MIRACLE NATURE@世界自然遺産の島、奄美大島

奄美大島の自然観察とその他。写真、記事文の無断複製複写引用全て禁止です。

南下と北上

2009-08-27 11:46:15 | 奄美大島の昆虫 六脚類


マルカメムシ クズなどにつく





ツヤマルカメムシ ハマナタマメにつく

最新の分布状況は解らないが、図鑑によるとマルカメムシは屋久島までで、ツヤマルカメムシは沖縄までとなっている。という事はマルカメムシは南下してきてツヤマルカメムシは北上してきたことになる。最近は地球温暖化の影響や物流が昔と違って大きく変化してきている、それらの影響かもしれない。また、いろいろな昆虫が北上している。しかし、このマルカメムシとツヤマルカメムシの奄美大島での分布状況が、図鑑が正しく、まだ発表されてなければ奄美大島では初記録なのかもしれない。
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メタリックに輝くクモ/カラオビハエトリ?

2009-08-26 12:05:20 | 蜘蛛(クモ)・多足類


このクモを最初に見たときは、こんなきれいなクモがいるのかと感動したが、図鑑には掲載されていなかったので知人に聞いたらカラオビハエトリという返事が返ってきた。しかし、検索をかけてもあまり出てこないのです。それもこんなに綺麗なクモはなおさらです。こういう綺麗な模様の個体を見たのはこれ一度だけでした。



こういう模様は、今年はまだ出会ってないが一年に一度ぐらいは見かけます。
色彩の変化は雄、雌の違いだろうか

追記:その後、この種は未記載種だとわかり、自然を徘徊するうちに、出会える回数も多くなりました。専門家が調査研究しているので、そのうち学名もつくだろうと思います。

追記2:アカオビハエトリとなりました

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水辺の白い清楚な花/オモダカ

2009-08-26 11:39:31 | 奄美大島の植物(草本・木本・シダ・コケ・山野草・雑草・水草)

知人の畑の片隅でオモダカが可憐な花を付けていました。水田の雑草だが奄美大島では水田が激滅した現在、かって水田だった場所の水路などでぼそぼそと生えているのにすぎない。


雌花 花序の下の方に雌花がつく。下から順に開いていくので最初は雌花


雄花 花序の上の方につく。
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ナミエシロチョウ

2009-08-25 12:52:17 | 奄美大島の昆虫 六脚類


僕が高校時代は迷蝶扱いだったが、最近は、少ないが普通に見かけるようになりました。70年頃から南西諸島を北上したそうですが、食樹の関係で途中で止まっているようです。シロノセンダングサで吸蜜中のナミエシロチョウ♀


食樹(ツゲモドキ)の上をパトロールして交尾相手を探すオス 翅がだいぶ痛んでいます。


産卵中のメス、こちらも翅が痛んでいました


オスが交尾のため産卵中のメスに近付きましたが、拒否されてしまいました。
翅を広げ、尻を上に向けます。モンシロチョウの拒否の仕方と同じです。
上のオスも同じようなポーズをしていますが、これは飛翔中です。
メスは葉の上に止まっています。

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黄色の可憐な花が下向きにつく/モロコシソウ

2009-08-24 13:31:46 | 奄美大島の植物(草本・木本・シダ・コケ・山野草・雑草・水草)




モロコシソウの花は下向きに咲く、花を写真に写すならばホッペを地面につけながらの撮影だ。可憐な花なので見る価値はある。しかし、この植物の特徴は乾燥させると芳香を発するので、その香りを楽しむことができるのである。「奄美風土記 栄喜久元著 大和学芸図書」によると昔の人は紙に包んで箪笥の中の着物にはさんだり、若い娘は襟に縫いこんだり、髪油の中に付け込んだりして香りを利用していたそうです。
モロコシソウ サクラソウ科 山地の林の中に生える多年草
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