CubとSRと

ただの日記

小熊出没注意

2023年12月16日 | バイク 車 ツーリング
 11月25日(土)

 寝たのが12時半近く。そのせいで朝が心配だった。
 なんとか目覚ましのおかげで、いつも通り5時に起きることは出来た。
 散歩は5時35分から6時10分まで。
 出掛けは当然のように真っ暗だが、帰って来た時も東の山際が赤く染まり始めた程度で、辺りはまだまだ暗い。
 思ったほどの冷え込みではなく、夜露に濡れた朝。

 10時半過ぎ、神戸駅近くの珈琲店に向かう。
 11時開店だが、まだ十数分過ぎたばかりなのに思いの外、客が多く、早々に引き揚げることにした。

 明日の肴の材料は十分にあるのでまっすぐ帰るつもりでいたのだが、有馬街道を上っているうちに考えが変わる。カブに給油して帰ることにしよう。

 柳家小三治も書いていたが、バイク乗りってのは、何故かタンク一杯に給油しようとする。
 容量そのものが車に比べたら随分少ないから金額的な心配をあまりする必要がなく、それで自然そうなるとも考えられるが、反面、一円か二円の差で結果高くついてしまうような遠方のスタンドまで給油に行ったりする。「バイク乗りはバカ」と言われる所以だ。「計算もできない」、というわけだ。勿論、そこまでバカではない。

 本当のところは「一円でも安いスーパーにバスで出掛ける主婦」と同じく、買い物も給油も「ついで」。目的ではない。
 本当の目的はそれぞれ「移動時を楽しむ」ことにある。
 バイク乗りは「数分でも長く乗って居たい」。
 主婦は「少しの出費で旅行気分を味わいたい」。

 目の前にいたハンターカブのリアボックスに「小熊出没注意」と書かれたシールが張ってあるのを見つける。小説「スーパーカブ」の主人公小熊のキャラクターをイラストにしたもの。
 真新しいバイクで小さいシールながら、ヘルメットをかぶった「ないないの女の子小熊」の顔がよく目立つ。勿論、マンガ「スーパーカブ」を知っている人には、だけれど。

 信号で並んだので、「小熊のシール、貼ってありますね」と声を掛ける。
 「分かりました?」と笑顔が返って来る。
 北杜市まで行ったのだろうか。
 いいなあと思ったけれど、我が90DXには貼る場所がない。
 元々シール持ってないから考えるだけ野暮、か。
 
 明日はまた暖かくなるようなことを言っていたが、11月23日、岩津葱も売り出された筈だから、来週あたり全県下「降水確率0」の日があれば朝来まで行ってみようか。
 
 
コメント
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