こんにちは。就職指導室の佐藤です。
年の瀬も迫ってまいりました。
私たち就職指導室の仕事は、学校に求人をくださる企業様とのお付き合いなので、この季節になると、採用担当者の方が年末のご挨拶に来てくださったり、こちらから会社に出向いて行って社長様にご挨拶したりするのですが、懇談中に、当校の卒業生の活躍ぶりや結婚話などをお話しいただくことがあります。
そんな時は、あ~うちの卒業生が頑張ってるなぁ、昇進したんだぁ、賞をもらったんだぁ、結婚したんだねぇと本当に嬉しく思いながら聞かせていただいています。
最近、そんなお話の中でちょっと気になるワードがよく出ることに気づきました。
それは「居眠り」です。
うちの卒業生だけの話ではなく、今年の新入社員が研修中に居眠りしていまして・・とか、社員で仕事中に居眠りが多い若い子がいて、病気なんじゃないかと心配して病院に通わせたんですよ・・などなど。
確かに無呼吸症とか不眠症状で外来に通うということはあると思いますが、若者が無呼吸症?そんなに太ってないのに?そんなにストレスを感じているの?といろいろ考えたのですが、ふと思い当たることがありました。
そう、ゲームでは・・
在校生の中にもゲームに没頭するあまり、寝るのが深夜になってしまって朝起きられなくて遅刻しましたっっ、という子がいますが、なにより、私自身のことに思い至り、ハッとしました。
私は冬になるとハマってしまう趣味があります。
それは編み物です。私にとってはストレス解消で、だんだん形になっていくのを見ると達成感があって、これはゲームを攻略する達成感と同じなんだろうなと思います。
出来上がっていくのが嬉しくて、あと一段あと一段やったら寝ようと思っていると止められずに寝るのが遅くなってしまいます。
ただ、私は大人なので、人生の経験上、これ以上遅くなったら次の日の仕事に支障がある、会議中に居眠りしてしまったら恥ずかしい、企業の社長さんの前で居眠りするわけにはいかない!などと思い巡らせ自ずと手は止まり布団に入ることになります。
それがまだ若者には失敗体験として刻まれていないので気づけないのでしょう。
小さな失敗を積み重ねて大人になればいいのですが、今この時の失敗が、自分の人生に大きな影を落とすことになってしまったら、どうでしょう。
一時のゲームの楽しさにおぼれて翌日起きられず遅刻をした、居眠りをしてしまい仕事で失敗をした、会議で発言を求められた時に寝ていた、なんてことがあったら、小さな失敗では済まされず、降格されてしまったり(給料が減る‥)、会社を辞めることになってしまったりという大事になってしまいます。
今は、親や先生に「ゲームなんかやめて、しっかりしなさい。」と言われて、うるせ~なぁと反抗的な気持ちになるかもしれませんが、大人は自分の失敗体験からアドバイスをしているのですから、そのメッセージ、心の片隅にでもひっかけておいてください。
私の成果物↓ まだ製作中ですが。
出来上がるとこうなるはず?!