みどりの野原

野原の便り

3月18日 奥の谷モニ1000

2011年03月18日 | Weblog
モニ1000調査が始まった。
モニ1000は全国1000か所のサイト(調査地)を設定し、長期間モニタリング調査をすることで、生態系の異常を早期に把握して生物多様性の保全を考えていこうというもの。
奥の谷は今年で3年目。植物が月1回・チョウ月2回の調査が行われている。

今日は植物調査に参加 今日も曇りがちで寒い。

集合場所の手前の生き物池は、周りの竹柵作りに関わったので、なじみ深い所。

 
覗いたらオタマジャクシがうじゃうじゃといた。ヤマアカガエル だったかな?
                   右)オオアカウキクサ だいぶ除去されたそう。

一緒に歩いていた人と みんなカエルになったら大変ね。鳥が食べにこないのかななどとおしゃべり。鳥も食べるらしいし、イモリもいるだろうし。このうち何匹ぐらいがカエルになるんだろう。
「オタマジャクシっておいしくなさそうね」と言ったら、「オタマジャクシ(カエル?)のことを「モム」と言って、昔の人が食べておいしくないことから「もむない」という言葉ができたらしいよ」・・と。「もむない」っていう言葉使わないけど聞いたことはある。
奈良(大阪も?)の昔の?言葉で「不味い・おいしくない」と言う意味の言葉。

帰って調べてみたが・・不明だった。・・が、「食べた」という人や、「腸ばかりなのでやめといた方がいい」と言う人、「食べさされた」と言う人、いろんなことが出てきてつい読んでしまった。カエルは食べたことはあるが、オタマジャクシは食べてみる気はない。

一緒に歩いてきた彼女は前にオタマジャクシを飼ったことがあるという。
飼ってみたい! カエルかな??(座布団1枚)
虫を捕まえてやったり、金魚の餌をやったりして育てたという。
いつか飼ってみよう。ちょうど水槽が空いてるし。

そんなこんなで集合場所に着くまでに盛り上がった。

さて、午前中6.7人ずつでA・Bの2コースに分かれて調査。
結果は、今年は気温が低かったからか、去年の調査時に花や蕾が見られたものも今年は遅れているようで、記録した種類は少なかった。(ツボミ・花・実のあるものをすべて記録)

 
      ニオイタチツボスミレ              シハイスミレ
一面のネザサを刈られた道端には今までなかったスミレなどが咲いていた。

その後、Cコースを全員で回る。

 
    ヒサカキ 雄花             雌花    強烈な春の匂いだ。

山はシュンランやショウジョウバカマも咲く自然度の高い所。
「持ち込まず、持ち出さず」地道な整備をしておられることにも感謝せねば。
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3月17日 郡上八幡  0円の旅

2011年03月17日 | Weblog
娘が私の名で応募した「招待バス旅行」が当たった。招待・・なのでありがたく行ってきた。
知っている人はいなかったが1人旅の人も多い。

招待旅行の常で、先ずは宝石製造元へ。
ダイヤモンドはそりゃきれい・・誰かプレゼントでもしてくれりゃほしいけど・・
買うつもりもない所で90分も!「長すぎますなあ」同行のよその御主人の声。全く。


滋賀県の栗東ぐらいからは吹雪で山も真っ白。3月に雪景色を見れるとは。

東海北陸道など通り、1時前に郡上八幡の昼食会場のホテル着。


昼食 飛騨牛の朴葉味噌ステーキはちょっと焼け過ぎていたが、品数たくさんで山菜ごはんは食べきれなかった。(山菜ごはんは写ってない)
温泉にも入り、娘の所と家のお土産も買って、バスですぐ近くの郡上八幡の町へ。
添乗員さんからおすすめのコースの地図をもらった。

郡上踊りの実演が見れるという博覧館はパスしてバスのお隣さんと街中を歩く。


郡上八幡は城下町  山の上に郡上八幡城が見えた。「木造の再建城で日本最古」だそうだ。

 
水の豊かな町で家の前にも用水が流れる。建てこんだ家の防火のために各家にバケツが用意してある。  右)軒先のナンテン玉 美しい。

調べてみたら、郡上は「ナンテンの房出荷量が日本一」だという。

元は出荷できないB級品のナンテンを使って造られていたとか。
サンキライの蔓で玉を作り、そこにナンテンを差し込んで作る。
冬場に行われる「ナンテン祭り」では売られるらしい。

 
宗祇水へ。有名だが、宗祇水自体は前にも来たことがあるが何ということもない。右)川の趣はある(小駄良川?)

