みどりの野原

野原の便り

11月12日 橿原市昆虫館

2010年11月12日 | Weblog
今日は私は断トツ近い。いつも遠くまで行っているので、たまにはこんな日があってもいいなあ。

橿原市昆虫館は平成1年にオープンして今年で21年目になり、今年4月に展示室や内装などリニューアルされたとのこと。
玄関前の大きい屋根も雨の時や暑い時にしのげるように作られたらしい。

「見て、聞いて、触って感じる昆虫館」へと生まれ変わったという。
中を案内していただいたが、なかなか楽しかった。

 
      「体験コーナー」
  
昆虫の複眼体験・・わ・見にく~。 ケラになって土から顔を出して見たり、センサーに幼虫をかざすと、画面に卵から成虫へと生態が見られたり、床のマークの上に立つと上からセミの声が聞こえたり、手をかざすと手の上にチョウが光になって浮かびあがったり・・遊びがいっぱい。遊び過ぎて次のコーナーへ移動が遅くなりそうになった。

虫を衣料や医薬品・化粧品・食品などいろいろ利用したり、昆虫の性質を調べて、虫が衝突しないことから「衝突を避ける乗り物」を考えたり、匂いをたどり雌を探す仕組みを利用してロボットを動かそうとしたり・・飛ばないテントウムシをアブラムシ防除に使う・・など・・
人間はいろいろ考えるものだ。人間の知恵に感心するが、人間が環境を変えることで昆虫を絶滅に追いやったりと、不安なことも多い。

昆虫の歴史は4億年。人類は40万年というから昆虫は人類の大大先輩。
先輩を大事にせねばしっぺ返しも来るかも・・

 
放蝶温室は常に18℃の亜熱帯気候に保ち、亜熱帯植物も100種ぐらいあり、約10種500~800頭のチョウが飛び交っているという。チョウはここで孵化したものを放してある。
石垣島に圃場を持ち、食草の栽培などをされているそうだ。  
   右)孵化日や雌雄をマーキングしたオオゴマダラ 毒草を食べて体に毒を溜め、鳥が食べないのを分かってひら~ひら~とゆっくり飛ぶ。Iさんはオオゴマダラに大モテだった。
 
温度があると飛び回るのかと思ったが、太陽光が大事とのことで、産卵を促すにも太陽にあてるのだそうだ。
だから温室のガラスは年2回ぐらい清掃するという。
幸いにも天気もよくなってチョウがたくさん飛び回ってくれてよかった。

 
     リュウキュウアサギマダラ          カバタテハ

  
      ツマムラサキマダラ            ツマベニチョウ            
朝天気が悪かったせいか参加人数は少なかったが、結局外の観察を止めて、遠足シーズンもちょうど終わって静かな館内をゆっくりと見学した。


外で観察出来たのはこの キアシナガバチだけ。
見た後、踏まれないようにちょっと脇へやろうとしたら、瞬間チクッと指を刺された。
あんなに力なく動きが悪かったのに・・助けてやろうと思ったのに・・わからんよね。
しばらくチクチクしたがすぐ気にならなくなった。
コメント
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