おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

お手軽デザートの素の正体は?

2006-08-28 22:33:39 | ブログ

まだまだ暑いブルガリアの田舎町ペルニックですが、日本の湿気っぽい夏も大変ですよね。ず~っと汗が出続けていた・・・ そんな感じですよね? こんなときチョッと冷たいデザートがあるとうれしく感じます。

こちらの夏季限定メニューは、飲み物だと「フラッペ」。泡立てた冷たいコーヒーです。私は必ず「ビャロ(白)」、つまり牛乳入りのものを注文しています。あと、どこでも「スラドレット」(アイスクリーム)を売っています。道端でおばさんが売っているソフトクリームや、お店にあるショーケースに入っているものも安くておいしいです。私のお気に入りは「KISS」シリーズのチョコ・チョコタイプ(チョコアイスにチョコソースのトッピング)!このアイスはほかのタイプもあってバニラにキャラメルソース、バニラにチョコソースなどなど・・・ でも、やっぱり私はチョコアイスにチョコソースが一番好き!!! そういえば、日本のカキ氷みたいなものってないなあ・・・ こちらの乾燥した暑さにはウケそうなんだけどなあ~。

Krem 

家でも作れるデザートの素らしきものがスーパーに所狭しと置かれています。それで作ったデザートを今まで何回かよそのお宅でごちそうになりました。先回も、うちの大家ゴショの奥さん、スネージャがカップに入ったチョコフレーバーのものをごちそうしてくれました。プリンのような、でもそこまでプルンッとしていないような・・・なめらかな舌触りだけどチョッとどっしりしたようなかたさもあります。以前どこかで「ヤゴダ(イチゴ)」フレーバーのものをごちそうになったなあ~。とびっきり!ではないのですが、まあまあおいしい、という感じです・・・

ところで、こちらで「片栗粉」らしきものはなかろうか、たぶん英語では「スターチ」だったかな? そんな呼び名のものはないかな・・・と、スーパーで探していたのですが、なかなかありません。 から揚げや天ぷらのコロモに入れたり、カレーうどん(うどんは手に入りにくいので、使う麺はスパゲッティか、ここでなぜか手に入りやすいベトナムのフォー)のスープにとろみをつけて麺にからむようにしたいのですが・・・。

店員さんに聞こうと、辞書を調べるとスターチは「ニシェステ」とか。よし、分かったぞ!! と、いさんでスーパーに行くと・・・ ガ~ン!! なんだあ、これかあ・・・。

そのデザートの素、よく見るとフレーバー名の上に書いてあるではないですか!! 「ニシェステ」と・・・。 つまり、あのデザートはイチゴやチョコ風味の片栗粉だったのです。そのコーナーの横のほうに「ナトゥラールノ・ニシェステ」、つまり味のついていないただの片栗粉がありました。

デザートの作り方を見ると、1)冷たい水または牛乳200ccにまず溶かし、2)お湯、または温めた牛乳800ccに砂糖を加える。3)これに1)を混ぜて、カップに注いで冷やす、と袋に書いてありました。で、その通りやってみました。が・・・ 固まらない! どうして?! 書いてある通りにやったのに!!! こうなると、きちんとできるまでやってみたくなる私でした。店に行き、ほかのメーカーの似たような片栗デザートを見てみると、3)の段階で5分間混ぜながら煮続ける、と書いてありました。なるほど、そうだよね。片栗粉ならそうしないと固まらないはずだよねえ・・・。

ちなみにこの「ニシェステ」、1袋30~60ストティンキ(20~40円)くらい。またしてもブルガリアのナゾの食べ物が増えてしまったよ~!!! 

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スペシャルデーは鶏の丸焼き♪

2006-08-22 01:24:54 | ブログ

街を歩いていてふとい~におい・・・あっ、ピレナ・グリル(鶏の丸焼き)売ってる♪もう見るだけでヨダレが・・・ ゴックン。チキン大好きな私にはスゴイ誘惑です。ブルガリアではグリルまたはスカラという表示があるところでは鶏肉だけでなくキョフテ、ケバブチェなどのひき肉調理も楽しむことができます。

Pilegril  この鶏の丸焼き、一羽で300~400円くらい。生で買うのと値段があまり変わらないので、ついつい手間のかからない焼けたものを買ってきてしまいます。値段により大きさもまちまちですが、パリッと焼けた皮がおいしくて・・・ビールがすすみます。

 ところで、豚肉がおいしいブルガリアですが、鶏肉もおいしいです。ブルガリアでは特に、夏は白身で軽い鶏肉の季節なのだそうです。でも、野菜にくらべるとやはり高く、「お金がないから今日は鶏肉」と言うわけではないのです。ただ、スーパーでは、部位によってはものすごく安い!!! 心臓は1パック300gくらい入って200円くらい!砂肝などは100円くらい!!です。思わず買ってきて、ニンニクと塩をつけて焼いて食べました。お~い~し~~~っ!!!

