おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

歯ブラシ、デカくない?

2006-07-29 00:31:28 | ブログ

日本人の私が、こちらで手に入るものでどうしても我慢できないものが歯ブラシ!!Toothbrushandpaste  

日本のものは「コンパクト・ヘッド」「奥歯まで届く」とか言ってブラシの部分が小さい。良いみがき方は「一本一本をやさしくみがく感じで・・・」なんて言いますよね? でも、こちらのはとにかくデカい!! 口の中に入れるのも大変!!(そりゃオーバーかな?)です。

そんなはずはない、どこかにあるはずだ!! と、大きな「ビラ」「ヒット」「メトロ」などのスーパーを見てまわったのですが・・・ ない!ない!! やっと見つけたのは明らかに子供用! それも「年少さん」用!! だからものすごくやわらかくてみがいた感じがしない!! でも、だからといってあの特大ブラシでみがくのもなあ・・・。 そういうわけで日本から持ってきたものを使っています。

でも、コーナーの充実ぶりは日本と同じで、歯ブラシも、歯みがき粉も、口の洗浄剤もいろいろたくさんあります。日本でも見るコルゲートなどのメーカーも商品がいっぱいあります。

それにしても不思議なのはブルガリア人の歯!! 本当に本数が少ない! それは虫歯などで失っているからなのです。40代以降の人で歯が全部そろっている人には会ったことがありません。

「少ない」と言うのは入れ歯も入れてない、ということです。金歯、銀歯なども入っていればいいほうで抜けたあとが笑うと見えます。

聞くと、歯の治療はとてもお金がかかるそうで、また、入れ歯なども合うものが入れられるのはまれだそうです。歯の治療を受けたいのはやはり若い人よりもお年寄り。とすると、少ない年金で100レバ単位のお金で歯を治療するのは難しいようです。

頻出の友人バリュ(トイレが凍ったときや車の修理のときに出てきた、あの)は、まだ50歳にもなっていないのに歯が1本しかありません。(事故のせいもあるようですが・・・) カフェに入って軽食を取ろうと、カシュカバル(黄チーズ)ののっかったパンを店の人に頼みました。 「温めないでくれ。」 普通はオーブンで温めてトローリとろけるチーズなのですが、そのままのほうがいいんだとか。なぜなら「オーブンで焼くとかたくなる!!」から。彼はサイダーにクッキーを入れてグチャグチャにして食べるのが好きです。彼の奥さんのエミリアもそうです。彼女のほうはもう少し歯はありますが、彼女いわく、「これ、やわらかくっておいしいわ~」 つまり、やわらかい=おいしい、という事なのです。

アメリカ人の友人たちは歯がキレーに矯正されてあったりしますが、こちらではまだまだのようです。でも、歯の状態って明らかに健康に影響すると思うんだけどなあ・・・。 

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ウチに侵入者だニャ~

2006-07-24 17:35:30 | ブログ

Higeoncar 以前に登場した、子供にサッカーボールのように蹴り上げられたけど今も元気に生き延びている白いヒゲの「ヒゲ」ちゃん。最近はひんぱんにうちの窓辺に来ます。というのは理由があるのです。

 このあたりには野良系の生き物がいろいろいます。ある日見かけたのはヤギの親子でした。ヤギ飼いヌキで車の行き来の激しい道路を渡っていきました。フンをポロポロ落としながら・・・ でも、これは野良じゃなくて、多分放し飼いと言うことでしょう。放し飼いということで言えば、そこいらじゅうにいるのがココシュキ(にわとり)。本当によく見かけます。結構大きい上に2,3羽で一緒に行動しているのでネコや犬にあまり襲われないようです。(でも、ネコの集団の犠牲になっているメンドリを見たことはありますが・・・) チョッと町はずれにいくと馬も牛もつながれることなく草を食んでいます。若い馬でも見た目は成人(?)のように見えますが私のような人間が近づくと「ワ~イ♪あそぼ~♪」という感じで近づいてきます。ヒエ~!コワいよ~!!

もちろん、元祖ノラ(?)の犬、ネコはたくさんいます。人々がぜんぜん構わないでいるので犬もネコも殖えまくっています。それに、これらの動物はテリトリー意識が強いですよね~!!