次に目指すサンプル工房は休業日。もうひとつあると添乗員さんが言っていたので、その道を聞いたら車に乗せてあげましょうと乗せてくださった。

サンプルの店で少し見た後、見たい所があったので、1人ひき返した。

 
飛び込み橋といわれる新橋 夏子供たちがこの橋の上から飛びこむという。欄干から水面までの高さ12m  右)美しい流れ 吉田川

 
気になっていた建物は郡上八幡旧庁舎記念館 昭和11年に建てられた洋風建築 平成6年まで町役場として使われていたらしい。 右)土産物屋に飾られた土人形のひな飾り 立派だった。


 
郡上八幡は食品サンプル発祥の地らしい。創始者の生家もあった。 右)サンプルの店 
本物そっくりの魚や野菜や果物や料理・・面白い。

 
土産に買った皮剥きミカン。右)今使っているキーホルダーの「焼き鮭」もリアル。

散策時間1時間20分を有意義に回ってバスに戻る。

関の刃物センターで名物おじさんの包丁研ぎ方講座を見て、帰路につく。

あまり印象に残っていなかった郡上八幡だったが、今回よく見、バスでしっかり睡眠もとれたし、よかったよかった。今度来るなら郡上踊りの時に踊りまくりたい。
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3月16日 イヌカキネガラシが咲きだした。

2011年03月16日 | Weblog
用事で自転車でバイパスの近くを通っていたら目についた。


多分去年見たイヌカキネガラシ 
まだ花茎は立っていないがツボミがあった。

経過観察しよう。
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3月15日 京都府立植物園 & 知恩寺手づくり市

2011年03月15日 | Weblog
ウメは満開。木の花もスプリングエフェメラルと呼ばれる小さい花も咲きだした。

 
       ミスミソウ真っ盛り              オウレン

 
  フクジュソウ だいぶ茎が伸びた     モミジチャルメルソウ

 
      サワオグルマ ツボミ          ザゼンソウ 向こう向き

 
ゲンカイツツジ=真っ白 かと思ったが、ピンクもあるらしい。      


     オニシバリ ジンチョウゲ科 夏に落葉するのでナツボウズと言うそうだ

 
 ウチワノキ(シロバナレンギョウ)            シキミ 

カバノキ科の長い雄花も目をひいた。

午後は知恩寺の手作り市へ
境内いっぱいに手づくりの店が並ぶ 電子部品を使った小さい虫面白かった。手芸品から食べ物まで何でもあり。面白かったが今回は「見てるだけ」         
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3月14日 山の辺の道

2011年03月14日 | Weblog
柳本~桧原神社へ山の辺の道を歩く。

少し前から使い始めている新しいデジカメのマクロ撮影も試す。

 
   カンサイタンポポが多い    御陵の柵の向こうで中手が届かないツクシ。     
 
       ヒメオドリコソウ             ヤマネコノメソウ

 
クワガタの角の形のオシベが2本。オオイヌノフグリの水色とタネツケバナの白の混じったジュータン

 
     タネツケバナ  オランダミミナグサ よく見ればきれいだよ。

お堀のオシドリはもう北の国へ帰ったようだが、ホオジロ(たくさんいた)やオオタカらしい鳥など10種以上見れた。
マクロも今日のように晴天でゆっくり時間があると撮りやすい。でもまだまだ慣れが必要だ。
歩けば汗ばむほどの陽気。鳥や春の花を見、無人販売での果物や野菜の買い物。リュックはだんだん重くなる。

桧原神社で解散になり、それぞれ車を止めたトレールセンターへ、最寄りの巻向駅へ。
私は桜井まで歩くという方とご一緒した。いつもとは違った道を案内していただいた。

 
まだ花をつけていないオドリコソウがたくさんあった。花盛りは見事なことだろう。
 右)スサノオ神社 拝殿前の巨大ケヤキと手前のケヤキとの間にしめ縄がかけられていた。しめ縄の中央部には松の葉付き枝が挟みこんであるのが珍しかった。桜井駅へは1時間ぐらいで到着。
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3月13日 京都1周トレイル② 蹴上~北白川仕伏町

