つくば実験植物園の熱帯山地雨林温室で展示されていました。西オーストラリア原産のフクロユキノシタ科の一科一属の大変貴重な多年生食虫植物です。茎は地面には出ず地下で分枝し、補虫しやすいような形をしています。冬の時期に写真のように補虫袋が淡い紅紫色になるそうです。長い花茎を伸ばして白い花が咲くようですが、見たことがありません。
つくば実験植物園の温室で見かけました。花は3cmくらいの可愛い花ですが、あやめの模様があり、とても美しく上品に見えます。説明によれば、アフリカ南部原産のアヤメ科の多年草(球根)で、乾燥気味の気候を好むそうです。
つくば実験植物園の日本庭園で毎年この時期に咲いています。花は、あまり大きくないですが、凛としていて存在感があります。説明によれば、ツバキとサザンカの交雑種と言われ、花弁と雄しべが引っ付いている椿の特徴と花びらが一枚ずつ散るサザンカの特徴を併せ持っています。冬の代表的な花の一つです。
つくば実験植物園で見かけた珍しい花です。ブラジル南部~アルゼンチン北部に分布しているマメ科の常緑低木のねむの木に似た花です。写真のように糸状の花弁が球状に広がって咲いています。葉は少し見えますが、マメ科独特の葉に見えます。
つくば実験植物園のサバンナ温室で珍しい花を見つけました。マダガスカル原産でキョウチクトウ科の多肉植物の花です。花の大きさは直径3cmほどで、淡い黄緑色を残したクリーム色の花です。花茎は10~20cm伸びており、その先端に数輪が咲いていました。
つくば実験植物園の熱帯雨林温室で見かけました。5弁の瑠璃色の美しい花が特色ですが、写真では日陰と日当たりの良い部分では色が大きく異なります。日陰の部分の美しい瑠璃色がお分かりいただければ幸いです。インド原産のキツネノマゴ科エランテムム属の常緑低木です。写真は1月30日に再度撮影したものです。
つくば実験植物園の資源温室で見事に色づいています。花は白い小さな花で以前にも掲載しましたが、実が見事に大きくなって実っていますので、掲載しました。アオギリ科の常緑樹で、中南米の熱帯地域に分布しています。果実は約6ヶ月で成熟し、収穫されます。この実の中に20~60個の種子を持ちます。この種子がカカオ豆(Cacao beans)と呼ばれています。コロンブスの大航海によってカカオの利用法を知り、砂糖や香辛料を加えてチョコレートとして上流階級に好まれるようになります。これが今のチョコレートに変化してきているとされます。もともとこのカカオ豆には、利尿作用とか覚醒作用などの薬効があるとされています。かつて貨幣が流通するまでは、このカカオ豆が物々交換の価値の基準であった時代もあるようです。
つくば実験植物園の温室で咲いていました。白い美しい花です。緑の葉の上に伸びた花茎の先端に数輪がまとまって咲いています。葉はギボウシに、花はスイセンに少し似ているようにも思えます。花の直径は6-8cm程度で、コロンビアが原産のヒガンバナ科の多年草(球根)です。
筑波実験植物園の多目的温室で初めて見ました。鹿児島県徳之島~琉球列島の沢沿いの岩場に生息する日本固有種です。絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定して保護されています。ロゼット上の葉の中央から伸びた花茎の先端に写真のような美しい花が咲いています。ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草です。
正月の縁起物に使われる万両・千両等の実の一つで、赤と黄色い実がついた千両です。万両と違うのは、赤い実が万両は大きくて葉の下にぶら下がるようにつくのに対して、千両は、実が小さく、葉の上に伸びて付いています。自宅の花壇に植えてもう10年を超えましたが、今年も実をつけてくれました。先日の雪で枝が少し倒れてしまいました。