まだまだ暑いブルガリアの田舎町ペルニックですが、日本の湿気っぽい夏も大変ですよね。ず~っと汗が出続けていた・・・ そんな感じですよね? こんなときチョッと冷たいデザートがあるとうれしく感じます。
こちらの夏季限定メニューは、飲み物だと「フラッペ」。泡立てた冷たいコーヒーです。私は必ず「ビャロ(白)」、つまり牛乳入りのものを注文しています。あと、どこでも「スラドレット」(アイスクリーム)を売っています。道端でおばさんが売っているソフトクリームや、お店にあるショーケースに入っているものも安くておいしいです。私のお気に入りは「KISS」シリーズのチョコ・チョコタイプ(チョコアイスにチョコソースのトッピング)!このアイスはほかのタイプもあってバニラにキャラメルソース、バニラにチョコソースなどなど・・・ でも、やっぱり私はチョコアイスにチョコソースが一番好き!!! そういえば、日本のカキ氷みたいなものってないなあ・・・ こちらの乾燥した暑さにはウケそうなんだけどなあ~。
家でも作れるデザートの素らしきものがスーパーに所狭しと置かれています。それで作ったデザートを今まで何回かよそのお宅でごちそうになりました。先回も、うちの大家ゴショの奥さん、スネージャがカップに入ったチョコフレーバーのものをごちそうしてくれました。プリンのような、でもそこまでプルンッとしていないような・・・なめらかな舌触りだけどチョッとどっしりしたようなかたさもあります。以前どこかで「ヤゴダ(イチゴ)」フレーバーのものをごちそうになったなあ~。とびっきり!ではないのですが、まあまあおいしい、という感じです・・・
ところで、こちらで「片栗粉」らしきものはなかろうか、たぶん英語では「スターチ」だったかな? そんな呼び名のものはないかな・・・と、スーパーで探していたのですが、なかなかありません。 から揚げや天ぷらのコロモに入れたり、カレーうどん(うどんは手に入りにくいので、使う麺はスパゲッティか、ここでなぜか手に入りやすいベトナムのフォー)のスープにとろみをつけて麺にからむようにしたいのですが・・・。
店員さんに聞こうと、辞書を調べるとスターチは「ニシェステ」とか。よし、分かったぞ!! と、いさんでスーパーに行くと・・・ ガ~ン!! なんだあ、これかあ・・・。
そのデザートの素、よく見るとフレーバー名の上に書いてあるではないですか!! 「ニシェステ」と・・・。 つまり、あのデザートはイチゴやチョコ風味の片栗粉だったのです。そのコーナーの横のほうに「ナトゥラールノ・ニシェステ」、つまり味のついていないただの片栗粉がありました。
デザートの作り方を見ると、1)冷たい水または牛乳200ccにまず溶かし、2)お湯、または温めた牛乳800ccに砂糖を加える。3)これに1)を混ぜて、カップに注いで冷やす、と袋に書いてありました。で、その通りやってみました。が・・・ 固まらない! どうして?! 書いてある通りにやったのに!!! こうなると、きちんとできるまでやってみたくなる私でした。店に行き、ほかのメーカーの似たような片栗デザートを見てみると、3)の段階で5分間混ぜながら煮続ける、と書いてありました。なるほど、そうだよね。片栗粉ならそうしないと固まらないはずだよねえ・・・。
ちなみにこの「ニシェステ」、1袋30~60ストティンキ(20~40円)くらい。またしてもブルガリアのナゾの食べ物が増えてしまったよ~!!!