2011年03月13日 | Weblog
スタート地点の蹴上にはインクライン・発電所などの琵琶湖疏水の関連施設がある。ねじりマンボを抜けてすぐ右折したはいいが早速勘違いでうろうろ。

琵琶湖疏水
京都復興の大事業として計画されたもので、琵琶湖の水を船運・水力・防火・工業用水などに利用するため造られた疏水。明治18年着工 明治27年に完成 琵琶湖より京都への水運が可能になった。今も水道用水・水力発電や工業用水として利用されている。

ねじりマンボ レンガをらせん状にねじって積む工法。
インクラインの下を斜めに通るトンネルに施されている。ねじって積んであるだけでなく横壁の下の方に装飾?のアーチ模様?があって美しい。

インクライン 
落差の大きい傾斜地にレールを敷き動力で台車を動かして船を引き揚げる装置。
 
九条山より蹴上にかけては、582mに36mの標高差があり勾配が1急であるためインクライン(傾斜鉄道)により三十石船をそのまま台車に載せて上下させた。
水運の消滅でインクラインは廃止になったがレールはそのまま置いてある。舟と台車も展示してあった。引き揚げる動力は疏水の水力発電で作られた電力を利用した。
コースを間違ったおかげでこれらをゆっくり見れた。

 
南禅寺へ続く疏水 静かないい雰囲気 間違いついでに水路閣までいく。
右)水路閣 疏水事業の一環として施工された水路橋。煉瓦造、アーチ構造の優れたデザイン。毎秒2トンの水が流れているそうだ。

元に戻り、トレイルコースやり直し。
 
日向大神宮外宮 内宮もあり、伊勢神宮みたいと思っていたら、京の伊勢と言われているらしい。                        右)天岩戸をくぐる 

 
ここもカシナガ蔓延しているらしい。山中に燻蒸中のビニール包みがゴロゴロとあった。 右)コースを示す標識 ここは東山七福思案処 南禅寺・日の丘・蹴上 日向大神宮など5叉路になっている。私たちは思案は要らない。大文字の方に。

登りがきつくなったり、少し平坦なところがあったりでだんだん登って行く。ウラジロ・コシダの道。シイやヒサカキ・ヒノキの道・・・ソヨゴ・ツバキ・ツツジの道・・・アカマツ・ツツジの尾根道・・静かな山道は気持ちがいい。お天気がいいのでさわやか。

 
      木の根道             大文字山山頂に到着 465.4m
山頂はハイキングの人や家族連れが。このちっちゃい子達も登ってきたの? ちょうどお昼時でここでお弁当を食べる。 右)見晴らしは春霞のように少しかすんでいた。 

 
下り道 ヒノキ林~クヌギの枯葉道~スギ林を下る。


楼門の滝 ワンダフル! 滝はずっとずっと下まで続いている。 下り道はきつい。
山頂から30分余りで鹿ケ谷に降りてきた。でも町へはまだまだ下り。
銀閣寺から少し先へ進んだ北白川仕伏町で今日は終了。
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3月12日 近場で野鳥観察

2011年03月12日 | Weblog
地震津波の被害を考えると、後ろめたい気持ちを感じながら、だからと言ってなすすべもなく予定通り出かけた。

池にはハシビロガモ・マガモ・コガモ・オカヨシガモ・バン・カワセミなど・・
陸ではウグイス・モズ・ケリ・コゲラ・ジョウビタキなど・・

もう水鳥は少ないかと思っていたがまだたくさん見れた。
今日は天気もよく日に照らされたカワセミやマガモはうっとりするほど美しかった。
全部で34種見れた。


枝垂れ梅も満開
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3月11日 明神山へハイキング

2011年03月11日 | Weblog
JR王寺駅~明神山~河内国分駅へ
王寺駅を出発。葛下川(かつげがわ)畔ではみぞれが降ってきた。

片岡山 達磨寺

木造達磨太子像・木造聖徳太子像(共に重文)を祀る。
推古天皇の発願によって建立されたが荒廃・焼失・・・今の堂宇は再建を重ねたものらしい。

境内には片岡城主だった片岡春利・片岡八良利一の墓や松永久秀(別名弾正)の墓があった。
「松永弾正は3悪人の1人」と誰かが言うが、知らなかったのでかえって調べてみた。
3悪人とは北条早雲・斎藤道三・松永弾正をいうらしい。
松永弾正は東大寺大仏殿焼却の首謀者とされ、足利義輝の暗殺・主家の三好氏を滅ぼしたりして、戦国の大悪人とも言われているらしいが、ネットで見ていたら「織田信長の方が悪人だ」なんて書いてあるのもある。陰謀・裏切りの渦巻く戦国の世。松永だけが特別でもなかったのかも。

