つくば実験植物園の熱帯雨林温室で、2年おきくらいに大きな花を見せてくれます。今年も花芽を大きくしていました。あと数日すれば、開花かも知れません。開花は深夜で、係員が確認するようですが、その際独特の異臭を放つと言われています。写真は5月18日に撮影しました。
つくば実験植物園には、国内最大級の「山椒薔薇(サンショウバラ)」があります! 咲き始めは薄紅色をしていますが、開花とともに薄い色になります。枝には大きなトゲがあり、秋には黄葉します。葉は名前の通り、山椒に似ています。富士山周辺に自生するバラの原種とも言われ、絶滅が危惧されています。写真は5月18日に撮影しました。
つくば実験植物園の小川のほとりで「檜扇菖蒲(ヒオウギアヤメ)」が満開を迎えていました。北海道・本州中部地方以北の深山の湿原などに分布するアヤメ科の多年草です。北海道では、霧多布湿原で7月頃観ることが出来るそうです。写真は5月12日に撮影しました。
つくば実験植物園のバラ園で、写真のような薄紅色のとても美しいバラが咲いていました。説明によれば、「ピエール・ド・ロンサール 」と言うバラで、直径はおよそ10cm位ある大輪です。ほんのり良い香りがします。写真は5月12日に撮影しました。
日本海側の雪深い山林内に多く分布する「鳥脚升麻(トリアシショウマ)」です。分岐した花茎の先端部に小さな白い五弁花が咲いています。新芽は「トリアシ」と呼んで食用にし、根茎は薬用にされているとのこと。 写真は5月12日につくば実験植物園のせせらぎの近くで撮影しました。
つくば実験植物園の中央広場近くで「橡(トチノキ)」の花が咲いていました。ソフトクリームのような形をした花序です。花後に数多くの実が秋には「馬栗」と呼ばれる黒っぽい実が落ちてきます。この実は、食用になり食糧難の際貴重な栄養源となりました。また黄葉も美しい木です。写真は5月12日に撮影しました。