9月6日(水)
3時半を回って目が覚める。4時半まではウトウトしている。
そろそろ起きなきゃ、となったのは4時40分過ぎ。
ストレッチなどをして玄関を出たのは5時5分。まだ薄暗い。
薄暗いというより「まだ、暗い」、か。
散歩から帰ってきた時、まだ辺りは景色の隅に暗さが残っていた。
湿度は高い。気温だけはそれなりの「盛夏」を過ぎた「夏」の朝。
7時過ぎに習字、8時前に鮭の切り身(数年ぶりの切れ端でない「切り身」)を焼き、御飯を温めて朝食。
今日も散歩以外は外に出ていない。
雨が降りそうだったこともあるが、何より予報の「午前中は雨」に左右された。
実際は例の「天気予報は、ずれる」の名言通り、降るには降った。
降るには降ったが霧雨程度。それも夕方になって、だった。
出ていても降られることは全くなかったということになる。
まあ、そうは言ってもずれて昼頃だったりすると、それも霧雨じゃなく小雨程度だったとしても、バイクだったらそれはもう惨憺たることになる。
悲惨なことになると分かっていても、夏の暑さをその時だけ過信してしまう。「まあ、ちょっと濡れるくらいなら」、と。
日帰りのショートツーリングだってそうだけど、普通「ちょっと買い物に行こうか。雨具用意しなきゃ」なんて気にはならない。
バイクに乗り始めた時だって、雨模様の空の下「雨具を用意していきゃいいや」と、いそいそとツーリング準備、なんて気にはならなかった。
一日中バイクに乗る。「宿泊先が決まっているから」「他に休みが取れないから」等、覚悟を決めて、グローブからレインシューズまで完全武装で走り出す。確かにそれはそれで楽しいものがある。
小説「スーパーカブ」で夏の夕立対策にレインウェアを手に入れた主人公小熊が、雨に濡れずに走り切った後、まだ降り続いている空に「ざまーみろ」と悪態をついた時も、おそらく頬が緩んでいただろう。しかし、それ(雨に降られること)は全く望んでいたことではなかったわけで。
降雨を楽しみにしているバイク乗りなんて、まずいない(と思う)。
ここ数日、朝と同じく気温はやや低くなってきた。
しかし台風の影響で湿度は随分高いから、あまり気持ちはよくない。