宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

水稲種子生産ほ場の第2期ほ場審査を行いました

2021年09月15日 11時58分09秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 登米管内では,JAみやぎ登米水稲種子採種組合が,約66haの採種ほ場で水稲の種子を生産しています。

 普及センターでは「主要農作物種子条例」に基づき,「ほ場審査」と「生産物審査」を行っており,令和3年9月1日に,「第2期ほ場審査」を行いました。

 今回の審査では,種子への異品種混入や雑草種子の混入を防止するための最終チェックを行った結果,全ほ場「合格」となりました。

 採種ほ場では,9月中旬から順次収穫が始まり,種子センターで乾燥・調製作業が行われます。

 普及センターでは,今後収穫された種子の「生産物審査」を行い,優良種子の安定供給が図られるよう支援してまいります。

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522  


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JAみやぎ登米キャベツ部会現地検討会が開催されました

2021年09月14日 15時37分16秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

登米地域は県内一のキャベツ産地で,JAみやぎ登米キャベツ部会では,柔らかく甘みのある品種を中心に,キャベツの原産地にちなんで「地中海キャベツ」の名称で出荷を行っています。

令和3年9月7日,部会員6名が参加し,登米市南方町のほ場で現地検討会が開催されました。

検討会では,普及センターからは,今後の気象とほ場の排水対策,病害虫防除について説明しました。また,現地検討の会場となった生産者からは,栽培上の工夫や連作するうえでの対策について説明があり,部会員同士栽培の工夫や連作障害対策等について活発に意見交換が行われました。

部会では今後も,良質で食味の良いJAみやぎ登米のブランド「地中海キャベツ」の安定出荷に向けた活動を継続していく予定です。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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ブロッコリー栽培講習会を開催しました。

2021年09月13日 15時37分51秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 8月19日,仙台市太白区のJA仙台秋保店において,農事組合法人あきう生産組合の構成員等を対象にブロッコリー栽培講習会を開催しました。
 同組合では,現在,水稲・大豆・そばを主体に経営していますが,今後,従業員の雇用に向けて新規園芸品目の導入を検討しています。当センターからは,その有望品目として秋冬穫りブロッコリーについて提案していたことから,今回の講習会を開催しました。
  参加者の多くは,自家用として苗を購入し,栽培した経験はあるものの,ブロッコリーの出荷経験はほとんどなかったため,生育の特徴や肥培管理,病害虫防除等基本的な技術について講習を行いました。
 講習会終了後には試作用として,秋に収穫される露地栽培用と冬に収穫されるハウス栽培用の2品種のブロッコリー苗を出席者等に配布しました。今後,収穫・出荷に向けてJA仙台と協力し,巡回による助言等を行うこととしています。

 

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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いちごの花芽検鏡を行っています!

2021年09月13日 13時10分32秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和3年8月23日から9月17日まで毎日,JAみやぎ亘理の職員と一緒に,いちご生産者の方を対象にして,いちごの花芽検鏡を行っています。

 いちごの花芽検鏡は,実体顕微鏡を使用して,定植前の苗の葉を一枚ずつめくって剥いでいきます。これで花が出てくる出蕾までの葉の数と,花芽ができているかを確認することで,適正な定植時期や出蕾,開花の時期を予想することができます。花芽分化を確認した後に定植することで,年内の収量が安定するため,花芽検鏡の結果は重要となっています。

 本年の定植は,早い人で8月20日から始まり,9月中旬頃まで定植が続く予定で,出荷開始は10月中旬以降の見込みとなっています。

 普及センターでは,いちごの安定生産に向けて,今後も栽培支援を行っていきます。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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農業経営相談所と連携し,花き農家の経営改善に向けた支援を行いました

2021年09月13日 09時32分46秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

亘理農業改良普及センターでは,農業経営相談所と連携し,専門家を活用した花き生産者の経営改善に向けた支援を昨年度から継続して行っています。

 HS経営コンサルティング株式会社代表取締役で中小企業診断士である本田茂先生を助言者として招き,前回の経営診断に続いて,今回は資金繰り表の作成に取り組みました。

 コロナウイルス感染症の影響により花き類の市況が不安定であり,先の見通しが立てづらい状況にあります。そうした中,精度を意識し過ぎずに,管理しやすい項目で,早く資金繰り表を作成すると,数字が見えて適確な行動に繋がること,実績を基にした見直しを継続することが重要であること等,本田先生から説明を受け,月別に数値を確認しながら表の作成を進めました。

 作業終了後,対象農家から今後の抱負について話があり,これまで以上に経営に前向きな姿勢を感じ取ることができました。

 普及センターでは,農業経営相談所等との連携を図りながら,管内の農業者の経営発展に向けた支援を行っていきます。

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 


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第3回宮城県米づくり推進気仙沼地方本部技術指導部会を開催しました。

2021年09月09日 13時36分43秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 管内の生育調査ほや普及展示ほ(「金のいぶき」,「だて正夢」の移植栽培,「ひとめぼれ」の湛水直は栽培)を巡回し,現在の生育状況を確認するとともに,刈取適期を確認しました。

