宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

第2回乾田直播現地検討会が開催されました。

2023年07月24日 15時41分51秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和5年7月14日にJAいしのまき主催で水稲の乾田直播栽培の現地検討会が行われました。検討会には石巻市と東松島市の農業生産者及び関係者49人が参加し、5月の第1回現地検討会に引き続き、東北農業研究センターから講師を招き、4つのほ場を巡回しました。各ほ場で草丈や茎数、幼穂長などを確認し、今後の追肥時期や量、水管理などについて検討しました。

すべてのほ場で草丈が60~70㎝、茎数は約400~690本/㎡、幼穂長は3~5㎜と順調な生育が確認でき、幼穂形成期をすでに迎えており、出穂は8月上旬と予測されました。

令和5年の石巻管内における乾田直播による作付面積は約900haです。今年も所得向上に向けた省力・低コストの稲作を推進するために地域一丸となって取り組んでいきます。

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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(株)宮城リスタ大川で社員を対象とした水稲勉強会を開催しました。

2023年07月24日 15時40分22秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和5年7月14日に当普及センター主催でプロジェクト課題の対象法人である(株)宮城リスタ大川社員9人を対象とした水稲追肥時期の勉強会を開催しました。(株)宮城リスタ大川は東日本大震災で津波の被害から復旧した農地を中心に193haの面積で水稲を作付けしている県内でも最大規模の土地利用型農業法人です。

 勉強会では当普及センターが発行した稲作情報をもとに今年度の水稲の生育経過を説明し、追肥要否の判断、幼穂形成期・減数分裂期の判断方法、水管理、病害虫防除について座学を行いました。また、実際に水稲から幼穂を採取し、幼穂長から生育ステージを判断する方法や葉色の測定結果に基づく追肥の判定方法をレクチャーしました。社員の方々は、自分の担当するほ場の栽培管理を適切に行うため、積極的な姿勢で勉強会に参加していました。

 当普及センターは、これからも東日本大震災からの復旧農地の担い手への栽培支援を行っていきます。

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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JAみやぎ亘理いちご部会出荷反省会が開催されました

2023年07月24日 11時19分06秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 JAみやぎ亘理いちご部会の令和5年産出荷が6月20日に終了したことから、7月10日に仙台市秋保において、JAみやぎ亘理いちご部会生産者と出荷先の9市場等の関係者が一堂に会した出荷反省会が開催されました。出荷反省会を生産者も参集して開催するのは4年ぶりとなり、全体で80人を超える参加となりました。

 令和5年産は、令和4年7月上旬まで高温が続き、苗の生育は順調でした。また、中旬から天候は一転して8月にかけて曇雨天が続いたことから、いずれの品種も花芽分化は平年並みからやや早くなりました。出荷は例年通りに始まりましたが、曇天と寒波で生育が抑えられ、1月は低調な出荷量となりました。3月に入ると気温が高く推移した影響で、1日の最高出荷量4,500梱包を超える日がありました。今年産から出荷規格を1パック250gとしたことや、各市場の販売協力等により、最終の出荷量は2,267t、震災後初めて32.0億円を超す販売金額となりました。

 令和5年産の反省点を踏まえ、令和6年産に向け、JA、普及センターから、気候の変化に合わせた育苗管理や新たな取組を提案し、「とちおとめ」、「にこにこベリー」、「もういっこ」の更なる安定生産に向け決意を新たにしました。

普及センターは今後も生産に向けて支援をしていきます。

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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宮城県初!大崎地域わさび栽培現地検討会を開催しました!