乳垂地蔵(ままたれじぞう)

 
「ちちたれ」とは読まないんだ。知らなかった。
ここへお参りするとお乳がよく出るようになるそうな。

尼寺廃寺跡(にんじはいじあと)
飛鳥時代創建の寺院跡 基壇が残っている。周りは公園にでもされそうな雰囲気。

白山姫神社(しらやまひめじんじゃ)

 
創祀は862年 加賀白山と関係があったらしい。
  右)絵馬殿 中に「雨乞」と表題がやっと読み取れる文を書いた板額があった。
「絵馬」は元々雨乞いなどに生きた黒馬や白馬(赤馬)を神にささげた。これが後に板に馬の絵を描いた「絵馬」を奉納するようになったとか。真新しいものもあった。

永福寺
 
行基創建と伝わる。右 本堂(本尊は釈迦如来座像)・左 鷹ヶ峯観音堂(11面観世音菩薩・藤原期の地蔵菩薩を祀る) 右)松香石の7重の搭は大きく珍しいそうだ。 

松香石って?  『凝灰岩のこと。古い時代には加工しやすい凝灰岩が使われていた。後には風化しにくい花崗岩や安山岩で作られるようになる』  なるほど。


大きい鳥居(水神社のもの??)ここをくぐるのかと思ったら素通り。(前来た時はここをくぐった)

畠田古墳
 
7世紀初頭に造られた円墳らしい。群集墓の多いこの時期に単独で立地するのは珍しいとのこと。中国の風水思想に基づいて築造されているとか。 もう少し奥深いのかと思ったらすぐに奥の壁があった。


ここからが明神山に至る山道

      ウラジロの大群落 

 
見慣れぬ葉に目が止まった。見たらカギカズラだった。 蔓性の南方系の植物で、他でも自生は見たことはあるがそう多くない。奈良のレッドデータには記載されていないので、あるところにはあるのだろう。
「この鉤(かぎ)が生薬になるよ」と言ったら「何の薬?」と問われ「わからん」・・で、帰って調べた。
丸まった鉤は釣藤鉤(ちょうとうこう)という生薬になる。アルカロイドを含有し鎮痛剤になる。近年はアルツハイマーや認知症への有効性も報告されているらしい。 お世話に・・なりたくない・・

気持ちのいい山道を登ること30分ぐらいで明神山頂上に到着 風が冷たく小雪がちらつく。
ここでお弁当。

明神山 

奈良県王寺町と大阪の県境に位置し頂上には水神社が建つ。標高273.7m 三等三角点は側溝の蓋のようなものでガードされていた。展望台からの眺望

ここは堺方面から伊勢参りの道としても使われていたらしい。
大阪道島米相場の旗振り(*)もこの山頂で行われていたそうだ。
*大阪の米相場をいち早く他の地域に伝達する。また他の地域の相場を大阪へ知らせる。
片岡氏が一時ここに城を築いたところでもある。(松永弾正に焼き払われた。
山頂にあった太神宮にお参りする人で賑わったとも書いてあった。


大阪の方に下る。落葉が積もる下り道を気をつけながら下る。

関屋地蔵


南へ行けば田尻峠越えの長尾街道。西へ行けば国分から奈良街道と合流し大阪に至る道。私たちは西へ。

山を降り、我が庭のように歩いているという案内役さんについて町の中を右へ左へ・・無事目的地の河内国分駅に到着。
雨もたいしたこともなく時々日も射し、まずまずの天候だった。

帰宅してテレビをつけたら大地震と大津波のニュース  びっくりした。
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3月10日 朝風峠

2011年03月10日 | Weblog
何回も通る朝風峠への道だが、今日のコースは通ったことのない道もあった。
満開のホトケノザやオオイヌノフグリ・タネツケバナなどが満開。
のどかな田舎道もよく見ると帰化植物の繁殖が目立つ。

