12月5日(火)
雨は9時頃からということで、散歩に出た5時半頃は、成程薄曇りの中、小さな半月が天頂近くに懸かっているのに気が付く。
これならまだ雨は降らないだろう。
意外に明るいが、夜明けが近いという感じは全くない。
帰ってきたのは6時過ぎ。辺りはまだ出た時と変わらない薄暗さだった。
ただ、山の端ははっきりと見えている。
8時過ぎて、やっと「ああ、朝なんだな」と思う。
雨の降りそうな空だったし、実際気付けば雨が降っていて今も降っている。
が、いつ降り始めたのか全く分からない。
降ったりやんだりを繰り返しているのだろうとは思うのだが。
夕方になって不意に「炬燵を出そう」と思いつく。
冷え込んできたというわけではなく、ただ、何となく寒いような気がする。
いや、いつの間にか広がった寒々とした気配が、炬燵を出せば雰囲気が変わり、消えてしまうかもしれないという予感があった。
何しろ前に書いたように、今年炬燵を片付けたのは6月だ。常備品どころの騒ぎじゃない、十分に炬燵は「家具」なんだから。
その炬燵で夕食の鍋。二人前の鶏鍋に、仕上げはうどん。そして転寝。
さらに柿一個。で宴会終了。
雨垂れの音が間断なく続いている。