おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

しょっぱいゾ! 地元FM局

2005-08-30 19:36:26 | ブログ
localFM


1980年代に10代をすごした私にとって、青春の音楽というのもやはりこの頃のものです。
でも、洋楽も邦楽も次から次へ新しいものが出てきて、「ついていけない・・・はあ~」。もう外国にいるのでなおさらです。
でも、懐かしい曲が、最新のものを放送するはずのメディアで毎日かかるのも考えものです。
よくかかるのが「マイケル・ジャクソン」!! ブルガリアの人たちはあの裁判所から出てくる人物と、この曲を歌っている人物が同じだってわかっているのでしょうか?
ブルガリアではバスやトロレイの運転手がラジオを聞きながら仕事をしていて、時々FMがかかっているのですが、先日「トロレイ・ペット(No.5)」のある運転手は、「スリラー」がかかったとたんボリュームを最大にしました。運転しながら踊るつもりでしょうか?(安全上問題がないのなら踊ってほしいところですが・・・)
また、近所の「フィットネス」(ジム)に行ったときなどは「ビリー・ジョエル特集」でした。
「アレン・タウン」「アップタウン・ガール」など、思わず、「歌えるゾ!!!」と思ってしまいました。
日本にビリー・ジョエルの大ファンの友人がいたなあ~、彼はいつも「素顔のままで」を歌って、「ベイブ!!」って力をこめてさけんでいたっけ、なんてつい彼の疲れたうしろ姿を思い出してしまいました。
ケニーGなどのイージーリスニングもよくかかります。そして気がつくと、懐かしい「デュラン・デュラン」、「クイーン」(キムタクのドラマで使ってたな、あのアイスホッケーのやつ)、さらに古くなって「ビートルズ」、もっとさかのぼって「フランク・シナトラ」「ディーン・マーティン」などなど・・・・
「しょっぱさ」では負けないこの私もさすがにこのしょっぱさには参ります。それぞれのFM局の番組が、ディレクターの好みとその「持ちCD]で構成されているんじゃないかと思うほどです。「この曲、またかかってる!!」って思うことがしばしばなので。どの放送局も「たなつか」、つまり山O達郎さんの番組じゃないですが「棚からひとつかみ」しかない、ということでしょうか。
(私の大好きだった「サンデー・ソングブック」、こっちで聞けなくて少々さみしい・・・・)


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そんなに簡単に買えるの?

2005-08-29 18:26:46 | ブログ
「ヨーロッパの三重県」
友人の一人がブルガリアのことをそう評しました。なぜかというと三重県はいつも近畿地方か東海地方かで議論になるからだそうです。(三重県の皆様すみません。)
先日も少し書きましたが、ここブルガリアも、ヨーロッパの他の国からすると、
「え~っ、あそこはヨーロッパじゃないよ!!」といわれてしまう国なのです。
確かに食文化や人々の様子が中東の影響を受けているように見えます。そしてすぐ隣がトルコ、そしてそのむこうにはシリアやイラクなど、本当に中東の国があるわけです。(こうしてみると、ブルガリアとイラクは本当に近いんだなあ)

でも、ブルガリアはもうすぐEUに加盟する、もしくは加盟したいと思っているようです。現在経済的に好調に見えるEUは拡大の方向へ動いているようで、2007年からここブルガリアもオブザーバー参加するそうです。しかし、政治、経済上の混乱や上から下までまったくの汚職体制、穴ぼこだらけの道など、友人たち(特にヨーロッパ出身者)は、「ぜ~っつたいに(力をこめて!?)無理っ!!!」といっておりますが・・・・。
construction1

そのせいもあってか、ほかの国(特にイギリス)ではこの国の不動産を買うのがブームになっているようです。新築のオフィスビルやアパートが次々に建てられていますが、きれいに仕上がったときにはすでに売り切れだそうです。(でもアパート本体がきれいに完成しても周りの道路をきれいに舗装したり、周りの土地を庭のようにきれいに仕上げなければ居住許可が下りないらしく、新築アパートを買ったのにいまだに住めず、ほかのアパートを探さなければならない人もいるとか・・・)
でも、本当のところは、すぐに誰かが入居するわけではなく、結局は投資の対象として、または借家にして家賃収入を得ようという目的で購入する人がほとんどのようです。

先日、自分の「城」を購入した友人に部屋を見せてもらいました。築10年で6階建ての6階(エレベーターなし!)、キッチン、広~いLDK、ベットルーム、さらにロフトが付いてそこにバスルーム、ベットルームそしてウォーキングクローゼットつき。さすがに値段は聞けませんでしたが、「苦労して見つけた、値段と現物の価値の折り合う物件」だったようです。
でも、彼によると、「今なら13000レバで50平米のワンルームなら買えるぞ、何なら、ぼくが探して買ってあげて、アパートとして貸してあげようか?」とのこと。

