歌や寺の所在地 寄進者氏名などの説明板
台座には寄進者の名前も掘ってある。仏様の横に仏様の名や寺名が彫り込んであるものも。

 
19番立江寺 延命地蔵尊 石のお堂に入った仏様 格子の間から仏様が見えた。「凝ってるなあ。扉は開かないから屋根を外して入れたんだね」(後で調べた結果これは佐吉自身の作らしい)    右)高い台座付き 弘法大師様だったかな?
祠に入っておられる仏様もあった。

石仏は屋根が付いていることもあるのか摩耗風化も少なく彫りがしっかり残る。
上記の格子もそうだが、衣の一部や数珠の部分が細く彫り抜れていたり細かい細工に感心。
寄進者も有力者らしい人ばかりでなく、・・一同?みたいなものもあり、民衆の願いを感じた。

参拝道に落ちていたカヤノキの種子 こんなハゼ方をするのか・・
ヤマジノホトトギスが少し咲いていたぐらいで他には花もない。

 
45番 岩谷山の石標が前にある 「これはお不動さんやね。剣を持ってはるわ」
「この千手観音さん可愛いね」・・私たちの会話は幼稚なもので申し訳ない。
薬師如来・地蔵菩薩・千手観音・馬頭観音・・などいろんな仏様を見て(拝みなさい)石に刻まれた寄進者の字を判読したりしながら山道を登ったり降りたり・・


四国八十八か所巡礼結願の寺 医王山大窪寺(さぬき市)に無事到着! 
本尊 薬師如来

四国八十八箇所霊場巡りは近頃はバスツアーが盛んで行きやすくはなっているがそれでも遠くからは大変だろう。
四国まで参拝に行けない人が近くで手軽に参拝できるように作られた「霊場ミニ版」はよく見かけるが・・・「これだけ登り降りがあると年寄りには無理やね」

・・ところで・・「石仏群」は見落とした? 「樹齢300年のモッコク」は?・・
腑に落ちないままここを出ようとしたが・・

 
「樹齢300年のモッコク」発見 看板が出ていたがわかりにくい。
危うく見落とすところだった。 さすがに立派な木 果実がなっていた。

{帰ってから「石仏群」はあったのか?と調べてみたら・・(五百羅漢のようなものを想像していたが)廻った八十八か所の石仏のことだった。そして、その作者は有名な江戸時代の石工 丹波の佐吉照信が弟子と共に刻んだものだという} そうだったのか~。
佐吉さんの刻んだ道標は飛鳥にもある。

時間がかかったので今日はここで終わりと思ったが、もう少し行ってみることに。
御杖村近くの山道に車を停めて、近くを少し歩くことにした。

   
車を降りたら目の前にアケボノソウの群落が・・花盛り。蜜腺にはアリや小さい虫がきていた。

 
谷沿いに歩いてみる。 途中で崩れたところも数か所。

 
倒れていたのは・・ヒナノウスツボだ。いや大きいからオオヒナノウスツボかも?
思いがけずうれしい花に出会った。

少し行って引き返し、さっき案内図にあった春日神社へ立ち寄る。
この辺は伊勢本街道歩きの時に通った「土屋原の宿」

 
立派なイチョウ これは丸く繋がった葉をつける(混じる)ラッパイチョウ。
落葉の時期には早いが落ち葉の中に・・見つけた!ラッパイチョウ(右の写真)
「今日は行き当たりばったりだったけどよかったね」と大満足。          


黄金色に色づいた稲田
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