つくば実験植物園の熱帯山地雨林温室で咲いていました。黒紫色の花弁がとても珍しいランです。花弁の中央部分に突き出す唇弁は白色で、全体をよく見ると何かの動物にも似ているような感じがします。ペルー原産で、「Epidendrum melanoporphyrenum」と記されていました。
つくば実験植物園の熱帯雨林温室で咲いていました。薄いピンク色の花で、とても癒されます。説明によれば、コスタリカ、パナマ地域原産で、「Epidendrum centropetalum」と記されていました。自生地では、1200m位の高地に生えているようです。
つくば実験植物園の熱帯雨林温室で咲いていました。朱紅色が鮮やかでとても美しい花です。東南アジア原産で、「Ixora duffii」、アカネ科と記されていました。サンタンカに似ていますが、花は大きいです。
つくば実験植物園の温室で咲いていました。白いスズランのような花が垂れ下がって咲いており、一見ドウダンツツジのようにも見えます。南西諸島や台湾に分布するツツジ科の常緑低木で、「Vaccinium wrightii」と記されていました。ギーマは沖縄の方言名称のようです。ブルーベリーの仲間で花が終わると実がつき、黒紫色になるころには食用になるとか。
つくば実験植物園の熱帯山地雨林温室で見かけました。ヒマラヤ~マレー半島~中国雲南にかけての標高500~1500mくらいの山地地域原産です。淡いピンクの花弁と白い唇弁が清楚な感じを与えます。花に近づくとほんのり芳香がしました。落葉樹に着生するランで、花茎は下垂して写真のような花がたくさん咲いていました。
つくば実験植物園の熱帯雨林温室で咲いていました。写真のように先端がとがって見える花弁はほんのり緑色を含むクリーム色をして、唇弁は黄色を帯びて見えます。ニューギニア東部の山地で他の木に着生して生育するそうです。
つくば実験植物園の熱帯雨林温室で咲いていました。タイ、ジャワ島、カリマンタン島、フィリピンなどが原産地域で、「Cymbidium atropurpureum」と記されていました。下垂する蔓状の花茎に写真のような房状の花が咲いています。薄いピンク色の唇弁が特に印象的でした。
つくば植物園の熱帯雨林植物温室に久しぶりに入り、撮影しました。震災の影響で温室も修理中でしたが、逐次公開されているようです。写真は、褐色の花弁と青紫色の縞模様が美しい唇弁を持つブラジル原産の「ジゴペタルム・トリステ」です。
つくば実験植物園で今年も花を咲かせていました。東南アジア・ニューギニア・ソロモン諸島が原産地で、低木の木の幹に生える世界最大のらんといわれます。茎の長さは、約7m、植物の総重量は、約2tで、一つの株に咲く花の数が、10000輪を超えるという例もあるとか。自生地でも数年に1回程度しか咲かないといわれる珍しい花です。この3年間通って観察していますが、つくば実験植物園の水生植物温室の条件が良いのかこの数年は毎年咲いています。