特に強そうなネコが一匹、また一匹とウチのボロボロボルボ340のタイヤにプシッ、プシッとマーキングしていきます。フッと、これらのネコがいなくなったと思ったらダダダーっと犬が2,3匹つるんで走ってきます。見つかると大変!! 犬も全速力でネコを追いかけます。

Higewantstoenter ウチに来る「ヒゲ」ちゃんはまだ1歳にならない「若手」です。そういうコワそうなノラネコ、ノラ犬が来ると、ダーッとウチの窓のところによじ登って避難してきます。「な~んか様子が変だなー。」と思って窓の下を見てみるとコワそうなノラの親分がいたり、ノラ犬のグループが遠くのほうを歩いていたりします。そうか~、ウチに避難してきたのね!! (でも、お前オスだろ!? 自分のテリトリーのために戦わないのか?)

Higeeating 一番の天敵、子供たちも、「あの日本人のところのネコ」と理解したようで悪さをしなくなりました。そういうわけで最近は朝晩とコワい相手がいるときだけやってきます。えさはクレンビルシ(ソーセージ)とカシュカバル(黄チーズ)がお気に入り!

Higeintruding Higeentered と思っていたら・・・ 暑い日に窓を開けていると何とこの「ヒゲ」ちゃん、侵入に成功!! まあ、前からアブナイな~とは思っていたのですが・・・ すっごく好奇心に満ちた目で中を見つめていたもんね。でも、「あっ!」という驚きの声を聞いたとたんあわてて出て行きました。

多分、冬になったら家ネコに昇格(?)する気かな?

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肺炎(!?)でビックリ!!

2006-07-19 18:00:43 | ブログ

ある月曜日の午前のこと、今日はソフィアに出かけようと思っていた矢先に気分がなんだか悪くなり、フラフラとベットにヘタリ込んでしまいました。熱をはかったらなんと39.2度!!! ドッヒャー!どんなにカゼをひいてもこんなに熱が出たことないのに・・・。 横になりながら心をかけぬけるのは「どうしよ~・・・」という心配。以前日本でインフルエンザにかかったときのことを思い出しました。早ければ早いほどよい!! と思い、友人のステフチョに助けを求めました。

「ブルゾ・ポーモシュト(救急センター)に連れてって!!」 ブルガリアではブルゾ・ポーモシュトはまったくの無料。ブルガリア人だろうが外国人だろうが受け入れてもらえるのです。が、行けば分かります。日本人だったらだれもが一抹の不安を覚えるはず・・・

まずは、ほとんどが白髪のおばあさん(?)のレカルカ(女医)とメディツィンスカ・シストラ(看護婦)ばかり。(んんん、何でブルガリアって、市役所、銀行、パスポートセンターなど、こういう公共機関で働いているのはみんなおばさん、おばあさんばっかりなんだろう・・・)

行くと、ステフチョが私の病状を説明してくれます。すると、「リーチェン・レカルはいないの?」 リーチェン・レカルとはつまりかかりつけのホームドクターのことです。そこからの紹介状を元に普通は専門医のところに行くのです。

「いません、今まで(ブルガリアで)医者に行った事がないんです。」

「熱は?血圧は?もどしたの?下痢は?」 と、問診がはじまりました。救急センターとは思えないほどの落ち着きよう。そこでもう一度熱をはかったら38.4度、血圧は正常でした。下痢をしているというと、「昨日何食べた?」と聞かれ、「キョフテ(ブルガリア名物ハンバーグ?)とビール」と言ったところ「ブルガリアではキョフテだもんね~。でも、原因はこれかな?」と言われました。んんん、それはないだろう! だって一晩たってんだよ・・・

「じゃあ、上でレントゲン取ってきてまたここに来て」と言われ、上の階に。薄暗~い廊下に冷た~いレントゲン室で、日本と同じく「吸って~、止めて!」 バチ。「ハイ終わり。20分待って。」再び薄暗~い廊下で待つこと20分。ブルガリアでは撮ったレントゲン写真はもらえます。その写真を持ってもう一度レカルカのところに逆戻り。レカルカはそれを窓に当てて、良く(?)見ると、

「う~ん、ヌーモニアですね。」

ええ~!!! つまり肺炎??? でも、日本だったら肺炎は風邪をこじらせたっていうイメージなんだけど・・・ でも、私昨日までピンピンしてて、今日の朝急に熱が出たんですけど・・・