2023年07月24日 10時07分10秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 わさびの消費量は近年海外で急増していますが、国内では西日本の産地を中心に温暖化による気温上昇等で生産量が減少し、深刻な原料不足となっています。

 このため、夏季冷涼な東北地域での生産拡大が期待されていることを受け、大崎農業改良普及センターでは、わさび加工メーカーの金印株式会社(名古屋市)と連携して大崎市、加美町、色麻町に栽培実証ほ場を設置し、わさび栽培の普及に取り組んできました。

 今後のさらなる栽培の拡大に向け、令和5年7月7日に、関心の高い農業者を集めた現地検討会を開催しました。加美町の実証ほ場では、試験栽培に取り組んでいる生産者から、「宮城県では初めての畑わさび栽培ということもあり、寒冷紗の設置や害虫防除等、工夫しながら栽培している」という説明があり、創意工夫してわさび栽培に取り組んでいる様子を紹介しました。参加者の中には、「所有する林間地や休耕地で取り組んでみたい」など、わさび栽培に意欲的な発言も聞かれ、今後のさらなる普及拡大が期待されます。

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

 


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第4回水稲乾田直播栽培勉強会を開催しました

2023年07月24日 09時36分39秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 仙台農業改良普及センターでは、今年度も乾田直播栽培技術を導入し水稲の収量向上を目指す生産者を重点的に支援しています。7月5日に仙台市若林区において、「追肥」をテーマに今年度4回目の勉強会を開催しました。今回は国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構東北農業研究センター(以下「東北農研センター」)の方を講師として招き、地元農業者や農協職員など12名が参加しました。
 普及センターから今年の生育状況について説明をした後、東北農研センターから追肥の時期や中干しの必要の有無等について説明していただきました。その後、ほ場3か所をまわり、これまでの生育状況や、今後の栽培管理等について現地検討を行いました。
 現地検討の中では、農業者同士で意見交換を行ったほかに、講師に対して今後の栽培管理や他地域での栽培事例等について多の質問がありました。乾田直播栽培技術の開発元である東北農研センターに直接アドバイスをしていただいたことで、今作や次期作の栽培管理の参考となったようでした。
 普及センターでは、今後も水稲乾田直播栽培の技術定着を支援してまいります。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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JAみやぎ登米花卉部会の各専門部で出荷査定会・現地検討会、栽培講習会が開催されました

2023年07月24日 09時23分12秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和5年6月に、これからの出荷最盛期や栽培開始に向けて、JAみやぎ登米花卉部会のスターチス、菊、ストックの各専門部において出荷査定会・現地検討会や栽培講習会が開かれました。
 スターチスの出荷査定会・現地検討会は6月1日に、スプレーぎくの出荷査定会・現地検討会は6月15日に開催され、それぞれ生産者7人、5人が参加しました。
 いずれも、始めに集出荷場で出荷査定会を行い、市場関係者から助言を受けながら規格・品質の目合わせを行いました。
 また、現地検討会では、今後収穫を迎えるハウスを巡回し、病害虫の発生が少なく生育・品質とも良好であることを確認しました。さらに、普及センターから今後の病害虫防除等の栽培管理や農薬の適正使用、農作業安全について情報提供を行いました。
 これから栽培が始まるストックでは栽培講習会が6月16日に開催され、生産者11人が参加しました。種苗会社の担当者から基本的な栽培管理や八重鑑別の方法などについて説明があり、普及センターから虫害防除等について情報提供しました。
 普及センターでは引き続き産地発展に向けた支援を行ってまいります。

スターチス出荷査定会の様子

スプレーぎく現地検討会の様子

ストック栽培講習会の様子

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 

 


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「蔵の華」栽培研修会が開催されました。

2023年07月24日 08時49分06秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 令和5年7月14日、気仙沼市廿一地区で、酒米の栽培を行う清流「蔵の華」廿一会(会長:熊谷公兵氏、会員12名)を対象に、栽培研修会を行いました。

 同会は市内の酒造会社2社(株式会社男山本店、株式会社角星)と酒造好適米「蔵の華」約7haの契約栽培を行っています。棚田風景が広がる同地区で、5月には酒造会社や市、JA、一般市民と連携し田植え体験会を実施するなど、中山間地の地域振興に向け積極的に取り組んでいます。

