つくば実験植物園で白い穂状の花を咲かせていました。花は葉腋から7-8㎝伸ばした花茎に穂状についています。雄しべが長く、花の外に突き出しているように見えるのが独特です。名前の由来は、以前にも書きましたが、冬の寒い時期に枯れた茎の基部に霜柱のような氷結がつくことによるとされます。写真は9月17日に撮影しました。
つくば実験植物園の絶滅危惧植物展示コーナーで見かけました。白い筒状の花をよく見るとツクバネの形をして可憐です。リネンソウ科(旧スイカズラ科)の常緑低木で、鹿児島県の奄美大島と石垣島及び台湾に分布しています。絶滅危惧IA(CR)に指定して保護されています。写真は9月17日に撮影しました。
つくば実験植物園の食の植物の多様性のコーナーで栽培されていました。食卓で見る「胡麻」の花です。アフリカ・インドが原産とされ、古くから食用として使われています。わが国へは、縄文時代の頃にシルクロードを経て伝来したと考えられています。漏斗状の白い花ですが、中には淡青紫色のものもあるように思います。秋には鞘状の実が割れて中の種子を出します。健康食品として特に成人病が気になるころから急に気になる食材です。活性酸素撃退効果があり、アンチエイジングに効果がある・・などと報道されると藁をも掴む思いで食べたり(フフフ・・)するから不思議です。そして長続きしないから期待した効果も出ない・・。花を見てもう一度チャレンジしようかな・・と思い立っています。
子供の頃暑い夏の土手でこの花が咲いていたことを思い出します。写真は白い花ですが、紅色の花もあります。わが国では全国の山野や道端で見ることができます。この植物には、健胃・整腸作用があり、民間薬として使われてきました。写真は9月17日につくば実験植物園で撮影しました。
園芸店で購入して10年くらいになりますが、毎年花壇で咲きます。白い花で、草丈は1.5mを超えます。花の香りがよくて楽しめるほか、全草を適度に切って室内に置くと、さわやかな香りがして、匂い消しになると言われています。
つくば実験植物園で咲いていました。ショウガ科独特の芳香がします。説明によれば、インド~マレーシア半島などに分布しているようです。写真のように薄いピンク色をしていますが、白い花も園芸店では、ジンジャーと称して販売しています。
初秋~仲秋にかけて美しい花を咲かせます。菊と名がついていますが、花弁が多いキク科の花ではなく、キンポウゲ科で、アネモネの仲間だと言われています。そう聞いて花を見ると花弁(実はこれは萼)がアネモネに似ているようにも見えますね。秋を感ずる花の一つです。写真は9月9日に撮影しました。
つくば実験植物園で夏の暑い中で咲いていました。秋の七草の朝顔の花と言われるのがこの桔梗だと言われています。近年キキョウも生育に適する野原が少なくなって減少していると言われます。河川の管理が自然の動植物を絶滅させる一つの要員であることを考えると複雑な気持ちになります。
つくば実験植物園で咲き始めていました。残暑が厳しい今年は、花も遅いように感じます。フジバカマは、近年自然に生育する河原などでの個体数が減少しているとのことで、準絶滅危惧(NT)に指定されて保護されています。秋の七草がわが国から消える日がくるかもしれません。赤紫色の花は、ススキによく似合うように思います。写真は10月8日に撮影した満開のフジバカマに更新しました。
つくば実験植物園で咲いていました。黄色い小さな5弁の花が集まって傘状の花序を形成しています。撫子と同じように利尿作用などの薬効があるとされます。北海道から九州の広い地域の野原に分布しています。スイカズラ科の多年草です。白い花のオトコエシも同じころに咲きます。