おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

いよいよつくるゾ!! ワイン!!

2008-10-31 19:28:08 | ブログ

9月に入ってからパザールにはバンでぶどうを売りに来る人たちが増えました。メルロー、カベルネ・ソービニオン、シロカ・メルニシュカなどの札をつけています。おおっ、つまりワイン用?! パザールでは大きな袋に詰めてぶどうを車のトランクいっぱい!100kg近く買っていく人たちもたくさんいます!! 今年の夏は暑かったこともあり、どこで買っても誰からいただいてもぶどうがオイシイ!! 香り豊かでトロミのある甘~い果汁は今までに食べたことない!と思えるほどです。ほおばると思わずンフフ~♪と笑顔になる。ちょっとヘンかも・・・(笑)

こんなにたくさんぶどうがあれば、おいしいワインができるかな?! 誰か早くワインを作ってくださいな~♪と思っていたとき、頻出の友人バリュとエメが「ウチのロザ(ぶどう棚)の収穫なんだ。ぶどう、いる?」 でも、去年ぶどうを買い物袋いっぱいもらって、食べきれなくてダメにしちゃったんだったなあ・・・足が速いし、結構食べるのタイヘンだったし・・・ おお、それならもう少したくさんもらってワインにできないかな~ そういえばウチに7リッターの水の容器が余ってたのでこれにもらったぶどうをつぶして入れればいいなっ!! エメ曰く、

Winemakinggrapesandsugar 「ザハル(砂糖)を入れないと。それも”ザリ”って書いてあるもの。これじゃないとうまく発酵しないわよ!」

どれくらい入れればいいの? と聞くと、

Winemakingmeasuring 「ちょっと待って。息子に電話するから・・・」とケータイで聞いてくれました。5kgのぶどうに対して400g弱。だいたい8%というところでしょうか。ホントは糖度計を見て量を調整するらしいのですが。

Winemakingsmashing ワインのおいしさは複雑で、酸味や甘味だけでなく渋味や苦味も大切ですよね。種やぶどうの軸を入れるとこういった味が強くなるそうです。「緑の熟れてない実や軸を入れると苦くなるからちゃんと除けてね。でも種は入れるのよ。」と、エメ。

Winemakingbubbledup 5kgのぶどうをよく潰して、7リッターの容器に入れてしばらくしたら・・・ 1週間ほどはほとんど何の変化もなかったのが・・・ !!! ちょうど1週間目の日にモコモコと激しく発酵が始まりました! ウシシ~と見ていたら・・・ ナント!! 7リッターの容器からあふれてきた!! アワアワワ・・・(汗) 急いで10リッターの容器を買ってきて移しました。フ~・・・ ぶくぶく泡が出ている間2週間くらいは毎日混ぜるんだそうです。近頃はずいぶんと落ち着いてきたみたい。

とにかく今年は実験!! ウチでもワインはできるのか?!

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ソフィア速報!!

2008-10-29 05:09:44 | まち歩き

株価が下がっちゃってタイヘンだ! というニュースを毎日聞いてますが、ブルガリアには影響あるのかな・・・?

でも日本人にとってはとっても大きな影響のあるニュース! それは円高です!!

Yengetsstronger 一時期は1ユーロ=163円くらいだったのが今では120円以下!! ブルガリアの通貨レバはユーロに連動しているので(ユーロのちょうど半分)簡単に計算できます。つまり今1レバ=60円以下!! 町の両替屋の表示も100円=1.6レバを出しています。4年前にブルガリアに来たばかりの頃でも100円=1.4レバだったから、これはスゴイ!! 手持ちの円、替えとこッかな・・・

Ticketmachine それから今日、はじめてこの機械を使ってる人、見ましたよ!! 動くんだ・・・これ・・・ 一発でピッ!とスイカやイコカみたいに・・・はいってませんでしたが(苦笑)。 それに、誰もトランバイ(路面電車)やトロレイ(トロリーバス)の中の自動券売機を使ってる人はいません。みんな運転手から紙のきっぷを買っています。ロマの男の子たちが珍しそうに見ているのを横に座っていたおばあさんが「触るんじゃないよ、壊すから」と言ってました。触られてナンボの機械なんだけどネ(笑)

