別に絶滅危惧種でもなく、とても珍しいという種でもないがあまり検索でも出てこない植物で奄美大島のガイドの中でも初めてだという方もいると思います。樹自体が少ないのであまり見る機会はありません。花はたいしたことはなく、奄美大島の自然好きな方は大体持っている図鑑「琉球弧 野山の花」にも花しか載っていないので皆スルーして行きます。しかし、その実を見ると、とてもユニークで可愛らしい形をしているので、一目で好きになれると思います。言っておきますが花はたいしたことはありません。言うなれば学生時代、パッとしなかった彼女が社会に出た途端、綺麗に変身したという感じです。海岸地帯の植物なので普段皆が行く金作原などを探しても会えませんよ。今の時期に実が見れ、4裂し中の種子が顔を出します。
コクテンギ ニシキギ科 ニシキギ属なので本土ではマユミ、ツリバナ等が同じ属です、アッ、マサキもそうです。
実は4つの稜があります
コクテンギの葉は3輪性、同じ場所から3枚出ます。マサキは対生、同じ場所から左右に2枚
キバラヘリカメムシの幼虫がいました