 当日は、高品質な酒米生産に向けて会員のほ場を相互に巡回し、生育状況の確認と今後の管理についての確認を行いました。途中から雨が降り出すあいにくの空模様でしたが、参加した会員からは熱心に生育状況に応じた今後の管理、イボクサ等の雑草対策に関する質問が挙げられました。

 田植え以降、高温で経過しており、雑草防除も丁寧に行われていることから、順調に生育しています。中干し完了後の葉色に応じた追肥や、生育ステージの前進に応じたいもち病、斑点米カメムシ類防除の実施について確認しました。

 次回は9月上旬に収穫適期の確認を行い、さらなる多収・高品質化を目指していきます。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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南三陸町で地域計画の説明会が開催されました

2023年07月24日 07時33分09秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

    南三陸町では、担い手に地域計画への理解を深めてもらうことを目的に、令和5年7月13日、認定農業者、営農組合等を対象に地域計画に係る説明会を開催したところ、農業者20人の出席がありました。

 始めに、気仙沼地方振興事務所の農業振興班員から地域計画の概要と地域での話し合いの重要性について説明を行い、続いて町の担当者から地域計画の策定スケジュールについて説明がありました。

 質疑応答では、「経営規模が小さくても営農意欲のある農家も農地を手放し、担い手に集積しなければならないのか」や「原野化している農地も担い手が耕作しなければならないのか」など戸惑いや心配の声が聞かれましたが、質問や意見に対して県や町の担当者から丁寧に説明されたことで、理解を深められた様子でした。

 今後、町では農業者全戸に営農意向調査を実施し、調査結果を基に各地域で「協議の場」が持たれることになっています。

 普及センターでは、地域の話し合いが円滑に行われるよう、町、JAや農地中間管理機構地域コーディネーターと連携して、地域計画の策定を支援していきます。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606


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大谷いもの販売が始まりました

2023年07月21日 11時41分34秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 令和5年7月11日より、気仙沼市本吉町の道の駅「大谷海岸」で「大谷いも」(ばれいしょ)の販売が始まりました。気仙沼市大谷地区はかつてばれいしょの産地であり、昭和30年頃には東京市場で「日本一」と称されるほど高く評価されていました。本吉地域ではこのばれいしょを復活させ「大谷いも」として新たなブランド品にしようとプロジェクトに取り組んでいます。大谷いもは、品種として、かつて生産していて農家で守り育てていた男爵薯を使い、海藻類を畑に施用して育てたばれいしょです。

 販売は今年で4年目となり、販売量は年々増加しています。道の駅内の飲食店でも大谷いもを使用したジャケットポテトやかにバーガー等を気軽に味わうことができます。7月23日には販売会が開催される予定です。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606


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JAみやぎ登米迫稲作経営部会の中間検討会が開催されました。

2023年07月20日 16時28分55秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和5年7月7日に、JAみやぎ登米迫稲作経営部会の中間検討会が開催され、生産者及び農薬・肥料メーカーの担当者等約10人が参加しました。

 部会では、肥料の脱プラスチックを目的に、ウレアホルム肥料、硫黄コーティング肥料、有機一発肥料(プラスチックのコーティングではなく、微生物で分解されて肥効が出る緩効性肥料)等の検証を行っています。

 今回は試験肥料を施用した7筆を巡回し、これまでの栽培履歴やほ場の状態を確認するとともに、葉色と幼穂長の測定を行って追肥の要否と時期について検討を行いました。

 いずれのほ場も著しい葉色の低下は見られず、順調な生育でした。部会では今後の葉色の推移を注視し、来年以降も継続して脱プラスチック対策肥料を使っていけるかどうか検討する予定です。

 普及センターでは、今後も登米管内の水稲の収量と品質の向上を目指した取組について支援を行ってまいります。

 <連絡先>
 宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
 〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
 電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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