バーバ・ターニャのお手伝いシリーズ第二弾。
「ミリチコ~、うちのクシュタ(一戸建の家のこと。ブルガリア人はたいがいアパルタメントとクシュタをもっています。)のチェレシュ(さくらんぼ)が今採り頃なのよ~。来て~。」
ええ~?!今日はチョッと忙しいんだけど。二日後じゃダメっすか~?
「ダメよ~。もう旬も終わりよ~。二日後じゃ遅いのよ~。」 というわけで、またもや・・・ハイハイ、参りましょう!! 友人のステフチョといっしょに出かけました。
車で5分ほどのところにあるこのクシュタ。ターニャのブラット(兄または弟)の、これまたややこしい同名のステフチョが住んでいます。
「いや~、私はもうディアド(おじいさん)だからネエ、上の方は取れないんだよ~。」との事。そう言われて上を見上げると、オオオ~ッ!!!(喜)食べごろの赤く熟したサクランボがドッサリと、本当にたわわに枝についています。ターニャは「全部取れるだけ取ってね~。残すと神様に申し訳ないわ~。」 ええ~!! ムリっすヨ。でも身軽な(私の友人のほうの)ステフチョははしごを使い、トットットッとてっぺん近くまで登りました。もうぶちぶちつかんではかごに入れます。そのうち、ディアド・ステフチョが 「ほら、のこぎりで枝を切ったらどうだ!? どうせのび過ぎてるから切るんだ・・・」と勧めてくれました。 ギーコ、ギーコ・・・ブワッサッ!!! といっても、この枝も重ーい! 本当に鈴なりのサクランボです! いっしょうけんめい実を採りました。
そして、採りながらパクパクパク・・・多分一人でポロビンカ(500g)は食べちゃったかなぁ~。
そのうちに空が暗くなってきて、遠くでゴロゴロと雷の音がしてきたので、急いで「ハイデ! スブルシュバメ!!(さあさあ、終わりにしましょう!)」
気がついたら何とうちの分だけで約6Kg!!! 調子に乗って「採り放題だ~! ワ~イ!!」なんてやってたら、どうしよう・・・ コンポートにしてコンフィチュール(ジャム)にして・・・ でも食べきれない!!! 少し友人たちにもらってもらいました。それでもまだ冷蔵庫はサクランボでいっぱい!! (おお~、うちの冷蔵庫内、初公開!! あんまり入ってないな~)
でも、おいしいし、食べられちゃうかも!!! と思ってはおります。やっぱり生食で・・・ パクパク、ムフフ・・・