13000レバといえば約91万円。日本なら軽自動車を新車で買うくらいの値段です。EU加盟が本決まりになれば確実にこの価値は上がるのでしょうが・・・・。確かにこの値段で家が買えるのであれば(田舎ならもっと安いはず、もちろん法的な手続きなどいろいろあるわけですが・・・)安い買い物かもしれませんが、でも、「ほらよっ!」と気楽にできる買い物ではありません。アイスクリームや、野菜を買うんじゃあるまいし・・・
「今のうちに買っとけば?」と彼は言いますが、そんな簡単に言わないでよ!!!

sofiastation

余談ですが、今日から「世界の車窓から」はブルガリアですね。どんな風景が放送されるんだろう? ソフィア中央駅の寒い頃の写真を付けてみました。



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キロ買いの野望・・・すいか

2005-08-27 04:26:21 | ブログ
dinya
夏だ!海だ!!すいかだ!!!と思うのは日本人だけなのでしょうか?
海からは遠いソフィアですが、すいか売りがたくさん店を出しています。今頃はキロ30円くらいからあります。
乾燥したこの辺で、暑い日には冷えたすいかほどおいしいものはありません。
ブルガリアでは1個全部買わなくても、半分、または1/4で売ってくれます。先日半分のものを買ったら2レバ(140円)でした。それでもずいぶん食べガイがありました。この買い方だと、種がいっぱい入っているか、よく熟れているか、中の様子がわかって買いやすいような気がします。

でも、ハイシーズンに出回るすいかも困りもののひとつです。なぜかって、煮たり焼いたりできない!! そのまま食べるしか方法がないでしょう? この、安くておいしいすいか、いったいブルガリア人はどうやって食べているのでしょうか?
先日、友人のアニ(19歳のクラシーボ・モミチェ!!)が、「家に冷たいすいかがあるから、パンとシレネ(白チーズ)を買って帰ろう! お昼に食べよう!」というのです。シレネ??と疑問に思いながら家に着くと、冷たいすいかを切り、シレネを皿に出して、パンをテーブルに出して、
「さあっ、食べよう! パン取りなよ」
手でパンをちぎって食べ始めると、彼女はすいかとシレネを一緒に食べて、
「ん~っ、おいしい~!」
私もやってみました。ちょっと微妙なところですが、ちょうど日本ですいかに塩をかけるのと同じ感覚です。ギリシャでもフェタチーズとすいかは定番のようなので、それと同じでしょうか。夏の暑い日のランチに、パサパサした食感のパンを、冷えたすいかと塩気の強いシレネと一緒に食べると不思議とスルッとおなかに入ってしまいます。すごくおなかがいっぱいになるのに2~3時間もするとスーッとおなかがすくのもうれしい! 女4人であっという間に大きなすいかを3/4食べてしまいました。でも、すいかがおかずってすごいですよね。いくらすいかに塩をかけて食べても、一緒にご飯は食べませんものね・・・

本当にブルガリア人のすいか好きはたいそうなもので、別の機会に夕ご飯(ちょっとしたホーム・パーティーだったのですが)にお呼ばれしたとき、食事を始めると、まずみんなが手にしたのは、バーニッツァでもピザでもなく、なんと、すいかだったのです!!
もしかすると、ブルガリア人は、サザXさん一家のようにすいかをみると狂喜乱舞する国民なのかもしれない・・・と、心の中で思うのでした。


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お買い物スポット イリヤンツィとNDK地下

2005-08-26 04:54:24 | ブログ
もう8月も後半、日本と同じくそろそろ秋物が店頭に出始めます。さらに、たまに大雨が降ってものすごく涼しい日(寒いくらい)があったりするとそれが加速します。
いかん!!夏物を買っておかねば!
そういうわけでソフィアで有名な問屋街イリヤンツィに出かけることにしました。ロヴォフ・モスト(ライオン橋)という大きな交差点のバス停で86番のバスに乗り、終点のひとつ手前、「20号棟前」バス停で降ります。だいたいバスに乗っているほとんどの人が降りるのですぐにわかります。バス停から八百屋の角を曲がり露天の並ぶ林の小道を抜けるとイリヤンツィ・パザールが始まります。

中はほとんどが衣料品店。水着、下着、Tシャツからスーツ、革製品、ありとあらゆるものがあります。そのほかにも電化製品や日用品(鍋、自転車、シーツなど)、カー用品店もあります。
ほかのパザールで買うより安いのですが、カチェストボ(品質)は悪いものが多いです。スカートのいいのがありました。10レバ(700円)でした。が、たぶんこの品質なら日本でも同じような値段でバーゲンに出るでしょう。なんだか買う気になれないな~。
そう思いつつ、今度は電気屋さんへ。サラマンダー(電気グリル)がほしくてのぞいてみましたが、22レバ(1540円)。すっかりブルガリア人的経済観念になってしまった私には高い買い物で決心がつきません。日本のオーブントースターみたいなものならもっと安く見つけられるのに。
でも、ここの電化製品はとっても面白い! 特にオーディオ関係!! ラジカセは「アイワ」ならぬ「ナイワ」(Naiwaって書いてある!!!)、「ソニー」ならぬ「ソヌー」(Sonu)!! その場でおなかを抱えて笑ってしまいそうになりました。

