つくば実験植物園の絶滅危惧植物管理温室で初めて見かけました。薄い青紫色の小さな花がとても可憐に見えます。屋久島の固有植物であり、その美しさから「屋久島野紺菊」とも呼ばれるようです。若い葉芽は食用にされると記されていました。絶滅危惧IA類(VU)に指定して保護されています。写真は10月27日に撮影しました。
つくば実験植物園の絶滅危惧植物展示区画で見かけました。キク科の多年草で、日本では群馬・長野・富山の高山帯の比較的乾燥した場所に自生する貴重な植物で、絶滅危惧IA類(VU)に指定して保護されています。植物名の「茵陳」とは、「カワラヨモギ」の意味を表しています。和名は高山帯の岩場に生える大型のヨモギと言うことに因んで名づけられたと説明されています。黄色い花がとても美しい花です。写真は10月27日に撮影しました。
10月の中旬ころから赤い実をつけたイイギリが目立つようになります。樹高が高いので上を見ながら歩かないと通り過ぎてしまいます。写真のように赤い実が房になって垂れ下がっています。南天の実より大きいと思いますが、別名を「南天桐」と呼ぶようです。公園木等にも使われるので見かけることがあると思います。写真は10月27日に撮影しました。
つくば実験植物園で見かけました。千葉県犬吠埼~御前崎周辺の海岸付近に生育するイソギクが栽培品種のキクと交雑してできたものだと説明されていました。花弁が白いものをハナイソギクと呼ぶようですが、写真は薄い黄色のようにも見えます。黄色い花弁の種はウラジロギクと呼ぶことがあるそうです。イソギクにはこのような比較的大きな花弁はありません。写真は10月27日に撮影しました。
10月下旬につくば実験植物園の中で紫色の実が綺麗についていました。和名の通り、ムラサキシキブより少し実が大きく数も多くついているように感じます。紫式部の変種であると説明されていました。南日本の海岸近くに分布し、葉が厚みがあって大きいのが特徴です。7月頃花が咲きますがその花もムラサキシキブより大きめに見えます。写真は10月27日に撮影しました。
つくば実験植物園では、10月中旬ころからあちこちで咲いています。別名を石蕗とも言います。台湾から日本にかけての地域で自生するキク科の多年草です。葉の表面が艶々した光沢を持っているのが特徴で、海から吹く潮風から防護しているとも言われています。写真は10月27日に撮影しました。
つくば実験植物園で10月下旬頃咲いていました。直径3㎝くらいの白い花が鮮やかな野菊の仲間で、葉や茎に白い繊毛があるので、全体に白っぽく見えるのが特徴です。四国足摺岬から佐多岬にかけての海岸周辺に生えています。この菊はその美しさから、栽培種の菊の交配親として使われています。写真は10月27日に撮影しました。
十月中旬になって、つくば実験植物園で各種の菊が咲き始めました。小輪の鮮やかな黄色が特徴のキクタニギクです。別名はその花の形状から「アワコガネギク(泡黄金菊)」とも呼ばれています。小さな野菊ですが実に存在感があります。写真は10月27日に撮影しました。
つくば実験植物園のサバンナ温室で見かけました。南アフリカ原産のヒガンバナ科の球根植物です。葉は君子蘭に似ていて、厚みがあり多肉質です。花は写真のように白い花弁に、先端が黄色い細い数多くの雄しべを付けています。その形が眉刷毛に似ていることからの和名と言われます。園芸店では、学名の一部を取って、「ハエマンサス」の名前で売っているところもあります。写真は10月27日に撮影しました。
つくば実験植物園の熱帯資源温室で見かけました。葉がショウガに似ており、名前にジンジャーとあるため、ショウガ科の植物だと思いがちですが、実はツユクサの仲間です。紫色の花が房状の花序を形成しており、とても印象的です。写真は10月27日に撮影しました。
つくば実験植物園のサバンナ温室入り口付近の屋外で咲いていました。青紫色がとても美しい花です。北アメリカ原産のシソ科の多年草で、初夏から晩秋まで花を長く見ることができます。花はサルビアの仲間独特の形をしています。日当たりを好み、寒さも関東平野部以南であれば冬越しするそうです。写真は10月27日に撮影しました。
つくば実験植物園で見かけました。美しい紅葉を見せる楓で有名です。十月下旬頃から色づき始めました。ほんのり赤くなった葉とまだ緑色がしっかりしている葉を見ると何となく絣を着たお嬢さんを思わせます。これから少しずつ赤色が増えて更に美しくなります。カナダ原産で、樹液を集めて煮詰めたものは、メープルシロップとして有名です。和名は砂糖のように甘いその味に由来しているようです。今年は紅葉の始まりが遅いように感じます。写真は10月27日に撮影しました。