 7月まで高温傾向で推移したため,水稲の出穂は過去最も早く,本吉の「ひとめぼれ」生育調査ほでは7月29日(前年8月5日)でした。一方,お盆頃の長雨と低温により,刈取適期は出穂期ほど早まらず,同ほ場では9月13日頃と見込まれます。管内全体では,8月2日出穂の場合,刈取適期は9月13日~23日頃と見込まれます。

今後は刈取時期が水稲の品質を大きく左右します。特に刈り遅れは食味・品質が確実に低下するため,品種に応じて出穂後の積算気温や籾の熟色を確認しながら適期刈取を行うよう支援していきます。

<連絡先>

 宮城県気仙沼農業改良普及センター      先進技術班

 TEL:0226-25-8069    FAX:0226-22-1606


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「だて正夢」及び「金のいぶき」収穫前研修会を開催しました

2021年09月09日 08時53分33秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和3年9月3日に大崎市三本木で宮城県米づくり推進大崎地方本部主催の「だて正夢」及び「金のいぶき」収穫前研修会を開催しました。

 研修会には生産者や関係機関など16名が参加し,普及センターより,展示ほの生育概況や収穫時の留意点について,また北部地方振興事務所農業振興部より,県内の生産状況や生産支援事業の説明を行いました。参加者からは「だて正夢が他のブランド米に負けないように広く宣伝を続けてほしい」「金のいぶきの生産支援事業を継続してほしい」との意見がありました。

 「だて正夢」と「金のいぶき」の栽培面積は増加していますが,特に「金のいぶき」は実需者からの需要が多く,さらなる生産拡大が求められています。

 普及センターでは「だて正夢」及び「金のいぶき」の安定生産に向けて引き続き技術指導を行ってまいります。

 

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726  FAX:0229-23-0910


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株式会社イグナルファーム大郷で栽培振り返り検討会が開催されました

2021年09月08日 14時45分47秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和3年8月31日,株式会社イグナルファーム大郷で栽培振り返り検討会が開催されました。検討会には,当普及センターや農業・園芸総合研究所の職員が出席し,今作前半のミニトマトの栽培管理や管理作業の進捗等について,気象データやウィークリーレポート,AGRIOS(生産性管理アプリ)のデータをもとに,社員と検討・意見交換を実施しました。

 今作は,LAI(葉面積指数)に基づく葉数の管理や,自動選果機の導入に伴う人員配置の改善などを行ったことで,前作よりも樹勢が安定したほか,計画的な栽培管理につながり,収量が前年同期と比べ増加するなどの効果が見られています。また,各作業担当者から,前半でうまくいった点,うまくいかなかった点について報告があり,併せて積極的に改善策の提案や意見交換等も行われるなど,社員のモチベーションが上がっている様子が見受けられました。

 当法人では,継続的に振り返りと改善を実施していくこととしており,今後もさらなる生産性の向上が期待されます。

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8410 FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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ばれいしょ生産拡大推進研修会を開催しました

2021年09月08日 12時03分59秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和3年8月25日に石巻合同庁舎において令和3年度ばれいしょ生産拡大推進研修会を開催しました。
 今年4月に作成された「みやぎ園芸特産振興戦略プラン」では,今後主食用米の需要減少が見込まれることから,水田等における収益性の高い園芸作物の生産を推進することとしています。特に,ばれいしょは,園芸作物の中でも機械化体系による管理作業が可能で,契約栽培により販売単価が安定していることから,今後の生産拡大を図るため,石巻管内の農業者及び関係機関向けの研修会を開催しました。
 研修では,カルビーポテト(株)から加工用ばれいしょの栽培全般について,県からばれいしょ栽培の流れとばれいしょの経営データについて説明がありました。
 生産者や,関係機関等約30名ほどの参加があり,栽培指導から販売を手がけるカルビーポテト(株)に対して生産者から適する栽培環境について多くの質問が寄せられました。
 当管内でも24haと大規模でばれいしょ栽培に取り組む法人があり,約3トン/10aの収量も上げており,更なる取組拡大が期待されます。
 普及センターでは今後,露地野菜の園芸振興に向けて,支援を行っていきます。


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亘理地域にて加工勉強会を開催しました

2021年09月07日 17時57分52秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 亘理農業改良普及センターでは,今年度,亘理町の特産品であるりんごとシャインマスカットを使った商品開発を町や商工会等の関係機関と連携し,進めています。

 令和3年8月31日,農家レストラン旬菜館(亘理町)にて,商品開発意向のあった生産者とともに加工の勉強会を実施しました。

 この勉強会では,加工原料メーカー 株式会社 林原の村上様を講師に招き,加工製造・販売時の課題(品質向上や販売時の品質保持,作業性の改善等)への対応策等について学びました。質問や意見交換も活発に行われ,生産者からは,今回学んだ内容をすぐ試してみたいとの積極的な感想もあり,今後の新商品開発につながる勉強会となりました。

 普及センターでは,今後も地域の特産品を活用した地域農業の発展を支援していきます

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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