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いよいよ温水が止められる?①

2008-10-28 22:12:49 | ニュース

9月のある日の朝、ウチのヴホッド(入り口)にこんな貼紙が・・・

Noticefromtets この紙はトプロフィカツィア、つまり温水を供給する会社からのもので、このヴホッドの全23アパルタメントだけで3万レバ以上ものザドゥルジェーニエ(未払い分)があると書かれています。びっくり!! 以前にも書きましたが今住んでいるアパルタメントだけでも何千レバも温水代を溜めてるのに、ナント!全23軒中13軒に未払いがあった!! このヴホッドだけかな~、とそれとなくほかのところも見てみると、全部ではないけどほかのところにも同じようなのが貼られてた・・・ 友人たちに聞くと、7丁目のヴェリカは「あ~、ウチのほうにも貼られてるわ。4000レバも溜めれるのよ~」、6丁目のヴァーニャも「ウチもいるわ、そういう人。もう何千レバも溜めてるの」 

う~む。どうも普通は「何千」という単位らしい・・・ でも、ウチのヴホッドは3万レバ以上以上・・・ やばいなあ~これは。これじゃあまず先に温水止められちゃうよ・・・でも、ウチの大家のエンカが分割で未払い分を払い始めたとしてもほかの溜めてる人が払わないと結局は止められちゃうのかなあ・・・

このトプロフィカツィアからの知らせによると、あまりの未払いのため、この温水を作るのに必要な天然ガスを供給する「ブルガルガス」という会社がガスの供給をストップすると警告してきたんだそうです。そしてこの紙が貼られて2~3週間で、これが貼られたブロック全体の温水が止められてしまう危険性があるらしい・・・ エエ~ッ!? それじゃあ正直に全部払ってきた人もろとも止められちゃうの? 何て不公平な!! でも、もうこんなにたくさんの未払い分どうにもできないし・・・

でもどうしてこんなに公共料金の支払いをシブる人が多いのかな? 同じヴホッドのバーバ・ターニャに聞いてみると

「昔はトプロフィカツィアは国営だったでしょ。その頃には支払わなくてもちょっと理由を説明すれば許されたのよ。それにすごく安かったしね。でも今はもう国営ではないし、その上物価の上昇に年金がついていかないから普通に払えない人が多くなってるし・・・ まァお金があっても払わない人も多いけどね。」

な~るほど。日本人の私にはちょっと理解し難い「払わなくても許してもらえるシステム」!! だから資本主義の世の中になっても「払わなくても許してもらえる。許されないなんてとんでもない!」と考えてるんだな・・・ それに水道管一本がヴホッドすべての家を巡ってゆく方式も、「払っても払わなくても結局水は止められない!」という安心感を人々に与えているようです。貼紙には「この21世紀の世の中に温水を止められて原始人のような生活に逆戻りしたいのか?」なんて書かれてるけど、このシステム自体が結構「前時代的」というか「原始的」に思えるんだけど・・・電気は1軒ずつだから払わないと即止められるのでみんな必死に払ってるんだけど・・・

このソフィアのトプロフィカツィアの話、9月中はけっこう大きな騒ぎになりましたが、一応「ブルガルガス」がとりあえず今はすぐにガスを止めることはしないと本格的な冬を前に「大人の判断」(?)をしてくれて、少しホッとしています。(つづく)

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10月はじゅうたん丸洗い!!

2008-10-21 17:19:04 | まち歩き

冬以外はすご~く乾燥しているブルガリアの首都ソフィア。なんだかブルガリアの東側とは違っているらしい・・・ 黒海沿いは海から湿気がきてジメジメすることもあるそうです。

で、冬が来る前にどこでも見られるこの季節の風景といえば・・・じゅうたん丸洗い!! これは日本ではやったことないし、誰かが自分で洗ってるの見たことない!!

田舎のほうだと自分の家の前の道路(!)に汚れたじゅうたんを広げて洗剤をかけ、デッキブラシでゴシゴシ、それから水で流すという風景がよく見られます。ブルガリアでは日本で言ういわゆるじゅうたんのほかに「キリム」というのがあり(普通のじゅうたんもキリムと呼ばれてるかな?)、普通のじゅうたんのように起毛してないのですが、よく床や廊下に敷いてあります。こっちのほうが洗いやすくて扱いやすいですネ。じゅうたんやキリムはお隣のトルコが有名ですね!! 羊毛でざっくり織られているのが本物だそうです。

ウチにも一枚、入居するときにはすでにあったじゅうたん・・・ドロドロで汚い!! タバコのにおいまで染み付いてて、これじゃあまりにも、ということでお風呂場で自分で洗ってみましたが、1回洗ったらドロドロと汚れが・・・ もう一回お風呂でゴシゴシ洗って脚立にかけて乾燥させ(そのときはすでに12月。外に干すわけにはいきませんでした。ウチ、ベランダないし・・・)、しょうがないので使い始めましたが、なんだかまだ汚い・・・ せっかく洗ったので夏の間そのまま使ったけど、もうちょっとキレイにしたいな~

