おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

簡単! おいしい!! 手作りパン

2010-01-29 18:22:45 | ブログ

「うさぎのお宿」さんのリクエストにお答えして・・・

ポーランド人の友人プシェメックが手を汚さずに焼く健康志向のパンのレシピを教えてくれました。これで彼は近所のばあちゃん達の間で株を上げたそうです。このレシピなら、「小麦使い」の苦手なワタシにもできるワ!! ホントに簡単なのにとってもおいしいので皆さんにもお知らせします!!

材料は・・・
まずは小麦粉。以前にも書きましたが、ブルガリアの小麦粉は強力、中力、薄力とは区別されていません。ティップいくつと表示されています。ましてやもらった小麦粉はどれに当たるのか・・・でも、一般的な小麦粉でOK(と思われる・・・)500g

Ingredients そしてレジェノ・ブラシュノとか、グラハム粉とかの全粒粉的な粉を500g。もし柔らかいパンを作りたければ普通の粉を3分の2、全粒粉を3分の1の割合で。

Seeds このパンの特徴はいろいろなものが入っていること!!
オベスニ・ヤドキ(オートミール)大さじ6
レネノ・セメ(亜麻の実)大さじ6
このレネノ・セメを減らしてカボチャの種、オレヒ(クルミ)などを入れてもいいですが、マックスで大さじ6です!!

砂糖大さじ2。砂糖を少し減らして、その分キミオン(クミン)などほかのスパイスを入れるのもいいですね!!
そして塩が大さじ1。
全部の材料を混ぜておきます。計るのも混ぜるのも大さじでできちゃうので簡単!

その間にぬるま湯を1リットル作っておいてその中にマヤ(生イースト)を入れて溶かしておきます。ブルガリアでは普通の食料品店にこんなブロックのマヤが売られています。混ぜた材料にマヤをふやかした水を少しずつ混ぜていきます。

それから発酵タイム。ウチの場合、オーブンを80度から100度になるような目盛りにして上下段をつけた上に手ぬぐいをかぶせて40分ほど置くとしっかり発酵してくれます。

Intheoven 発酵が終わるころ、パウンド型に油を塗り、ガレッタ(パン粉)をふりかけておきます。発酵した生地をもう一度よく混ぜてパウンド型に入れます。パウンド型2つにちょうど入るくらいでしょうか。生地を移したらもう一度手ぬぐいをかぶせてふくらむのを待ちます。オーブンを200度にあげる余熱を利用するといいでしょう。また十分にふくらんだらオーブンに入れます。最初は200度、上下で20分、そして下段だけで40分。

準備から出来上がりまで2時間以下!! そしてこねたりめんどくさいことは一切なし!! 焼き上がりの香ばしい香りとスパイス、それに中に入れた種の味、なにより健康にいい全粒粉や亜麻の実も入って、簡単で超おいしい!! 是非お勧めです!!

日本でこのパンを焼くときには生イーストの代わりにドライイーストをどのように使うか、またオーブンの個性もあると思いますが、いろいろアレンジしてお試しあれ!!

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ブルガリアに送る小包

2010-01-28 20:12:20 | ブログ

こちらではどうしても手に入らないものや、郵送、宅配を利用できない重要なもの・・・ 日本から誰かが遊びに来るときにお願いしたりします。

これから書くことは個人的な経験や感覚に基づくものなので、オフィシャルな情報ではないことをお断りしておきます。

とにかくブルガリアは郵便局や税関、検疫がムズカシイ!! 宅配業者も!! 一度日本からの書類を、米国に本社がある宅配業者から受け取るようになっていたのですが、「住所不明」で日本に送り返されちゃった!! なにそれ~(怒)!! ウチのベルは一度もならなかったのに!! 米資本でも、ブルガリア支店の宅配員はブルガリア人!! イイカゲンな!!

Customsofia 日本から郵送するときには普通小包や書籍小包などいろいろなサービスを選択できますが、一番トラブルが多かったのが意外なことに一番保障もついて確実と思われがちなEMS!! 「保障つき=高価なものが中にある」と思われてしまうのか!? ホントは私書箱のあるペルニック中央局に届くはずのものが、ソフィア中央駅のすぐ近所にある「ミトニッツァ(税関)」への呼び出しになってしまいます。(これはソフィア近郊での話。)

呼び出しの紙を持ってミトニッツァ付属(?)の郵便局に行くと、郵便局員さんと一緒に荷物を持って税関の事務所へ。ずいぶんと待たされた挙句に出てきた税関職員から、「これはダメだ!! 送り返す!!」と、その職員の一存で決められることも・・・ 聞くところによるとソフィア在住の他の日本人もそういう目にあっているようで、「ブルガリア人に一緒に行ってもらう」、「知り合いの税関職員の勤務時間をねらって荷物を取りに行く」などなど、手を尽くして・・・ それでも荷物を受け取るまでに不愉快な思いをさせられることもしばしば・・・ それに最近ではソフィアの税関で外国からの荷物を受け取るときに4レバの手数料を取られるようになった、とのウワサさえ(ソフィアだけらしい。でも未確認情報だけど)

