みどりの野原

野原の便り

3月27日 平群 アオモジ花盛り

2011年03月27日 | Weblog
お天気もまずまず、寒さも少しはましになって歩けばちょうどよい気候だった。


商店街の軒先ではコシアカツバメとツバメの古巣が仲良く並んでいる。
今年ももうそろそろツバメが帰って来るかなあ。去年の巣は利用するのかなあ。
手を伸ばせば届きそうな低いところにある巣もある。人間を敵としてではなく、警備員代わりに利用しているように見える。

 
オウバイ(左)とウンナンオウバイ(右)・チョウセンレンギョウとシナレンギョウなどを見比べて観察。


石垣のイヌノフグリは抜かれ、実を付けたままちぎれて落ちていた。いつまで健在やら。イヌノフグリの実は丸い

 
田んぼ道ではキジムシロ(写真左)・レンゲ(写真右)など賑やかに咲き始めた。
満開のホトケノザ・タネツケバナ・タチツボスミレ・・・アザミやウマノアシガタ・キジムシロ・キランソウも花をつけ始めた。

 
        ベニシジミ                 モンキチョウ
まだ冷たい風に身を縮めているよう。でもここ2・3日に比べれば今日はまだ暖かい。

 
白山神社のイヌガシの花はまだ残っていた。森の中にも1本あった。

 
尾根道はケイオウザクラが真っ盛り。カラミザクラとヒガンザクラからできた枝変わり。早咲きで切り花用の品種だが山道沿いは切られることもなく咲いている。株立ちの姿はソメイヨシノなどとはずいぶん違う。

 
    アオモジ雄花                アオモジ雌花


他の地域ではあまりないアオモジはここではもっともポピュラーな木だ。今日の観察会のメインでもある。
栽培から逃げ出したらしいが、そこここに拡がってその繁殖力はすごく、平群独特の景色となっている。
でも陽樹なので木の繁った森の中には育たないので、向こうの矢田丘陵の方には拡がってはいないと前に聞いた。
でも山が切り開かれたりしたら埋土種子となって眠っている種が一斉に芽吹くことだろう。
環境のバロメーターになるかもしれない。

今年は寒さがいつまでも続き、ハクモクレンなども開花が遅れている。

 
ケイオウザクラ・アオモジ・サンシュユ満開  レンギョウやモクレンがまだツボミで少しさみしい花の谷 右)シキミ

お昼に観察会は終わりになり、残った人たちで午後から大回りの道を「雄や・雌や」アオモジ談義をしながら帰った。

帰り道、カンザクラがバッサリと幹に近い大枝から切られていた。蕾を付けたままほおってあった。
開花前に何で~。何でこんなことするの~? 枝を出荷? そんな雰囲気ではなかった。 
せめてもとツボミのついた枝をもらって帰った。

川沿いはきれいに整備されてギンヨウアカシアなどがなくなり、山手では山を切り開いて赤々とむき出しの肌が痛々しい。

ここもどんどん変わって行くなあ。
コメント
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