8月29日(月)
目が覚めて、時計を見たら4時20分。
ええっ?と思って見直したが、見間違えたわけではないらしい。
表示は無情にも4時20分過ぎ。
それでも休む理由にはならないから、とにかく少しストレッチ。
出たのが4時50分。帰ってきたのは5時20分過ぎ。
ほとんどのことをカットして、ただ歩いてきただけだから、往復で30分もかかってないかもしれない。
まあ、昨晩は量が少なかったとはいえ酒を飲んだのだ。それが寝坊の主要因ではあると思うが、今朝、体が重い等の不快感がなかったのだけは、良しとしよう。
散髪に行ったからか。それとも早朝散歩を始めて、朝、頭を洗うからなのか、この頃、髪が薄くなるのに加速がついたような気がして、鏡を見る。
「気がする」どころか、天井の蛍光灯を地肌が完璧に照らし返しているのが分かる。
外光に、髪の毛が冷静な針葉樹林のように立ち並んでいるのもわかるし、鏡の後ろの壁が、その針葉樹林の向こうにはっきりと透けて見えるのも分かる。
とてもじゃないが「室内では帽子を取るのが紳士」と言われても、頭が気になって取れるもんじゃない。
一番堪えるのが、バックミラーに映った自分の頭。
針葉樹林なら重なって見えもするが、上からの光は、ドローンで焼け野原を空撮しているかのような姿をバックミラーに映し出す。
それなら屋根を開けなきゃいいようなものだが。
だから、というわけではないが、珈琲店では常連客が居座っているのを良いことに、店の奥に座りながらも珈琲豆を買うだけで帰ってきた。
「帽子を取るのが嫌だった」のが本当のところだったんだと思う。
髭を剃らなくなって、まだ四、五日目。