(読者の声1)
5月10日午前中に米下院の監視委員会が記者会見しバイデンニュース爆弾を炸裂させました。今年の3月に財務省からバイデンファミリーに関する銀行取引記録を召喚し、その委員会で調査を進め、解析したことの中間報告的なものです。
バイデン大統領は、大統領選においても、その後大統領に就任した後も、中国からの資金を受け取ったことはないと主張していました。それが今回嘘だったと証拠つきでバレちゃったわけです。いずれも彼が副大統領当時からのものです。
中国共産党幹部と近く、人民解放軍対外工作部副部長であったとされる人物からも数百万ドルの金を受け取っていたということです。
その取引の仕組みは実に工夫されており、ペーパーカンパニーを20ほども作り、それらを巧みに介在させ、かつ金額や時期を細かく分散しており、マネーロンダリングの手口に類似しているということです。
中国だけでなく、ロシア、ルーマニア、ウクライナ、カザフスタン、メキシコ、オマーンなども含まれています。
金を受け取ってその見返りにどんな便宜を図っていたのかはFBIがちゃんと捜査しろ、いや、ちゃんと捜査してその資料も整っているのに上の方が妨害している、という内部告発もあった。今その書類の召喚とFBI長官の召喚をしているところだ、と言っていました。
彼はアメリカの国益を損なう売国奴だ、という人も出てきました。
アメリカの司法システム、議会がまともに機能すれば、バイデン大統領が次期大統領選挙に立候補するどころか弾劾されてもおかしくない大スキャンダルだと思えますが、果たしてどうなるやら。
(費府の飛行士)
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和五年(2023)5月12日(金曜日)
通巻第7746号 より