 
一面ヤワゲフウロ ずいぶん増えた。 麦そっくりのムギクサ これも帰化植物 

 
     モンツキウマゴヤシ  ツクシの群生 今日は団体行動なので素通り

「朝風峠」は「元は上平田と稲渕を結ぶ狭い道で、地元では上平田峠・稲渕峠と呼ばれていた。もう少し山に入ったところが昔の峠で、「朝風千軒」と言われる賑やかさだったが、室町の頃に集落は稲渕の方へ移ったという。今は通る人もなく途中で途切れているというが、地蔵さんのあるあたりまでは行ける」と説明され行ってみることになった。
 
西の見晴らし 二上山から葛城・金剛山まで見渡せる。六甲山まで見える日もあるらしい。 右)東を見ると稲渕の集落と真下に案山子ロードが見えた。

「あさかぜ」は平城京の長屋王家の屋敷跡から出た木簡に「竹野王」「旦風(あさかぜ)」という文字が見られ、稲渕の龍福寺にある竹野王碑にある「朝風・・」にあたると言われるところから峠道が拡張整備された時「朝風峠」と名づけられたらしい。
 
    山道を入って行く。  道が途切れたあたりにお地蔵さまはあった。
この地蔵は年1回 栗原集落の方がお祀りされているとか。 右の肩の上が大きく欠けているのは、「朝風地蔵」と平田集落にある「みみなおし地蔵」が争って、片方は肩を取られ、片方は耳を取られた。というおもしろい言い伝えがあると説明があった。 ここから昔は栗原集落に抜けられたそうだ。

 
スギは今花粉のシーズン。今日のメンバーの中にも何人か花粉症の人がいる。
まだここのスギは花粉を飛ばししてはいない。 ところで雌花は? よく見るとそれらしいものがあった。
ヒノキは神社などに使われる大径材はなくやむを得ず外国の台湾ヒノキ・アフリカケヤキといった木材も使わざるを得ない状況らしい。

          帰り道の畑のおもしろ大根
 
①「空洞大根」よく見ると皮だけを残してきれいに大根の形にくりぬかれていた。誰の仕業?「この頃は明日香でもアライグマが殖えているらしいよ」と言う声もあったが。  ②「イナバウワー大根」どうしてこんな形になったのかな?

祝戸公園でメンバーが他の花を観察している間にこの根元を探したら「あった」

 土に半ば埋もれたハランのツボミ 

そして解散後、飛鳥駅からそう遠くない「みみなおし地蔵尊」を見に行った。
「みみなほしちそう」と石標が立つ社を覗いてみた。

 
      お社         みみなおし地蔵尊 
耳が欠けているか? 格子の間から見てみたがよくわからなかった。


古い大きい錐がいくつかと、病気平癒を書いた新しい錐が奉納してあった。ここでは錐(キリ)に願いを書いて祈願奉納するらしい。聞こえのよくない私も10円のおさい銭をあげて祈っておいた。
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3月8日 平群の春は?

2011年03月08日 | Weblog
平群の野山は春の準備ができたかな?


長楽寺はいつも閉まっている門が開いていたので中を覗いてみた。
お堂が見えた。いつもは外から見ているサクラも全体が見える。セッコクが実をつけていた。
門の外ではオウバイやウンナンオウバイも花をつけ始めている。

平群の楽しみの一つ、イヌノフグリは元気かな?
最初に見つけた場所で探したが見つからない。なくなったかな? 
よく見ると他の草に隠れるようにして咲いていた。よかった。でも株が減った。

その後、もう1か所。前にはなかった下の石垣で何株かを見つけた。上の草地にあったものが種を飛ばしたらしい。
草地にも花をつけている株があった。 なんとか生き延びているようだ。頑張れ!


  イヌノフグリ 花は薄いピンク 3ミリぐらいの小さい花

 
白山神社近くのイヌガシ 満開         白山神社 弥勒堂


神社の森で空を見る。木に囲まれていることを実感。

 
ケイオウザクラ ツボミ膨らむ   アオモジ ツボミ 
この蕾がほどけるころには春は本番。 


花の谷は笹が繁って荒れている感じ。一方で新たな開発が行われている。
不法投棄のごみも目立った。 なんでこういうことをするのか残念だ。 
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