そういえばブルガリアでは日本製ではないはずなのに日本っぽいメーカー名をつけて売っているものがたくさんあります。DVDでは「アキタ」というメーカー。マークは日の丸に日本列島のシルエット。でもどう見ても日本製じゃあない! エアコンでは「OSAKA」や「YOKOHAMA」、そしてしっかりと「Japan Technology」と書かれています。
結局何も買わずじまい。ライオン橋のあたりからぶらぶら歩いてNDK(エンデカ)まで来てしまいました。

エンデカとは「国民文化宮殿」の略で、中にホールがあるのですがその周りが広場になっていて、夏休みのこの時期は移動遊園地やカフェ、アイスクリームやとうもろこしの露店が並びます。
このエンデカには地下街があるのですがここが結構掘り出し物があるし品質もまあまあ。冬にもいいブーツを見つけましたが、今回もいいサンダルが見つかりました! 10レバ(700円)です。イリヤンツィのように、3~4レバでとっても安いけど2~3回履くと「もうコリャだめだ」という物ではないので、これは買いっ!と買ってしまいました。
金に糸目をつけず、良いものを買いたいと思えばシェラトンホテルの向かいの「ツム」(デパート)に行くしかありませんが、そこまで求めなければここはおススメです。

でも、値段のわりに質が悪くても、やっぱりイリヤンツィがすき!なぜかというと、そこは中国人たちが商売をするところなのです。町の中、特に田舎ではじろじろ見られる私ですが、ここではだれからも注目されません。また東欧人に比べてからだの「うすい」アジア人の私にも似合いそうな服があるからです。
たくましい中国の商売人たち。行ったのがちょうどランチタイムだったのですが、みんな中華料理のお弁当を食べていました。チャーハンに酢豚のような炒め物。発泡スチロールの容器に入っています。日本人の私はつばをゴックンッ・・・
こういうお弁当、久々に食べたいなあ~・・・・
最近ブルガリア人化している私はパンにスープでも死にはしないのですが、仕事や商売をしている中国人やベトナム人はご飯食に「忠実」(!?)です。それを見て、ちょっと元気をもらった気がしました。明日ご飯を炊いて久々に和食にしよう・・・

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キロ買いの野望・・・豚肉

2005-08-25 03:28:34 | ブログ
「おいしいけど買いに行くのがコワい!」
肉屋に行くときの私の気持ちです。近所の肉屋で売ってる肉はおいしくて値段もリーズナブル。いつも夕方は混むので買うのに勇気がいるのです。
まず、切ってあるものから買うものを選ばなければならないのですが、どれくらいの重さか目で見当をつけなければならないので、手持ちの現金で足りるかどうかいつも心配です。
その肉屋で、豚肉は部位にもよりますが1Kg360円~630円くらいです。ほかの肉と比べると結構高い。でも鶏肉もほぼ同じ値段ですし、何よりも豚肉がおいしいので(牛肉はさしの入っていない赤くて硬い豆腐みたいです)大きなものを選んで買ってきて、切り分けて冷凍保存するようにしています。
脂身の少ないもも肉は本当に「ブタの足の輪切り」なので、真ん中に「コスト(骨)」があります。これは安くて360円くらい。先日カレーを作ったときにどうしてもとんかつが食べたくて、この肉を切って、パンを手でちぎってパン粉を作り(本当はガレッタといってパン粉が売っていたのですが、ブルガリア語の名前を知らなかったもので・・・でも帰ってそのほうがおいしかった!!)、とんかつを揚げました。カツカレーにしたら、これがまあおいしかったこと!!! 脂身が少ないので揚げ物にも向いているし、それにいつも思うけど本当にやわらかい! ナイフを使わなくても切れます。こんなにおいしいお肉、いったいどうやってつくるのかしら? と不思議に思っていました。

先日、友人のマリアンナの住んでいるラドミルという町に行きました。お昼に食べたスイカの皮を彼女が小さく切っていたので、「どうするの?」と聞くと、
「プラセンチェ(ブタ)」にあげるのよ!」
「え~っ、プラセンチェがいるの?どれくらいで大きくなるの?」
「1年くらい飼って、あとは業者に売るのよ」
gosho

お庭に出てみると、大きなブダちゃん!!! 体を伸ばしてゆっくりお昼寝しています。結構耳が大きくてピクッとすると耳がパタパタッと動きます。
「ゴショー、起きなさい!」
ゴショとはブルガリア人にとって「ブー」みたいな意味です。彼らにはブタの鳴き声はこう聞こえるようです。
いくら声をかけてもゴショはいい夢でも見ているのでしょうか、起きません。
でもこんなにストレスのないゆっくりとした生活をしていればきっとお肉もやわらかくなるでしょうね。
寝ているゴショはとてもかわいかったです。が、それでもやっぱり豚肉は買ってしまいます。ちょっとかわいそうだけどね。

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