ソフィアのような都市圏ではキリムやじゅうたんは道で洗うわけにもいかないので、「アフトミフカ」つまり洗車場(!!)にたのんで洗ってもらうのが一般的です。ウチから徒歩圏内に洗車場があってそこのフェンスにはすでに何枚もじゅうたんが干されています。試してみようかな? 高いのかな?Avtomivka

「エディン・クヴァドラット(1㎡)で2レバだよ」

えーと、ウチのは2.3m×1.5mだから、だいたい7レバ(約560円)だ!! オオッあんまり高くない!!(喜)。前に自分で洗ったときの苦労を考えると安いもんだ!ハハッ!! ほかのアフトミフカでも聞いてみましたがソフィアではこの値段が相場のようです。

2日後には仕上がるということで、取りに行くともう乾いて丸められてました。2日でじゅうたんが乾く国ブルガリア・・・ 家に帰って広げてみると・・・ あれ? 一番汚いところがまだ汚い・・・ 洗ってくれたのは分かるけど落ちなかったらしい。ほかのところがきれいになって特に汚れが目立つようになっちゃったのかな? まあ、もともと相当汚かったってことだし、7レバだから、まァ、いっか!!

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秋ですネ!! きのこのおいしい季節!!

2008-10-14 20:24:25 | まち歩き

今年はこの実りの季節を首都ソフィアで迎えております。「セロ(村)」が遠いのでいただく野菜や果物が少なくなってちょっと悲しい・・・ でも、さすが大(?)都市!大きなパザールには何でも集まってきます。

Fungishop2 庶民の町リューリンのパザールもいいけど、やっぱり安くて種類も豊富なジェンスキー・パザールが一番!! 大きな買い物袋を抱えて出かけます。すると・・・ アアッ!! きのこ!! 日本でいうところのマッシュルームは年中あるけど、この10月のまだ少し暖かい時期だけ山に生えるきのこをつんで来てパザールで売っているのです。日本人の私から見るとしいたけ、アミタケ、クリタケの様な物が出回ります。「えっ!? 大丈夫?」と心配されそう・・・ 確かに「その辺のおじいさん」が勝手に山に行って採ってきたきのこなんて保障ないもんネ。だからたまにニュースで「売られていたきのこを食べて中毒」なんていわれていたりして・・・ でも、でも・・・ 試してみたい~!!

Fungishop1 というわけで、たくさんのブルガリア人のおばあちゃんたちが買っていた、形がしいたけっぽいのと、日本で言うところの「イグチ」っぽい、裏がスポンジ状で黄色い「マスロフキ」と書かれていたのを買ってみました。みんなが買っているんだから大丈夫だろうという超オーザッパな判断で・・・ (去年は「マナタルキ」、つまりポルチーニ茸が生で手に入りましたが、今年はまだ見てないナ) きのこ屋のおじさんに「写真撮っていい?」と聞くと「いいよ、いいよ。袋の中、見せてあげよう」とポーズをとってくれました(が、不採用・・・笑)。 「こっちのほう(マスロフキ)は上のところを剥いて食べるんだよ。剥いてるのあげようか?」とうしろでおばさんが剥いてるさきからとって計ってくれました。 ハイ、そちらの方をいただきます。あとが楽だから・・・

きのこはおいしくてノンカロリー!! だからまずはカロリーを気にせずに天ぷらにしてみました。おお~、お~い~し~い~~っ!! しゃくしゃくした歯ごたえ+肉厚な身からしみ出る深い味わい・・・

Fungiandhorseradish このときパザールでもう一つ面白い物を見つけました。ブルガリア語で「フリャン」。西洋わさびです。これも買って帰ってすりおろし、しょうゆをたらしてホカホカご飯や天ぷらにのせて食べると・・・ ツーン!! あ~、箸が止まんない!!

次の日はランチにきのこうどん! 麺はスパゲッティですがねぎ、白菜と一緒にいただきました。ホントにしみじみおいしい・・・。 たくさんきのこを食べたけどぜんぜん大丈夫だった! ホッ。

でも結局はきのこは和風にして食べてしまいましたが、ブルガリア人の調理方法ってどんなんだろう? きのこ屋のおじさんに「どうやって食べたらいいの?」と聞くと、「どんな食べ方でもおいしいよ。でも一番ウマイのは卵と小麦粉をつけて「パネ(=衣揚げ)だ!!」 ウ~ム、つまりは天ぷら?じゃあ同じなんだね。でも次に料理自慢の友人たちに会ったら尋ねてみます!

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