つくば実験植物園で野茨(ノイバラ)の実が赤くなっていました。写真でお分かりの通り小さな実です。5~6月頃に白い香りのよい花を咲かせます。7~8㎜程度の実のように見えるのは偽果と言われ、その中に10個程度のそう果が入っていると記されています。花や実には便秘・利尿等の薬効があるとのこと。写真は10月26日に撮影しました。
つくば実験植物園のあちこちで鮮やかに紅葉する「錦木(ニシキギ)」の紅葉が始まっていました。ニシキギ科の落葉低木で、公園木や庭木などにも使われています。11月頃の紅葉がとても綺麗です。写真は10月26日に撮影しました。
つくば実験植物園の絶滅危惧植物管理棟で見かけました。土佐で発見された「唐飛簾(トウヒレン)」に似た植物であることからの和名とされます。高知県・徳島県・愛媛県の蛇紋岩地帯の特殊な土壌で生育しており、個体数が減少して絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されて保護されています。写真は10月26日に撮影しました。
つくば実験植物園の「きのこ展」で見かけた綺麗なピンク色をしたキノコでした。名前を見ると「朱鷺色平茸(トキイロヒラタケ)」と記され、食用で、生産量が少ないため高価であるとされます。成長が進むと白色になり繊維が固くなって食用に適さなくなることから、若い色鮮やかなキノコを選ぶのが良いようです。写真は10月26日に撮影しました。
つくば実験植物園で見かけました。満開を過ぎた感じで、一部花は終わっていました。花の直径はおよそ10㎝位あり、我が国の薊の中でも最も大きい種であると説明されています。富士薊の白花品種です。写真は10月26日に撮影しました。
つくば実験植物園で白い野生種(日本固有種)の「山茶花」がほぼ満開になっていました。一重咲きで平たい感じの花弁が特徴でした。椿と違って、花弁は一枚ずつ散って木の下は花弁で白くなるほどです。八重咲の園芸品種なども多く垣根などに利用されています。写真は10月26日に撮影しました。
つくば実験植物園のあちこちで、赤く紅葉した「コマユミ」を観ることが出来るようになりました。早いものは9月初めころから紅葉が始まりますが、10月半ばを過ぎると紅色が濃くなってとても綺麗です。ニシキギの仲間で紅葉が美しいことで知られています。写真は10月26日に撮影しました。
つくば実験植物園の中央広場付近で杉の大木が、所々枯れたように見えたので、大丈夫かな?・・と思って、振り返ると「紅葉杉(コウヨウザン)」と記されており、説明が記されていました。杉に似ており、幅の広い葉を持つため、「広葉杉(コウヨウスギ)」との別名があります。雌花の後に出来る球果「マツボックリ」は、10~11月頃に褐色に変化します。写真は10月25日に撮影しました。
つくば実験植物園の絶滅危惧管理地域で見かけました。紀伊半島の半日陰の湿った崖などに生育しているとされる固有種で、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定して保護されています。写真のように花は茎の上部の葉腋に一つついています。茎先に数個が下向きにぶら下がるように咲くのが特徴です。花の内側には、紫褐色の斑点が見えます。写真は10月26日に撮影しました。
つくば実験植物園で鮮やかな赤い実が特徴の「ガマズミ」です。5-6月頃小さな白い花が集まって枝先に房状に咲きます。秋になると赤い実が鮮やかになり、晩秋になる頃身に白い粉を吹いて甘みが出て、生食が可能です。そのころ野鳥の餌となるので、今年が集まってきます。赤い実は染料としても使われます。写真は10月26日に撮影しました。
つくば実験植物園の一番奥の落葉高木林で「大山桜(オオヤマザクラ)」が紅葉していました。ヤマザクラの野生品種と言われ、花の色が濃く葉がやや大きい特徴があります。北海道ではこの桜が代表的な桜です。樹高が高く写真も望遠で10月26日に撮影しました。