レツェプタ(処方箋)を書いてもらっている間、同室のベットに座ってこのレカルカとヒマそうにしゃべっていたメディツィンスカ・シストラのおばさんは、自分の腕時計の革のベルトの汚れが気になったらしく消毒用アルコール綿で拭き始めましたが、まだ飽き足らず、注射針(未使用)を箱から取り出して掃除を始めました。ええ!? でも、絶対に元の箱には返すなよ~!!!(怒+驚!) その針で注射されなくて良かった・・・(注射はされずに済んだんです。)

Lekapstva  レツェプタをもらってはす向かいのアプテカ(薬局)へ。薬局のおネエさんは処方箋を一目見て「ヌーモニアって言われたのね。」 肺炎に必ず処方される薬らしいアンティ・ビオティック(抗生物質)、これが結構高くて全部で50レバ(3500円)くらいしました。たしかにこんな高い薬を買うのは失業者や年金生活者には大変だろうなあ・・・。でも、医者に処方されたらしょうがないよなあ・・・なんて、熱でぼけた頭で考えていました。

 ん?これまでこんな薬見たことないなあ、なんだろう?と思い、インターネットで調べてみると、なんと!淋病、梅毒の薬!!と分かってビックリ!さらに飲んだらテキメンに効いてまたビックリ!!! (ちなみに、淋病、梅毒だけでなく細菌の感染に効く薬だそうです。10日休め、と言われたけど、2日で熱が下がりました。3日目からは休んでいると罪悪感を感じるほど・・・) このまま、ぶり返さないでちゃんと治ってくれよー。

にしても、ブルガリアの医療、奥が深くて(?)おもしろすぎる~っ!!

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蚊には「コマリ」ます。

2006-07-17 03:02:41 | ブログ

真冬はマイナス20度近くにもなるブルガリア。日本人の私の予想ではここにはいないはずだったものがいました。「蚊」です。しかも、ものすごくたくさんいる!! 今頃は夜9時頃まで明るいのですが、日没頃になるとワ~ッと出てきます、本当に。大きな通り沿いも、高いアパートのビルにも・・・。

ブルガリア語で蚊は「コマリ」(複数形)。やっぱり困った存在だから「コマリ」なんていって、すぐこの言葉は覚えてしまいました。

山口県の瀬戸内側の海の見えるところに住んでいたことのある私にとって、ブルガリアの蚊は、数はすごいけどあまりかゆくなりません。瀬戸内のあのネットリと暑い熱帯夜、タダでさえ寝苦しいのに、だれが連れてきたのか5階に住んでいたにもかかわらずやってきてプ~~~ン、プ~~~ン、と来られると本当に頭にきました。さらには暖かいせいか、それとも蚊に耐性がついたせいか11月くらいまで刺されてましたし・・・ それにかゆい!! 一匹一匹が大きくて、黒に白の模様のついたヤブ蚊と、刺されると特にかゆいアカイエカ、ダブル攻撃でした・・・

それからすると、ずいぶん楽ですが、それでも数がすごいし、何といってもうるさい!! タダでさえ、毎日なれないブルガリア語を話すせいで脳みそが休まらず、興奮して眠れないのに、それに加えて耳元でプ~~~~ンと来られたらホントにキレそうになります!!(ブチ、ブチ!!ブチッ!!!)

Katori そこで近所のスーパーに行ってみると、あった、あった!! 「プロティフ・コマリ(蚊取り)」のコーナー!ほとんどはイタリア製のようです。スプレーもいろいろあり、ハエ、蚊、ゴキブリ用などなど・・・ そして、電気蚊取りマットに、蚊取りキャンドル、さらに何と蚊取り線香まであるぞ!! (あの「蚊取り線香のブタ」が欲しくなるなあ~、夏の風物詩的に。)日本の「X鳥の夏」と同じ緑色の渦巻きもあるのですが、ここにはレモン色の渦巻き! なんとシトラスの香り!!! そこでいろいろ試そうとスプレー、蚊取りマット、そして蚊取り線香を買ってみました。これがよく効くのです!!

