MILESTONES (団塊オヤジのJAZZ日記)

JAZZに関わる話題を中心に、たわい無い日常を不定期に紹介しています。

団塊オヤジのJAZZ日記・・(マイルスを聴きなおしてみる・・⑮)

2010年05月28日 | Miles Davis
や~ぁ 聴いた〃〃 マイルスを聴きなおしてみようと、活動を休止する直前のライブアルバム、「アガルタ」と「パンゲア 」(1975)まできたのですが、少し(1970)までさかのぼります。

紹介するのはロックファンからも絶大なる支持を得ている、人気盤・・

JACK JOHNSON(ジャック・ジョンソン) /(1970) です。

(邦盤LPです・・)

1.RIGHT OFF
2.TESTERNOW
Miles Davis(Tp)、Steve Grossman(As)、 Herbie Hancock(ele-p, org)、John McLaughlin(g)、 Michael Henderson(el-Bs)、Billy Cobham(Ds) 

ジャック・ジョンソンは黒人としては初めての世界ヘビー級王者となったボクサーで、このアルバムは彼の生涯を描いた映画のサントラ盤として発表されたものだ。
しかしながら、マイルスには映画音楽を製作する意図などなかったようで、ロック系のメンバーを集めセッションしたものを例によって名プロデューサーのテオ・マセロが巧みなテープ編集を用いて映画音楽に仕立て上げた・・というのが真実のようだ・・。

まぁ~そんなことはどうでもよく、心地良いこのアルバムを聴いてください・・
マイルスのさぁ~やってみるべ~・・の合図により・・(これは小生の推測ですが・・笑)
John McLaughlin(g)の切れ味鋭いカッティングプレーが炸裂し、続いてマイルスの吹っ切れたようなオープンブローのペットが被さっていく・・
この瞬間が何度聴いてもかっこいい・・。 セッション状況が目に浮かぶようだ・・。

(有名なマイルス語録を・・)
・若い連中に教えながら学ぶんだよ。エネルギーはそこから得るんだ。
・オレがその気になれば,世界一のロックバンドだってつくれる。

若い連中に囲まれた、帝王マイルスの嬉しそうで、楽しそうな姿が目に浮かぶようなカッコイイアルバムである・・。

コメント
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