鶏の丸焼きは結構大きくて、何回かに分けて食べるくらい。(鶏だけでなくサラダとかほかのものも食べるしね。)モモやムネ、ささみなど付いています。(あたり前か。) 基本的にはピレナ・グリルはお持ち帰りが多いのですが、半分ずつお店で食べられるところがあります。スーパー「ビラ」のカフェでも焼きたてのモモ肉とガルネトゥーラ(付け合せ)つきで2レバすこし(150円くらい)でありますし、特にお勧めはソフィアのセントラル・ハリ(中央市場)の横の歩行者天国の通りを入ったところにあるレバノン料理屋さん。ポロビンカ(半分)が3.5レバ(250円くらい)でお店で食べられます。(レバノン人の経営なのでアルコール飲料はなく、ビールはノン・アルコールしかありませんが。)

でも、たまには家で作ってみようと思い、生の鶏をホールで買ってきました。塩、コショウをよーくすり込み、ニンニクもすりおろして内側にぬりこみました。さらにオリジナルでジャガイモ、玉ねぎ、にんじんなどを切って鶏肉と一緒にトレーに入れてみました。オーブンに入れて低温でじっくり焼いて待つこと2時間。ジュージューといい感じに焼きあがりました。そのおいしかったこと!!!

でも、はじめのほうにもふれましたが、生の丸鶏は1kgあたり160円くらい、それも安売りのとき。一羽だと1.5kg以上あるので250円以上かかる計算です。(それでも日本で某ケXタッキーで食べるよりはケタ違いに安いけど・・・) それならば、焼き立てのチキンを、近所のTマーケットで一羽350円くらいで買ってきたほうが(Tマーケットだけ、チキンがなぜかほかの店より1レバくらい安いんです。)手間もかからないし、いいなあ。 いずれにせよ、おいしいけど普通の食事とくらべるとずいぶんと高いものになってしまいます。あまりにおいしいこのピレナ・グリル、スペシャルな日だけ食べられるごちそう♪ということになっています。でも、いろんな理由をつけて今日もスペシャルな日にしちゃおうかなあ・・・ ムフフ。

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最近がんばっているレストラン

2006-08-18 20:38:28 | まち歩き

用事があってたまにソフィアのアパートに戻るときがあるのですが、もうムラドスト1丁目あたりは開発ラッシュで工事、工事、工事・・・。通行止めの通りもあってバスのルートも変えられてしまっています。もうすぐ(?)地下鉄が来るそうでムラドストのメインストリートは活気にあふれて見えます。(田舎ペルニックに比べるともうぜーんぜん進んでる!)

でも、あいかわらず、ムラドスト1丁目はレストランが少ない! 共同市場があるので食べ物には困らないのですが、友人とゆっくりはなしたいと思うときにいい場所がなくて困っていたのでした。

今回も、仕方なく近所唯一のメハナ(まあ、居酒屋と言うか、食堂見たいなところ)「セブン・センス」に行きました。いつもカウンターに行って注文して自分で持ってくる、もしくはもってきてもらう方式です。あんまり対応はよくないのですが、味はまあまあ・・・。ひさびさに入って席にかばんを置いて財布を持って注文に立とうとすると、例の対応があまり親切でなかったセルビチョール(ウェイター)が、

「ドーバルデン! ザポビヤダイ!」(こんにちは、さあどうぞ) と、メニューを持ってきてくれました。オオッ?チョッと対応が変わったかな?メニューを見ると肉、魚料理の種類が以前よりも豊富になっています。これは!! と思い、今まで頼んだことのないものを頼んでみよう、とムサカを注文すると、「キセロ・ムリャコ(ヨーグルト)はいかがですか?」(ムサカに好みでかけるので)と聞かれました。 と、とにかく同じセルビチョールとは思えないほどの対応のよさ!!! ふと、入り口ドアに目をやると「星マーク」が1つ付いていました。

Starandmenu この星マーク、「ミシュラン」のように3つくらいまでランクがあって、入ってみて、おいしい、対応がていねいだな、と思うレストランにはどこもこれがドアに貼ってあります。さらにはレストランだけでなく、スーパーに併設されるカフェテリアにもカフェテリアとしての星が付いていたりします。今後開発の進むソフィアのこのあたりでこの「星マーク」をとったんだなあ。と納得。 もともとブルガリア人は商売気がなくアイソが悪い(?)人が多い(特にお店やレストランに関しては)のですが、それではどうもダメらしいと言うことに気づいてきたのかも。

