宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

なすの安定生産に向けてクロルピクリン錠剤を用いた土壌消毒実演会を開催しました

2019年12月02日 13時57分58秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 大崎農業改良普及センター管内の古川地域は夏秋なすの産地として知られており,県内産なすのおよそ6割を生産していますが,近年は連作の影響で土壌病害が問題になっています。特に今年は土壌病害の被害が多く,普及センターにも多くの相談が寄せられました。

 そこで,令和元年11月26日に普及センター主催で,JA古川なす部会員を対象にクロルピクリン錠剤を用いた土壌消毒実演会を開催しました。

 資材メーカーの担当者を講師に,クロルピクリン錠剤の特徴と使い方について説明を受けた後,消毒作業の実演を行いました。古川地域ではクロルピクリン錠剤を扱った経験のある生産者が少なく,実演会に参加した生産者は熱心に説明を聞いていました。  

 普及センターでは今後土壌消毒終了後の防除効果の確認を行うとともに,「高接ぎ木なす」の導入や二次感染防止のためのハサミの消毒の徹底の呼びかけ等,土壌病害対策の取り組みを支援していく予定です。

<連絡先>  宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班  TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910

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