第一次世界大戦前後のイギリス、アメリカ、ドイツ、フランス、ロシアの登場人物を描く。
最初は炭鉱労働者の一家のジェフリー・アーチャーのような立身出世物語かと思いましたが、いろいろな国のいろいろな立場の人間の物語を万遍なく描いている印象。
史実や実在の人物も混ざっているので、歴史をきちんと勉強していれば、もっと楽しく読めたのに、と思いました。
贅沢をいえば、登場人物たちをもっと縦横無尽に絡ませて欲しかった。
「大聖堂」みたいな作品を期待していたんだと思う。
最後の方で日本が人種差別撤廃の要求(史実)をしていて、白人の登場人物がそれをさり気なく却下するシーンが描かれているのが、イギリスを舞台にしたこういう物語にしては珍しいように思いました。
「巨人たちの落日」ケン・フォレット
最初は炭鉱労働者の一家のジェフリー・アーチャーのような立身出世物語かと思いましたが、いろいろな国のいろいろな立場の人間の物語を万遍なく描いている印象。
史実や実在の人物も混ざっているので、歴史をきちんと勉強していれば、もっと楽しく読めたのに、と思いました。
贅沢をいえば、登場人物たちをもっと縦横無尽に絡ませて欲しかった。
「大聖堂」みたいな作品を期待していたんだと思う。
最後の方で日本が人種差別撤廃の要求(史実)をしていて、白人の登場人物がそれをさり気なく却下するシーンが描かれているのが、イギリスを舞台にしたこういう物語にしては珍しいように思いました。
「巨人たちの落日」ケン・フォレット