早いもので、今日で一月も終わります。先日1月28日につくば実験植物園へ行ってきました。春の息吹を感ずる植物の変化がみられます。多目的温室の中では、オキナワスミレが可愛くて美しい姿を見せてくれていました。写真のように淡青紫色の花で、花弁には筋模様が入っています。沖縄固有の植物で、潮風が当たる海岸の崖(一産地しか見つかっていない)に自生していますが、固体数が少なく、絶滅危惧IB類(EN)に指定して保護されていると記されていました。
花壇で園芸店で求めたキンセンカが咲いています。厳しい寒さが続きますが、日差しは日増しに強くなっており、陽だまりでは気温は上昇しています。強い春の日差しを受けて黄金色に輝くキンセンカです。写真は1月27日に撮影しました。
つくば実験植物園の林の中で春の息吹を見つけました。ミヤマウグイスカグラの芽が膨らんでいました。1月13日の写真ですが、まだ厳しい寒さの中でも植物はしっかり春の息吹を感じているんですね。小さな花が咲いてきたらまた掲載します。
つくば実験植物園の多目的温室で可愛い白い花を咲かせていました。ブルーベリーに似た花です。説明によれば、小笠原諸島の固有種で、日当たりの良い乾燥地に自生していると記されていました。ツツジ科の常緑低木で、ブルーベリーと近縁だそうです。絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定して保護され、近年父島では個体数が回復傾向にあるそうです。写真は1月13日に撮影しました。
厳しい寒さが続きますが、つくば実験植物園の多目的温室は、温度管理されていて中に入ると汗ばむほどです。そこに黄色い小さなキクのような美しい花が咲いていました。説明によれば、国内では九州南部から琉球列島に、国外では台湾からマレーシアまで分布するキク科の多年草で、日本が北限とされています。国内では、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定して保護されています。写真は1月13日に撮影しました。
つくば実験植物園の熱帯山地雨林温室廊下で展示されていました。桜色の美しい花です。説明によれば、中国原産のツバキ科常緑低木です。花の大きさは直径が3-4㎝程で、可愛い花です。ツバキ科の園芸植物の交配親として使われるそうです。写真は1月13日に撮影しました。
つくば実験植物園の熱帯山地雨林温室の廊下に展示されていました。説明によれば、コロンビア原産のリカステの原種の一つのようです。川の近くの石の多い崖の上に自生すると言われています。黄緑~黄色の美しい花です。写真は1月13日に撮影しました。
熱帯雨林で咲く美しい花です。つくば実験植物園の熱帯雨林低地温室で美しい黄色い花を咲かせていました。説明によれば、インド南部、スリランカ原産のキツネノマゴ科の常緑低木です。写真は1月13日に撮影しました。
つくば実験植物園の熱帯雨林温室で今年も美しい姿を見せてくれました。写真でお分かりのように、ビロードのような美しい葉が特徴で、白い美しい花とともに愛好者が多いランです。東南アジアが原産で、宝石ラン(ジュエルオーキッド)と言う別名を持っています。写真は1月13日に撮影しました。
つくば実験植物園の熱帯資源温室で咲いていました。この花も何回か掲載しましたが、花を見るたびにその美しさに感動します。南大東島、八丈島、小笠原諸島に分布し、一見プラスチックのように表面に艶がある独特の花が房状に咲いています。和名は「ゲットウ」と呼ばれることもありますが、「ハナソウカ」は、琉球諸島に分布する「ゲットウ」より花の大きさが大きい特色があると図鑑に出ていました。。香りのよい精油が採取でき、アロマテラピーに使われるようです。写真は1月17日に撮影しました。
つくば実験植物園のサバンナ温室で見かけた珍しい花です。小さい玉のような花序をしています。オーストラリア南東部原産でキク科の多年草です。花茎がすっと上に60㎝くらい立ち上がってその先に咲いています。ちょうど撮影した際は、花が重くなり横に倒れている状態でした。キク科独特の頭状花序をしていますが、球状であるのがとても印象的です。写真は1月13日に撮影しました。
厳しい寒さが続きますが、アブラナ科のストックは元気に花を咲かせています。昨年12月初旬頃購入した草丈の短い品種です。日当たりの良い花壇の中央付近で美しい花を見せてくれます。初夏の頃まで咲き続けますから、冬花が少ない時期には貴重な花だと思います。