つくば植物園の温室で見つけて撮影しました。名前にあるように幹は竹のような節があります。葉はやしの葉のような感じです。花は黄金色で、穂状に伸びた花茎にびっしり粟のように着いています。沖縄辺りでは、公園にも植栽されているようです。写真は、温室で生育したもので、樹高は5mくらいでしょうか。2階の観察路から見てもまだ上の方にありました。図鑑などを見ると、夏に咲く花のようです。マダガスカル原産、ヤシ科の常緑高木の花です。花は黄色い実をつけますので、遠くから見るとブドウの房のように見えます。12月1日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯資源温室で黒い実がなっていました。写真は、12月1日に撮影したものです。名前の通り、セイロン(スリランカ)が原産で、熱帯アジア~ニューギニアに分布しています。沖縄でも、街角でも見かけることがあります。学名は「Ardisia elliptica」、ヤブコウジ科、ヤブコウジ属の常緑高木です。花は淡赤白色で、5弁の星のような綺麗な花です。実は始めは赤い色ですが、だんだん黒色に変化するようです。日本のマンリョウは赤又は淡黄色の実でもう少し小さいですね。
つくば植物園の温室で咲いていました。茎の先端に付いた淡紅色の小さな花が20~30集まって半球状の花序をしています。中国南部からマレーシアが原産のようですが、最近は園芸種も多く、花の色も白、黄、紅、橙色など多彩です。学名は「Ixora chinensis」、アカネ科、サンタンカ属の常緑低木です。
つくば植物園の温室で咲いていたものを12月1日に撮影しました。説明書によれば、「バンクシア」はイギリスの植物学者Joseoh Banksがキャプテンクックの世界一周航海に出た際に、この仲間を発見したのを記念して命名された植物だそうです。オーストラリアを中心に50種余りが知られており、4月から8月にかけて球形又は円柱形の花をつけます。花の色は、黄色、オレンジ色又は赤色で、ガラス器を洗うときに使うブラシのような形状をしています。花後には黒い色の固いマツカサ状の実がなると説明されていました。温室の中では、花と実を同時に監察することが出来ました。図鑑を見ると、ヤマモガシ科、バンクシア属の木で、種類によって匍匐性のものから低木、高木といろいろあるようです。写真は黄色と言うよりは黄金色をした花でとても綺麗でした。
つくば植物園で12月1日に撮影しました。アカネ科、クチナシ属の常緑低木です。クチナシは、本州の南部から沖縄にかけて自生していますが、最近は園芸用として各地で栽培されてもいます。花は6-7月頃白い色の美しい花が咲き、時間が経つと徐々に黄色に変わります。ジャスミンのような芳香を放つ花でも知られています。11月頃には紅黄色の実をつけます。この実には、サフランの色素成分でもあるクロシンが含まれており、古来黄色の着色料として使われています。栗やたくあんの黄色い色をつけるために使われたりします。また生薬としても使われますから、実を炊飯器に入れてご飯を炊き黄飯として食べるのも良いようです。写真の木は、地元の小学生たちが観察している木で、観察のためのタグが着けられていました。
12月1日につくば植物園で撮影しました。穂の姿から「シロガネヨシ」の別名がついており、名前の起源は、ブラジル,アルゼンチンのパンパ(Pampa=草原)で多く見かける植物であり、その複数形がパンパスだからだと説明板に記述されています。晩秋から初冬にかけて、銀色の長い穂が陽に輝く様は誠に美しいものです。イネ科コルタデリア属の多年草です。葉はススキに似ており、葉の外側が固く刀のように鋭いので、触るときは注意が必要です。生け花やドライフラワーの材料としても使われていますね。
つくば植物園で見かけました。年末・クリスマスの時期の花としても定着していますね。ピンク色の花弁が反り返って咲いているのがとても綺麗です。この花弁が燃えるように見えることから和名は「カガリビバナ(篝火花)」です。中近東が原産で、サクラソウ科、シクラメン属の多年草です。
つくば植物園で開催されていた「つくば蘭展2007」の入り口の風景です。写真の下側にあるとおり、つくば洋蘭会の皆様が心を込めて育てられた多くの珍しい、美しい花を楽しむことができました。有難うございました。写真も相当数掲載しましたが、それでも会場に展示されていた花の30%以下でした。また、ランはその独特の香りをお伝えできないのが残念でした。出展者の皆様に心より感謝申し上げます。
つくば蘭展で見かけたとても美しい花です。属名:Marriottara、種名:Wakamodosa、個体名:’Ooyama'と記述されていました。淡黄白色の花は落ち着きがあって品位のある花だと感じました。
いろいろな品種のあるデンドロビュームの中の一つのようで、説明板が見えず、細部はわかりませんでした。淡紫色の花がびっしり咲いており、とても立派な花でしたので、思わずパチリ!名前はよく判らなくても花を見ているだけで癒されます。
属名はレリオカトレヤ、種名はトロピカルポインター(Tropical Pointer)で、個体名がアメチスト(Amethysto)と説明されていました。黄色い葉に紫色の点が入った斑入りの星のような5弁の花に、中央から出た赤紫色の唇弁がとても綺麗で、思わずシャッターを切りました。
独特のワイン色をした花でとても美しく咲いていました。葉は肉質ですが、茎は一段おきに反対側に出ているのが明瞭で特徴があります。緑の茎から花茎が伸びて、花の直径が4cmくらいの花を溢れんばかりにつけて、見る者を惹きつけてくれます。写真を拡大してみますと、花弁は下の2枚が大きく中央に白色の小さな花が見えます。原産地は、フィリピンで、高温多湿の環境で育つ着生植物のようです。
ラン展での説明板によれば、シンビジューム原種、属名「Cymbidium」 種名「トラシアナム(tracyanum)」と記述されていました。シンビジュームは、東南アジアが原産で、洋ランの中でも比較的低温に強いため、我が国の家庭でも比較的多く育てられ鑑賞されています。園芸店で見かける品種も多く、花の色や形も多彩ですね。写真は、原種と書かれていましたから、きっと珍しいものだと思います。色合いも落ち着いていて、いいですね。