でも、この「セブン・センス」のすぐそばに新しいレストラン発見! 1週間後にまたムラドストに行く用事があったので、今回はそちらに入ってみました。おいしいし、セルビチョールカ(ウェイトレス)もかわいくてやさしい!見るとここも星が1つ付いていました。そーかー!こういうライバルがどんどんできることもあって皆対応がよくなっているのかもね。このとき、やーっと私は「ここも資本主義っぽくなってきたなー。」と思えたのでした。

ちなみに、ソフィアから電車でペルニックに帰る際に使う「ザハルナ・ファブリカ」駅。すぐ前にかわいいメハナがありますが、ここも星ひとつ! (写真の星とメニューはここのものです。食堂なんだけどカテゴリーじゃファスト・フードだってさ。)セルビチョールはアイソがよくて親切。そしてときどき「ペベッツァ」(歌手)が生で歌っています。リクエストにも応じてくれるところを見るとどうも「流し」に近い感じ。こういう生歌の聞けるメハナって結構あるんですよ! ただ、ペベッツァのレベルはまちまち。時々、「ハイデ! ダイ ミ ミクロフォン!! アス シュテ ペヤ!!!(怒)」(=マイクをおよこし! 私が歌うわ!!!)と言いたくなるほど歌も選曲もダメな歌手もいますが・・・

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夏の散歩のおとも・・・ジャンキ

2006-08-14 03:03:31 | ブログ

乾いた夏・・・ここしばらく、ここブルガリアの田舎町ペルニックはそんな感じです。去年は「日本のジメジメした暑さよりもマシ」と思えていたのですが、なかなかこの乾燥した暑さもあなどれません。

まず、朝晩の涼しいこと!! 日中汗をかいたままでいると身体をこわしそう。それに、日本にいたときはドコでもクーラーがかかっていたから、スーパーや飲食店に入れば身体を休めることもできました。家にいるとき、クーラーがイヤなら「除湿モード」でもずいぶんと違ったのでした・・・が、こちらはクーラーがついているところがほとんどありません! 一般家庭は言うまでもなく、カフェでも、窓のほとんど(または、まったく)開かないバスでも・・・ そして、どこもかしこも乾燥していて、普通に「除湿モード」。つまり”逃げ場”がないのです!!! まあ、セヤンカ(日陰)に入ると少しはいいけどね。 日中の最も暑いときに外を歩いたら脳みそが乾いてカラカラになりそうです。(だから、昼の2~4時くらいは、ポチフカ(お休み)。みんな木陰でウダウダしゃべっています。)

それに、みんな日傘や帽子を使いません。暑い日は、女性は肩出し、へそ出し、背中出しの「ビーチ・ファッション」、男性は・・・Tシャツ、短パン。(もしくは上半身裸!、時々食堂のおじさんがこの格好にエプロンをして、汗だくでキョフテを道端で焼いています! 女の人がしてたらすごくセクシーかも・・・) この短パンは木綿のチェック柄で、私から見ると下着のトランクスみたい! 私にはそんな格好はムリ!!!

でも、そんな日でも用事があって友人のヒゲおじさん(頻出の)バリュと一緒に隣町ラドミルに行かなければならなくなりました。

バスから降り、道を歩いていくとき、バリュおじさんはその辺の木をいきなりひっぱり、ブチブチと何か実を採り始めました。おいしい木の実がその辺どこでも取り放題! あ~これがブルガリアのいいところだよね~。誰かの家の木でも公の歩道まで垂れ下がってきているものはふつう許可をとらなくても取っていいようです。日本のものとはくらべものにならないほど大きくなった桑、先日書いたチェレシュ、ビシュニなどのサクランボもあります。

そんな中、一番多い木がジャンカ(複数形でジャンキ)。青い実はとてつもなくスッパ~イ!! でも、梅とは違って生で食べられます。見た目はサクランボをチョッと大きくしたくらい、青いときの食感はリンゴに近い(?)かな~。中には種が一個。熟れてくると黄色いの、赤いの、黒っぽいのといろいろ出てきます。こういうのを食べると、「これってプラム系??」と思ってしまいます。この木の日本名は?? なんでしょうね~。ご存知の方、教えてください!

バリュと歩きながらその日は、その「スッパ~イ」ジャンキを10個以上食べたのでした。すると・・・夜、家に戻ってみたら体がラク!! あまり日中の疲れを感じません。ビタミンでも入っているのかな??

