おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

やってきました! 熱いカフェのおいしい季節

2006-11-22 16:18:46 | まち歩き

ヒュ~っと冷たい風が吹き始めたら、気分はもう冬・・・ 外を歩く人の服装は一気にコート、ブーツへ・・・ (夏と冬の間が短いのよネ)

チョッと外出すると口から入ってくる冷たい空気で胃まで冷えそうです。そんなときは、もうそこいらじゅうにあるカフェに入ります。中はあたたか!!(タバコのケムリもくもくだけど・・・)

Cafeonthesidewalk 夏の間には外に出されていた(そしてたいがい歩道を不法占拠?していた)テント、テーブル、イスはしまわれ、もしくは少しだけ外に出されたままになっていて、天気のいい風のない日には日向ぼっこしながらのカフェで気持ちいい! (写真は夏のソフィアのとあるカフェの様子です。カフェだけでなく車も歩道を不法占拠!?)

 わたしはよく「カフェ・オビクノベノ」と頼みます。「普通のコーヒー」という意味です。コレは日本で言うエスプレッソで、デミタスカップで出てきます。ほかに、「ドゥルゴ」(=トール?でも豆の量は一杯分で水の量が2倍、つまりはアメリカン?)、「ドヴォイノ」(こっちは豆も水も、そして値段も2杯分)、「ネス」(インスタント・コーヒー)、「トゥリ・ブフ・エドノ」(=3in1つまりネスカフェにミルクと砂糖が調合されたもの)などがたいがいどこでもあります。

家に招待されて「カフェ、どう?」ときかれると、出てくるのはトルコ・コーヒーです。どこの店でも「ジェズベ」または「トルスコ」というと、それように挽いてあるレギュラー・コーヒーが100gでだいたい1レバ(70円弱)で買えます。長い取っ手の付いた専用の小さななべでコーヒーを沸かしてくれます。なべにも、そしてついでくれたカップにも底にはコーヒーかすが残る!! 友人のバリュによると、「このコーヒーかすは流してはダメだ。つまるゾ。紙で拭いてから洗うんだ。」とか。このトルコ式の入れ方、慣れるととてもお手軽です。

あと、大好きなのはカプチーノ!! これはどの店でも出しているわけではありません。あるにはあるのですが、「ネスカフェ」の「カプチーノ」の粉を溶かすだけのところが多い!! そんならうちでもできる!!(怒) でも、近所のガソリンスタンドOMVのカフェでは本格的に、ちゃんと牛乳を泡立てて入れてくれます。

Kafesussmetana いろいろと店によって違ったメニューがあって、たとえばウチの近所のカフェはホイップ・クリームが常に用意してあって1スクープ10ストティンキ(約7円)でコーヒーにのせてくれます。日本で言えばウィンナー・コーヒーかな?おいしいし、手間を考えるとおトクですよね~。 あと、ほかにもカプチーノを頼むと「カネラを入れますか?」ときかれます。「カネラ」はシナモンのこと。頼むと出してくれます。(基本的に無料。)

 スラドカルニッツァ(甘味処?ケーキ屋?)やメハナ(居酒屋)にもコーヒーがあります。ケーキと一緒に、または食後にさっぱりするのにいいですよね~。普通のカフェではお菓子を売っているので一緒にバフラ(ウェハース)をいただいたりして。

Cafeorexiq とにかく安い!! 普通のコーヒーが一杯30~50ストティンキ(約20~35円) バフラも同じくらいの値段です。そしていくらでもいていい!!・・・んだけど、よくみてると皆で集まって談笑しているグループでさえもたいがい30~40分で席を立ちます。けっこう早いなあ・・・ ご近所の主婦の皆さんは8時くらいに近所のカフェでコーヒーを飲みながらタバコをふかし、ひとしきりしゃべったら(ブルガリア人だから言うわけないけど)「どっこいしょ」という感じで家に帰って家事をするようです。(専業主婦かと思ったら、そのあと仕事に行ったりしてます。)

