11月15日(水)
6時10分から6時45分まで散歩。単純に寝坊したため。
目が覚めたら5時50分だった。
先日から散歩時にはフードの付いた白いヤッケを着ている。
と言っても本格的なものではなく、ヘリー・ハンセンの簡易なものだから、山用の「ヤッケ」というんじゃなくて海用の「パーカー」と言うんだろうかと、引っ掛かってしまった。
学生時代、反戦フォークを歌うようになる前、高石ともやは「思い出の赤いヤッケ」という歌で知られていて、その伸びのある優しい歌声と後の反戦フォークの思想性とのギャップに、これまた同じく引っ掛かっていた。
早速検索。何のことはない、大方のファッション用語と一緒で意味も考えないでその時期に輸入した言葉を雰囲気で使っているだけだった。
それなりの考えがあって作り出した(使いだした)言葉には「トレーナー」とか「マスト(アイテムを略す)」なんてのがあったけど、「ヤッケ」はドイツ語の「Jacke」。Jはドイツ語ではYの発音になるから、英語なら「Jacket(ジャケッ(ト))」と発音するところを「ヤッケ」。
「外来語をそのまま片仮名日本語にして使い分けもしなかったのが戦後の浅はかな日本文化」、などと馬鹿にしちゃいけないのは「カルタ」「カルテ」「カード」が数百年にわたって順次日本語になっていった事でもわかる。
脱線したけど、「パーカー」の方はフードがついてりゃみんな「パーカー」らしい。海山に関係なく。
こちらはドイツ語ではなくイヌイットの言葉(だそうだ)。
脱線が過ぎた。
さすがに夜明けが遅くなったとはいえ、6時を過ぎると辺りはかなり明るくなっている。
明るくなってはいても11月半ば。すっかり明るくなるまでには相当時間がかかる。
昨日、カード会社からETCカードの交付について連絡の葉書が届いた。
来年の一月までに手続きをしなければ継続発行はしない、とある。理由は長期間使ってないため(だろう、きっと)。
「手続きをしてまで必要か?」と自問するまでもない。必要だ。
で、手続きをするか、それとも来年の一月末までに使用するかのどちらかで新しいカードを交付する、とある。なるほど、いい考えだ。
限りなく陰謀に近いがアトラクションに参加するような魅力がある。
面倒な手続きをするより、散歩気分で久し振りに自動車道に乗ってみるのも良いじゃないか。
思い立ったが吉日。明日は父の命日だ。朝のうちに酒を供えて家を出る。
自動車道の中、SAで酒の肴を買う。ちょっと走って帰りは下道。
そして朝供えて置いた酒のお下がりを肴と一緒にいただく、ってのはどうだ?
勿論お下がりだけじゃ足りないから、補充はするんだけど。