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令和5年3月16日に,東松島市岩崎地区において大塩水利組合主催のモミタス実演会が開催され,地区内の15名の生産者らが参加しました。
モミタスは,宮城県古川農業試験場で平成16年に開発された暗渠の疎水材であるもみ殻を簡易に補充する装置です。近年の水田の畑地利用の進展により疎水材のもみ殻の腐食が急速に進み,水田の陥没や排水機能の低下を引き起こしています。本装置は,安価な製作費用(約65万円,開発当時は16万円)と4人程度の人員で簡易に暗渠施設の維持補修をすることができます。実演会では,古川農業試験場の職員が,モミタスや施工手順の説明を行いました。参加した生産者らは,作業や施工後の土壌断面を興味深く見入っていました。当普及センターでもモミタスによる施工を初めてみる職員が多く,暗渠管の位置の特定方法や装置の強度等について質問をおこなっていました。
現在,水田転作により畑作物や露地園芸作物の作付けが拡大しており,水田における排水機能の向上は,ますます重要になっています。普及センターでは,今後もこうした活動を支援していきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班
TEL0225-95-7612
FAX0225-95-2999