写真は、ペルニック市民ならだれでも知っているという近所のカフェ。藪の中のように見えますが、カフェ全体が大きな木の木陰で、夏は本当に気持ちいいんですよ。たいがいどのカフェも朝7時から営業。この国に来たらまず、カフェでゆっくりしてみてください。

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ヒゲの華麗なる生活

2006-11-16 19:42:19 | ネコ

Neneko 本日はネコブログです。

日々寒くなり、半ノラだったネコ、ヒゲは夜になると窓をガリガリ、そして「ニャ(開けろ)!!」とやってくるようになりました。

窓からの侵入は以前からお手のもの。入ってくると、「ゴロゴロ」、すりすり、「ニャ~(エサくれ)」

食べ終わると毛布の上ですやすや。あまりに寒い日だったので毛布でくるんであげました。(チョッとウザいニャ)

最近では夜だけでなく、朝寝、昼寝も・・・

でも、ごはんを作り始めると、それまでぐっすり寝ていても、起きてきて 「(グル)ニャ~♪」。特に魚のにおいがすると狂喜乱舞!!

Machineko ごはんを食べ始めると、ヒゲも定位置に座っておねだり。「ニャ~(くれ)!」

ついつい甘やかしてしまいます。Nedarineko

まあ、ネコだから「ネコかわいがり」してもいいよね・・・

でも、なんだか最近、太って顔がでかくなってきたみたい・・・ 飼い主に似てきたかな?

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ブルガリア流風邪薬?

2006-11-15 05:41:55 | ブログ

最近よく聞く言葉に「アンティ・ビオティッツィ」があります。つまりは抗生物質でしょうか。ブルガリア人が「グリップ」と呼ぶひどいカゼ=インフルエンザのような病気にかかると医者に処方されるのですが、コレが高い!!! 20レバとも30レバとも聞きます。(20レバ=1400円) ブルガリア人にとって1ヶ月の電気代くらい!! しかも私の知る範囲だけでも5人、この「アンティ・ビオティツィ」を飲んで症状が悪化した、またはかえって別のところが悪くなったと訴えています。高いうえに飲んだら悪くなるんじゃどうしましょう!? 処方の仕方が間違っているのか、それとも服用の仕方が悪いのか・・・。

「アンティ・ビオティツィなんて飲むんじゃない!!(怒)」と、私より年上の人は皆、口をそろえて言います。

「チェスンがあるじゃないの!!!」 チェスン、つまりニンニクのことです。ニンニクは日本でもたくさんの効能があると認められてはいますが・・・

「チェスンはねえ、毎日食べるとアンティ・ビオティツィと同じ効果があるのよ!!!」

スゴイ!! そこまで信頼をおいているとは。

Hanakaraninniku たとえば鼻づまりには生のニンニクを鼻につめるといいそうです。あるイギリス人の友人がブルガリア人の知り合いを訪ねたとき、ドアを開けた瞬間、その人の鼻にニンニクが詰まっているのが目に飛び込んできたとか・・・うけますね~。 私もチョッと試してみましたが・・・鼻の中にニンニクの香りが充満・・・ こりゃ効くわ・・・ というか、効き過ぎて痛い・・・

先日(頻出の)近所の友人ビオレッタが夕食に呼んでくれました。「ボブ・イ・ナデニッツァ」のスープ。ボブは白豆、ナデニッツァは腸詰のソーセージです。いつもながらおいしい。と、はて、テーブルの上にニンニクが・・・ 一株分が皿の上にむいて置かれています。

Ninniku 「ゼーマイ(取って)!!」と勧められました。

ビオレッタはこのニンニクをひとかけ取って、かじりながらスープとパンを食べていました。おおお~!?