うちの窓のところにはアシナガバチが時々巣を作って困っていたのでスプレーをチョッとだけかけてみたら、ものすごい効果!! 苦しがったかと思ったらアッという間にコロッ。蚊取りマットや蚊取り線香をつけておくと次の日の朝結構蚊が床に落ちています。日本のやつってこんなに効いたかな??

そして何よりもこの家は壁が白くて蚊を見つけやすい!夜、うるさい時にパッとランプをつけるとすぐに見つかります。で、バシッ!っと叩くと、ア~ッ!血を吸ってるーっ! 白壁に血がついた~! 大家さんごめんなさい・・・。

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ブルガリア・カーライフの必須アイテム?! ハリガネ!!

2006-07-08 19:13:29 | ブログ

Volvo340engine1 ゴショの超アラワザのおかげで直っちゃったうちのボルボ340、1982年式!! でも、乗ってていつも不安で仕方ありません。どうするの?? また止まっちゃったら? 家まで帰り着くたびにホーッとします。

チョッと寸法が合わないとハンマーでガンガンたたくのにもビックリしたけど、もうひとつビックリすることがありました。

実はこのボルボのスコロストメル(スピードメーター)が動かないのです。そこいらじゅうに一応速度制限表示があるのに、今何キロで走っているのかが正確には分からない!! そして、よくKAT(交通警察)がレーダー取締りをしているのです! それに、走行距離も分からない!! よく考えていないとガス欠をおこしてしまいます。こんなに困っているのに、マエストルは「スピードメーターは車検項目にないし、重要じゃないから修理しなくていいよ」なんて言うんです・・・

Volvo340engine2 今度は、ビオレッタばあちゃんのダンナ、ロザン(67歳)が援助を申し出てくれました。このロザン、所有する車は1967年式モスコビッチ。車の修理経験も(事故歴や車を壊した経験も!)豊富です。

ハンドルの下、ダンボールのようなボードを取り外して下から頭を突っ込んでメーターのところを見ると、どうも、原因は前輪からきているワイヤーがビミョーに届いていないことらしい・・・ 純正品のケーブルじゃあないのできっちりとはまっておらず、チョッといじったらメーターが動き出すけど、すぐに振動などで届かなくなってしまうのです。 アフトセルビズ(整備工場)のマエストルなら「純正品だったら問題がなくなるが、高いし(100レバ=7000円くらい)、何せ車が古いのでもう絶版だ」というところですが・・・

Volvo340bulgariskarabota ここでブルガリア人の自動車修理必須アイテム!!!(ジャン!)ハリガネ登場!! (それも何と車のドアポケットに残っていた・・・) 振動でワイヤーが抜けないようにグルグル巻きにして別の部品に固定。「ゴトーフ(できた)!!」 ホントにこれで大丈夫なの?? と思いましたが、今でもスピードメーター、きちんと動いています。

さらに別の時には(まだあるか?!) アクセルワイヤーが切れてしまったのですが、ステフチョ(サクランボの木に登っていたあの)が、近所の部品屋(多分道端でラーダの上にどこからか拾ってきた部品を並べて売っているおじさん)から買って来た、まったくどの車のものかも分からないワイヤーを、これまた針金を使ってペダルの穴に引っ掛けました。ムムム、本当に大丈夫かな? まだ今のところ支障はないけど・・・

よく、ほかの車もバンバーやマフラーをハリガネでグルグル巻きにして車に固定しているのを見かけます。一家に一巻きくらい必要ですね、これは。

それから、先日、突然、シートが自動的にリクライニングし始めました。どうしたのかな?とよく見ると、シートの骨組みのパイプがバッキリ折れて、横から突き出しているではありませんか・・・ 24年もたつと、車も(女性だけに)「骨粗しょう症」になるのか、それとも前のオーナーがどんなにか重いスカンジナビアの大男だったのか、(私じゃないですよ、重いの! いや、私のせいか・・・)なんでこんなところが!? と思うところが折れています。それを見つけたロザン、なんと、溶接機を持ってきて(家のドコにこんなものを持ってるんだ?)アパートの入り口でジジ~ッと溶接してしまいました。 んん~、溶接機も「一家に一台!」か?そして手近にあるものをつかってなんでも修理してしまう・・・(シロウト仕事でやっつけ仕事なのがタマにキズ・・・) すばらしきリサイクル精神、恐るべき「ブルガリスカ・ラボタ」!!!

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