つくば実験植物園で今年の夏屋外で展示されていました。蓮の縁が立ち上っているのが特徴です。パラグアイ・ボリビア、北部アルゼンチン等に生育する1年草だそうです。花は夜に咲き甘い匂いでカブトムシを誘うと説明されていました。虫は蜜を懸命に吸っているうちに花が閉じてしまい出られなくなり、翌日再び開花すると外に飛び出す・・こうしてこの植物は種を保存するそうです。面白い虫媒花です。花の大きさは15cmくらいありましたが、初日は白っぽく次の日から徐々にピンク色に変色すると言われています。写真は9月23日に撮影しました。
つくば実験植物園で見かけました。毎年薄いピンク色から徐々に紅色に変化する花を仲秋のころに咲かせます。本州の山地(高山帯など)で生育しています。イタドリの花より多々大きくて薄紅色であることが違う感じです。写真は9月16日に撮影しました。
つくば実験植物園で見かけた絶滅危惧植物です。写真のように枝葉の裏側に1~2㎜程のごく小さな花が垂れるように咲いています。わが国では沖縄の海岸付近の石灰岩地域で自生するようですが、激減しており、絶滅危惧種に指定、保護されています。つくば実験植物園では、数年前までは、温室で見かけましたが、ここ数年屋外でも見ることができるようになりました。おそらく関東地方で屋外での生育が可能かどうかを実験中だろうと思います。見事に花がついていますから・・関東でも地植えでの生育が可能かもしれません。写真は9月16日に撮影しました。
この花はとても珍しい獅子咲の朝顔です。説明によれば、「青斑入握爪龍葉淡桃鼠風鈴獅子咲」、まるで呪文を読んでいるような漢字の羅列ですが、とても苦労して作出されるようです。写真は9月16日に撮影しました。
つくば実験植物園で珍しいサツマイモの花を観ました。サツマイモは、朝顔の仲間だったんですね。「サツマイモの花はなぜ咲かないのか?」と題して説明書きがありました。めったに見ることが出来ない理由は、およそ13時間以上の連続した暗い時間が続かないと開花のスイッチが入らず、わが国では夜が長くなる頃には寒くなって開花できないためであると記されていました。写真は花を付ける性質が変化した品種で、夜が短い夏でも咲く園芸品種だそうです。説明によれば、「Ipomoea batatas 'Dark Brown'」ヒルガオ科と記されていました。写真は9月16日に撮影しました。
つくば実験植物園の「変化朝顔展」で見かけた美しい園芸品種の青紫色の朝顔です。説明には、「Ipomoea tricolor 'Heavenly Blue'」、ヒルガオ科と記されていました。日常的に見かける美しい朝顔で何となく落ち着いて観察できました。
つくば実験植物園の「変化朝顔展」で見かけた台咲朝顔で、和名は「黄縮緬葉瑠璃台咲」と記されていました。写真でお解りでしょうが、葉は縮れておりやや黄色を帯びたものもあります。花は青紫と白の模様があり、雄しべと雌しべが見えます。変化朝顔の中には雄しべや雌しべが花弁に変化して種が出来ないものも多いそうです。花筒が折り返して茶台のようになっているのが特徴で、かつては、茶台咲と呼ばれていた時期がありそれが一部省略されて台咲となったようです。この花は、「車咲牡丹」の親木となっていると植物園の方が説明していました。写真は9月16日に撮影しました。
つくば実験植物園で見かけた珍しい朝顔です。赤紫色の花で葉が蜻蛉の形だそうで・・説明には、蜻蛉葉「青蜻蛉葉鮮紅色丸咲」(スカーレットオハラ)と記されていました。和名と洋銘が混在しているようですが・・まぁ・・いいですかね。とても美しい花の色です。
つくば実験植物で見かけた星咲の「紅曜白朝顔」と言われる品種です。花の中央から星形に白い模様があるのが特徴で、「曜白」と言われて愛好される品種だそうです。この花は、ひる頃まで花が萎まないのと多花性であることから、愛好家が多いとか。花の色は、紅色や青紫色ピンクなどあるようです。浴衣の模様などでもこの朝顔を図案化したものがあるように思います。
筑波実験植物園の「変化朝顔展」で見かけた朝顔の花です。一重咲きの親木で、「青抱鍬形葉紅紫深覆輪丸咲」と記されていました。文字列の書き方は、「葉の色」「葉の模様」「葉の形」「花の色」「花の模様」「花の形」を純に表現することになっているそうです。何となく漢字を読んでいるとイメージが湧いてくるような気がします。写真は9月16日に撮影しました。
つくば植物園の「変化朝顔展」で見かけた朝顔です。漏斗状の花が咲きかけてとまったように見えますが、これが立派な花だそうです。この花を持つ親から采咲が生まれるのだと説明されていました。その説明を見てみましょう。親木(一重咲)で「青笹葉藤紫切咲」と言う和名でした。何だか漢字だけの説明文と言うのも愛おしくなってきました。写真は9月16日に撮影しました。