ニンニクが体にいいとはいえ、この食べ方はけっこうキビシイものが・・・とっさに、長いナデニッツァを切って食べやすくするために出してくれたナイフでニンニクを細かく切ってスープに混ぜて食べました。スープに混ざると、ニン辛だけどチョッとおいしく感じました。そして慣れてくると・・・このニン辛がないと物足りなくさえ感じます。けっこうイケる!!

次の日、不思議なことに気づきました。いつもはバスの中や人ごみに行くと気になるブルガリア人独特のにおい(体臭?)を感じなくなったのです。あれ~!? それって私もブルガリア匂いになったってこと?? みーんなニンニクを生で食べているんですかねえ・・・ 

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今度こそズドラーバな車を買うゾ!!②

2006-11-09 19:42:04 | ブログ

あんなに「もう、こんな車はブクルク(ゴミ)だな!」なんて言っていたブルガリア人の友人たち。でもいざ車を買おうとすると

「どうして?! 車はレモント(修理)しながら乗るもんだろう? あんなに直しながら乗ってたのにもうあきらめるのか?」と反対されました。まったく、どうせいちゅうんじゃい!!(怒)

一番怒ったのはウチの「頼りになるけどアテにならない」大家のゴショでした。まあ、気の向いたときに大修理してくれたりしたけどね。でも、別の車を買おうと決意したのは、この車があまりにも周りに迷惑をかけているような気がしたからなのになあ・・・みんなはそうは思ってなかったのかな?アレレ??

Carmagazine 何とかペルニック地元民のロザンとバリュにはわかってもらい協力してもらうことにしました。まず、まだこのボルボが動くうちにソフィアに出かけてアフト・クシュティ(自動車販売店)を見て回ることにしました。同時にブルガリアの中古車雑誌や中古車情報サイト「ギョベチ」もひんぱんにチェック! 相場を調べます。そして私が唯一信頼をおいているマエストル、イヴァンにも協力を仰ぎました。どうしたらズドラーバな中古車を見つけられるの?

彼曰く、まずはメーカーを選ぶとよいとのこと。あまりいい車には乗る必要がないとのことです。「まずはドイツ車の小さな車を探せ。できれば最新のものではなく何年か前の型のほうがいい」とのこと。なぜならブルガリアは道がボコボコなので高い車に乗ってもしょうがないし、第一そういう車は燃費も悪くて部品も高い。最新の車よりも少し前の型のほうが修理しやすいそうです。でも、安くても80年代後半の車になると古くてまた故障が出てくるし・・・ 

一瞬、日本人はやっぱり日本車かな~ と思ったけど、イヴァン曰く、「チャスト(部品)がすごく高いから修理が必要なときに大変」とか。途上国では安く部品が手に入らないと敬遠されるのかな・・・ (いい車なのに・・・日本車は・・・)

今回、予算は6000レバ(約40万円)。先回一番安いレベルの車を買って苦労したので少しゆとりのある予算を組まなければなりません。保険や登録に1000レバ取っておいて、5000レバ以下でなるべく将来的に問題の少なそうなものを選ばないといけないなあ。そこでもう少し深く、広く考えることにしました。

Skoda Seat ヨーロッパの自動車会社も提携が進んでいます。たとえばチェコのシュコーダという会社はVWと提携しています。シュコーダの「ファビア」という車は中身はゴルフと同じ。「オクタビア」はパサートと同じです。またスペインのセアト・イビスという会社は、昔はイタリアのフィアットの車を作っていましたが、いまはVWと提携しています。これらの車はネーム・バリューの差で少し安く見つけることができます。そうして探してみると、たとえばVWゴルフなら88年式しか手に入らない値段でシュコーダ・フェリシアの98年式を手に入ることができることがわかりました。

こんな感じで日本ではあまり聞かなかったメーカー名に目がいくようになりました。特に旧東欧の車。ルーマニアのダキア(フランスのルノーと提携)、チェコのシュコーダ、新しいラーダ(ロシア)は韓国のメーカーと提携しています。などなど・・・ (つづく)

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ついに買ったゾ!! ロシアン・カメラ!

