世界らん展2011へ台湾から参加した「曽文蘭園」の出展にあった蘭を少し紹介します。最初は、数多い黄色い花が美しい「オンシジウム」です。このランは、「Dancing Orchid」と呼ばれるように、小さな花が踊っているようにも見えます。
埼玉県の日本花き生産協会洋らん部会の出展でした。蘭の花ことばが「変わらぬ愛」、「華やかな愛」、「優美な女性」だそうです。各種の蘭をふんだんに使って「愛・幸福」を橋で結んだイメージがテーマだと説明されていました。花の多さに圧倒されるとともに、香りに酔いそうになりました。
愛知県から出展された「紫苑」の展示品の一つです。花茎の色紅紫色で、花弁の先端付近が淡紅色に見えます。銘板には、朱天王と記されていました。図鑑で調べると、富貴蘭の中でも赤花系の銘品だとか。淡い紅色の花がとても上品に見えました。
富貴蘭の魅力を和の茶室で展示し多見事なディスプレイでした。何気なく置かれた富貴蘭の鉢から漂う香りと気品のある花に見とれてしまいます。本作品は、愛知県から出展された「紫苑」と題したディスプレイの一つでした。
世界らん展2011で見かけたリンコレリオカトレアの見事な作品です。説明によれば、「Rlc. Mikawa Craypas 'Yuki Uki'」と記されていました。高い位置に展示されていたため、香りは分かりませんでしたが、大きくて華やかな花は人を惹きつける魅力いっぱいでした。
都立園芸高校定時制が出展した「大きなかぶの伝説」を各種のランで表現したものだそうです。すでにミニチュアの蒸気機関車などの写真をご覧いただきましたが、全景を見せて欲しいとのご要望にお応えします。丸太で作った人形が可愛いですね。
花茎が真っすぐ長く伸びて先端に朱紅色の鮮やかな花が咲いています。説明には、「Phrag.Don Winber East Hill」と記されていました。中南米に分布するフラグミペディウム属のランのようで、独特の唇弁を持ち、美しい花です。
世界ラン展2011でひときわ目立った展示でした。都立園芸高校定時制が出展したミニチュアの風景です。ランも多く飾ってありましたが・・つい懐かしい風景に目が行ってしまいました。オート3輪車やミニクーペなどが精巧に作られており、昭和40年代と思われる風景が復元され、蒸気機関車も走っていました。まさにメルヘンの世界でした。