お客さんがアエロフロートで、モスクワ・シェレメティエヴォ空港経由で来るということでソフィア空港第二ターミナルまでお出迎え!! と思ったその日にまたムルティプラちゃんが壊れたぁァァ・・・ まァ、夜の10時半に到着する予定だから、まだまだ地下鉄も使えるかナぁ・・・と思ってサイトを見ていると飛行機の到着時間が11時半になるって表示がっ!!! ええぇーっ、地下鉄で首都の田舎村ナデジュダ区まで帰ってこれるのか?!
ソフィアのメトロのサイトとにらめっこしながら考えました。日本の時刻表みたいに縦の列が駅名になってるやつや、各駅の列車の発車時刻が各時ごとに書いてある表ってないんだよなぁ・・・う~んとうなりながら・・・ それぞれの駅の終電の時間を見ると、駅間の分数がわかるので・・・ 計算、計算!! 空港駅から最終電車が車両基地のあるスリヴニッツァ駅まで来るのに40分・・・でもこれじゃナデジュダ区の駅、あたしンちの最寄り駅「ベリ・ドゥナフ」まで来れない!! あぁウチがリューリンだったらよかったのにィ・・・市内中心部、1号線と2号線の交差する「セルディカ」駅までなら24分!! 空港発の終電1本前ならここでナデジュダ区廻りの終電に乗り換えられるゾっ!! よ~し!!
と思いつつ空港に向かうとモスクワ発の到着時刻が11時3分に。おお、これでさっとお客さんが出てきてくれれば地下鉄に間に合うか?ハラハラ・・・しながら見ていると、到着ロビーにはテレビカメラが何台も、そして花束を持った出待ちの人たち・・・どんな有名人が来るのかな?
あっ、そうだぁ!新体操でブルガリアのモミーチェたちがメダルを取ったんだった!! ・・・でもこの様子じゃあ、この便のお客さんはすぐには出てこない・・・ 23時20分、出てこない・・・ 23時30分・・・まだまだ・・・終電1本前の発車時刻も、そして終電も・・・ もうアウト・・・がっかり。というところでお客さんが出てきました。
じゃあ、どうやって帰る? 最終のバスでソフ大まで行ってタクシー? いや、それならいっそここからタクシーに乗った方がいいかぁ・・・でも,ボラれちゃうんだろーな・・・40レバは覚悟しなきゃダメかなぁ・・・ と思いつつOKタクシーのカウンターへ。
「ナデジュダまでいくらで行きます?」
(おねえさん、コンピュータの画面を見ながら)「18レバくらいですね」(ホントに?とワタシの心の声・・・)
「じゃあ、お願いします」というと携帯で運転手に連絡して、配車完了っ!! 紙を渡されて「OO番の車ね!そこ出たところで待ってるから・・・」
タクシーの運ちゃんは見た目はノリの軽い若いにーちゃんだけど言葉少なげ・・・職人っぽい道を走っていきます。「ここを通ると空港からナデジュダまで1か所しか信号にかからないんだ・・・」 おお・・・ タクシーのメーター表示は正確!そして請求された金額もだいたいカウンターで言われた通りの金額!! オオォ~。ソフィア空港のタクシーも良心的になったものです。ナハーレン(しつこい)なタクシーの客引きも全くいなかったし・・・たまたま遅い時間だったからいなかったのか、それとも排除されたのか・・・
ということで、ソフィアにアエロフロート(ブルガリアエアーの共同運航便)でモスクワ経由で来られる方、リューリン方面なら終電、ナデジュダ方面なら終電の一本前(23時37分)、NDKや高級住宅地方面のヴィトシャ行きでも終電2本前(23時21分)で地下鉄すべての駅まで到達することができますよ!最終のバスは24時20分、どうにか街の真ん中、ソフィア大学までは行けますね・・・タクシーは配車料が70ストティンキかかるけどOKタクシーのカウンターで配車してもらって、配車が完了したらすぐにタクシー乗り場に向かってくださいね!待たせてると待ち時間の料金もかかっちゃいます!
それにしても・・・いやぁ~疑ってゴメンっ!!! ブルガリアのタクシーもずいぶん使いやすくなったもんだ・・・それでも注意しないとボラれるんでしょうけど、さすがに「市内まで80ユーロ」なんてフッかけてくるヤカラはいなくなったのかなぁ?それはそれで、ブルガリアの一つの名(迷?)物がなくなったようでさみしい・・・(笑)