2006-11-07 14:50:10 | まち歩き

Fed2 ある日、友人のロザンと一緒にソフィアの友人たちに会いに行ったとき、彼はかばんから自慢のカメラを取り出し、「写真を撮ろう!」と言い出しました。カメラは何と「キエフ」!!

ウクライナの首都の名前を冠したこの旧ソ連製カメラ!! 最近のデジタル一眼レフとはまったく違う、金属のかたまりのようなカメラでした。何だか最新のデジカメを持つ事を「アタリマエ」とする日本とはずいぶん違った雰囲気・・・ (もちろん、ブルガリアでも売ってますよ、デジカメ。最新機種もありますが、日本での一型前を店頭でよく見ます。そして、こちらはまだフィルムカメラが主流です。)基本的にブルガリア人は写真大好き!で、みんなでとっては焼き増しして配ったりします。(日本みたい。)

以前から「ライカ」に興味を持っていたのですが、手が出ずじまい。でも、いろいろインターネットで調べてみると、この「ライカ」のコピーを旧ソ連で作っていたとか。第二次世界大戦の「戦利品」としてドイツから技術者や施設を持ってきて作らせたそうで、最初はまったくのコピーだったのがソ連独自の方向に進化していったんだそうです。ライカのコピーから発展したFED(フェド)やゾルキー、コンタックスから発展したキエフ・・・ んん~、チョッと欲しいんだけど・・・ でも、まったくのアンティークじゃなくて実際に使えるのがいいな~・・・

同じ旧共産圏、どこかにあるはず、と思っていたある日、友人が使っている敏腕(悪徳?)アドボカット(弁護士)の事務所に行くのにソフィアの中心部、ツムやハリの近所、バーニャ・バシ・ジャーミヤの温泉水汲み場から裏道を入ると・・・ おおお~(喜)!!! カメラ屋さん、それもデジカメとか一切なく、なんともレトロな二眼レフやトイカメラ、レンジファインダー・カメラなどがほこりをかぶって並んでいるではないですか! 

チョッと入ってみよう!! 「ドーバル・デン!」 歳は40歳くらいのおにいさんが「何をお探しで?」

「ロシア製のカメラ・・・ フェドかゾルキーに興味があるんだけど・・・」 彼は英語を巧みに使い、上手に説明します。「あんた、日本人かい? 自分はオーストラリアで仕事してたんだけど、日本人のお客はみんないい人たちだなー、いっぱい買ってくれたよ!! 何でも聞いてよ。いっぱい買ってくれたらいっぱい割引するよ!」と、超! フレンドリー。

Fed2top  「今ここにあるゾルキーは共産革命50周年記念モデルだからコレクターズアイテムだね。チョッと高くなるかな。このフェドは緑色、コレもコレクターズアイテムだね・・・」などと教えてくれました。う~む、なかなか難しいので少し考えて出直すことに。すると、店のおにいさんは「今、映画を撮ってるからほとんどいないんだ。でも店の人に言っておくから、いつでもおいで。」とのこと。Fed2case Fed2withcase

日をおいて再来店。「ドーバル・デン!」 今度は修理専門らしいおじいさん。あれ?英語を話す彼は?と聞くと、「シリアに仕事で行っている。春まで帰ってこないよ。」 でも、話が伝わっていたようでお目当てのフェドを見せてくれました。一つは黒いもの、もうひとつはセルフタイマーの付いた青いもの、そしてもうひとつは緑でした。う~ん、どれにしようか・・・とかなり考えていたのですが、黒はレンズのフィルターを取り付けるところが、どこかでぶつけたのか少し曲がっていて、おじいさんはいきなりペンチで直し始めました・・・(お~、コワ!) 悩んだすえに、緑のものに決定!

さて、どんなふうに写るんだろう?! (というより、ホントにチャンと撮れるんだろうか?)チョッとワクワクしています。フィルムを入れて写真を撮ったらまたアップしますね。

コメント (2)
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