9月1日(金)
冷蔵庫は11時前に届いた。冷蔵の力は思ったよりも弱く、なかなか冷えない。
とは言っても、一部の丁寧な会社のように、持ってきたらすぐに使えるよう搬出前に店であらかじめ冷やしておく、などということは、してないのだから当たり前と言えば当たり前。
夕方、買い物から帰った頃、やっと氷ができて受け皿に氷が落ちる音が聞こえ始めた。製氷はどうも二時間に一回くらいの割合らしい。
それでも翌日には用意していた水は全て氷になっていた。
買い物にはコペンで行く。初めに谷上。牛乳とピーナッツと缶ビール6本。
そのままひよどり台へ行き、肉・野菜等買って帰る。
こんな時でもなければシャンパン(数か月間、冷蔵庫に定住していた)は飲まない、と思っていたので今晩飲むことにした。
噴きこぼれないよう慎重にシャンパンの栓を抜く。
一杯目の二口くらいで酔いが回ってくるのが分かる。
酔いのまわる気持ちよさと共に
「開けたのは失敗だったかな。一人で飲むには多かったかも」
、と思う。
「もう一度蓋をする、って芸当はなかなか難しいし・・・。何かいい方法はないかな」
色々な方策を考えながら飲む。
気付いたら、あと一、二杯分程度しか残ってなかった。
今朝見たら、シャンパンの瓶が行方不明だ。確かに飲み切ったような気がするのだが。残してしまって、工夫もせずそのまま冷蔵庫に入れた?
だったら、もう気が抜けて不味くなっているだろうけど。それでも明後日までは飲めないんだし・・・。
とにかく八方手を尽くして探してみたけど、瓶は見つからない。
普通なら絶対に置かない、あり得ないところに片づける可能性はある。
ボケてきたら、そういうことをする。下着を仏壇に供えてみたり、目覚まし時計を冷凍してみたり。
もうボケてきたのだろうか。まだ「下着を仏壇に供えてみたり、目覚まし時計を冷凍してみたり」、はしてないけど。
(続く)