8月27日(月)
4時25分から5時まで散歩。
帰ってきた時もまだ夜が少し残っているような薄暗さ。
8時半までに朝食を終え、9時になってすぐにパン店に電話を入れ、バゲット3本を注文。
店に着いたのは12時過ぎ。パンだけ買って寄り道をせず急いで帰る。
その理由は、出掛けに台所から大きな音が聞こえてきたからだ。
金属の塊と、何か硬質の板みたいなものをぶつけたような音。
出処は見当がついていた。冷蔵庫からだ。
「いよいよ来てしまったか、買い替えの時が」。
そう思った。
怪しくなって数年。
「慌ててまた台所まで行き、かと言って原因が分かるわけもなくただ感傷に浸っていてもどうにもならない」。
台所に戻れば「昼頃受け取る」との約束が遅くなる一方だ。とにかくパンを受け取る。電器店への連絡はそれから、と決めた。
帰ってさっそく電話。
新しい冷蔵庫が届くのは配送の都合上、現物があっても翌日か翌々日。
取り寄せになれば一週間から三週間。かと言って故障時、応急に貸し出す用意などは、ないらしい。
そうなると、と別の電器店も頭に浮かんだが、後々のことを考えたらやっぱりこれまで買っていた店の方が安心できる、となる。
いずれにしても現物を見に行かなければ、ということで「じゃあ、明日にでも」と電話を切った。
電話を切ってすぐ考え直す。
「明日にすべき理由はない。他の用事のついでにやっておいた方が合理的だ」という結論に至る。
他の用事。今日の主になる用事。
それは
「今晩の酒の肴を買いに行くこと」。
冷蔵庫の調子が悪い(氷も作れない)のだから、飲む酒は限られる。
缶入りのアルコール飲料で能く冷えたものと、それに合う肴。
まず冷蔵庫を見に行って、どれを買うか決める。
ついでの要件を先に済ませて、帰りがけに本日の主要案件である酒の肴とアルコール飲料を買う。
完璧だ。
二十数年前に買った今の冷蔵庫より、ほんの少し容量の大きい黒い冷蔵庫(!)があった。
暗い台所に黒い冷蔵庫、というのも何だかなあ、と思ったので
「今のと同じ白いのがあれば、ねえ」
と、言いながら他の冷蔵庫を見ていたら、
「他店舗にあったので、一日遅れますが手に入ります」
とのこと。
数日後、今のと同じ東芝の、新しい冷蔵庫がやって来ることになる。