次の日、バリュおじさんはトルビチカ(スーパーなどの買い物袋)を私にくれました。ズシッと重いけど、これ、何?

Janki 「ジャンキだ! 好きだろう?!」

おお~っ!でも、こんなに食べたら歯がうきそう・・・ というわけで少し食べたら残りは砂糖と一緒にビンに入れてウォッカを注いでみました。「梅酒」ならぬ、「ジャンキ酒」。チョッと1ヶ月くらいは漬けて試してみようと思います。

ちなみに、いまどこもかしこも良く熟れたジャンキがなっています。味見した感じでは赤、黒、黄の中では黄色のジャンキが一番甘くてジューシー。無料で手に入るこのジャンキを求めて手押し車や自転車にバケツを載せて道端や山、野を駆けめぐり、集めたジャンキを持ち帰る姿をよく見ます。ラキヤやネクターを作るそうですよ! ジャンキのラキヤはまだ飲んだことないな~。おいしいのかな・・・。

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ピッツェリアが人気です。

2006-08-10 21:01:24 | まち歩き

ブルガリアでもイタリアンは人気で、スーパーでもパスタを売っているコーナーはずいぶんと大きく、いろいろな種類のパスタを売っています。またパンを焼くときに使うイーストはブルガリア語では「マヤ」といいますが、ドライ・イーストも生のイーストもどこでも手に入り、これを使うとすぐにピザが家でも焼けます。小麦粉も1Kgが30~35円くらい。小麦の香りがして結構おいしい気がしますのでピザもおいしく焼けるはずです!!

以前に住んでいたソフィア、ムラドストのパザールには大きなホールのピザを焼いて8~12等分にして一切れを1レバ20(前は1レバ=70円)だったけどで売っているピッツェリアが2軒ありました。またレストランのようなピッツェリアもあり、ここではサラダやグリルもありますし、何より注文を聞いてから焼くアツアツのピザを楽しめます。

ブルガリアでピザ??と最初は思いました。が、何も料理したくないときに気軽に近所のお店に走っていって食べられるものがあるのはホントにありがたいものです。またブルガリアには安くておいしいチーズや野菜、ハム、サラミ、ベーコンなどの素材が豊富にあります。おいしいんだからいいや、なんて思ったりします。

Pizzeriasofia でも、売れているおいしいピッツェリアはどこにでもあるというものでもありません。人気のある店とそうでない店はおのずとはっきりするようです。私のお勧めはNDK(エンデカ=国民文化宮殿)前の公園の、トロレイ(トロリーバス)が走っている通りのはす向かいにあるピザ屋さん。ここもホール・ピザを切り売りするタイプです。半地下のキッチンから焼きたてのアツアツが出されて歩道にあるショーケースにならびます。のってる具はシュンカ(ハム)、グビ(マッシュルーム)、サラム(サラミ)などなど・・・ ならぶそばから売れて行きます。人気の秘密は厚いピザ生地。なのにクリスピー、そしてとろけ落ちそうなたっぷりのチーズと具・・・ボリューム満点です。売り子が時々アイソのいいモミーチェだったり(「日本語をいくつか知ってたけど、忘れちゃったわ」なんて言ってました。)、モムチェ(男の子)も英語で話しかけてきたりと、なかなか気が利いています。

ブルガリアでもうひとつのタイプのピザは、直径18cmくらいのピザを注文を聞いてから焼くテイクアウト専門店。このタイプのピザ屋はどこの町にも必ずといっていいほどあり、やはり1枚が1レバから1レバ20くらい。ペルニックの中心にもこのタイプのピザ屋が2軒あり、いつも行列ができているのですが、私はサモコフのアフトガーラ(バスセンター)のほうが好きだったな~・・・。グビかクラスタビチキ(きゅうりのピクルス)が選べます。

Pizzasofia  でも、ブルガリア人風にピザを食べるとなるとこれがチョッと日本人から見ると変わっていて、ヨーグルト風味(?)のするブルガリアのマヨネーズをたーっぷりとこれにかけて食べるのです。5人中4人までがマヨネーズをかけます。私も試してみましたが・・・ちょっとビミョー。私はブルガリアのマヨネーズよりチェスノフ・ソス(ニンニクの利いたヨーグルト風味のソース)のほうが好き。ソフィアのお気に入りのピザ屋にはいつもこれがあるのがいいところです。ピザ、マヨネーズをかけなくてもおいしいぞ!! と思うけど、ヨーグルトやチーズをなんにでも使うブルガリア人にはピザのチーズだけでは物足りないのかな・・・?

コメント (3)
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