(繰り返しておきますが、これはあくまで私の観察による意見ですよ)日本からブルガリアに何かを送る場合、

2kg以下の保険のつかない小包はそのまま着きやすい。

必ず内容物について細かく書く。「食品」などと大まかに書くのではなく、「調味料」「海草」などと書く。

乳製品・肉類は輸入禁止

前もって送ってもらう前にメールなどで送り主、受け取り主が連絡を取り合うとより確実

ということをおぼえておいていただくといいと思います。

日本からブルガリアに荷物を送ろうとすると、日本の郵便局員に、「ロシア語かフランス語かブルガリア語で内容物を書いてください」と言われることがあります。でも、本当はブルガリアでも英語は浸透しつつあり、また英語から取られている外来語も多いので、英語で書いてもらってもかまわないと思います。その旨、郵便局の窓口で伝えるか、または窓口の人に書いてもらうよう頼むこともできます。

何と言っても内容物の価値について書くときには本当にご注意ください!! 「日本でこれはXX円した」と、日本基準で考えるととんでもないことに!! ブルガリア人にとっては500円でも大金!! 日本では500円のボールペン、ノートやレターセットはあたりまえでもブルガリア人にとっては「ペンが500円(ブルガリアの金額で7~8レバ)って、どういうことヨ?!」と怪しまれてしまいます。ブルガリア人税関から見て不自然でない、わかりやすい表記が必要です。(ただ保障の際に問題が出るか・・・)

10ユーロ以上の価値があるものを送りたいと思われる方はブルガリア在住の先方にどうしたらいいか確認されるのがよいと思います。またブルガリア在住の方やブルガリア経験者の皆様の中でアイデアや経験がありましたら、是非教えてください!! 

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ソフィアのショッピングモール~人はいっぱいですが・・・

2010-01-15 19:01:37 | まち歩き

「コレダ(クリスマス)からノヴァ・ゴディナ(新年)にかけてはプロモツィア(特売)!! ナマレニエ(割引)!!」

Mallofsofia 近年こういう常識になってきたソフィア。季節が関係する服、靴、下着類だけでなく、ケータイなどの電子機器も!! 日本も「買うゾ!!モード」と「買わせるゾ!!モード」が同時に来る時期は年末?

カレンダーでは元旦は金曜日。で、普段は元日しか休まないブルガリアもみ~んな3連休!! 大きなスーパー以外はだいたい3日まで休みに。そのせいか年末のスーパーや食料品店の混みようったら!!

この時期のおごちそうと新年のパーティーのためにスーパーのレジや肉屋には長~~い列!! 大きな豚肉の塊やペットボトルのビールを抱えた人がいーっぱい!! パザールには車で乗り付けてたっぷり買いだめしようという人たちであふれました。大きなスーパーでもレジを全開にしてもさばききれないほど!! 友人のミトコは「もう、あの年末のスーパーの感じは"オリンピアーダ"(オリンピック)の勢いだね!!」  ホントに!! 競争じゃないんだけど、なんか「競ってる」よね~。

で、1月に入って・・・ み~んな「お金がナイっ!!!」というわけでどこの店もすいています。

ただ、この昨年からの経済危機にもかかわらず、面白い現象が。

安値の衣料品の卸がウリのイリヤンツィ市場。中国人が経営するお店で働く友人の友人を、久々に用事で訪ねて行ったときのこと。

「あれ?ツェッツァさん(友人の友人)は?」

「う~ん、あまりに店がヒマで売り上げがないので、彼女には一時帰休ということで休んでもらってるのよ。」(その店の経営者、中国人)

「えっ?でも、それは1月だから? 12月までは売れたんでしょう?」

「それが・・・もう昨年からずーっとこうで・・・」と、沈み気味・・・ イリヤンツィ市場の中をよく見ると空店舗だらけ・・・ 昨年初め頃には大増築もしてたのに。人出もホントにまばら~・・・これは寒いからだけじゃないな~。

Mallcitycentersofia 高級品を売るショッピングモールや、安い掘り出し物のある「フトラ・ウポトレバ」(中古品ショップ・古着屋)に押され、中国人がたくさん働いているイリヤンツィはどうも閑古鳥のようです。問屋の役目を果たすこの市場から人が離れているというのはどうしてかな?

一つ、なんとなく理解できる理由。ブルガリア人の友人たちが口をそろえて言っているのは、「中国製品はネ・カチェストヴェノ(質がよくない)!!」ということ。モールで売られている高級な服や、ヨーロッパ各地から流れてくる中古品の多くだって Made in China だけど、みんなは、直接新品としてイリヤンツィで売られているものの品質がイマイチ、と言っているようです。確かに日本で見る中国製の服はもっと質がいいし、愛用の「UNIQLO」の製品も中国製なのに・・・ 新品なのにブルガリア人の買える低価格帯のものをそろえなければならないので、どうしてもこうなってしまうのかな?そのうえEU基準の品質と最新の流行に慣れつつあるブルガリア人は目が肥えてきているのです。その流れにおいていかれてる?

ただ、人がいっぱいだったショッピングモール、売れたのかな? こう見えて流行にビンカンなソフィアンツィ(ソフィアっ子たち)。この流れはどこへ行くのやら・・・

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りんごと小麦粉さえあれば!!

2010-01-13 15:55:53 | ブログ

以前にも書きましたが、ブルガリアではよくもらうんですよネ~、りんご!! このブログで以前に「キロ買いの野望・・・」というシリーズがあったけど、これは「キロもらいの困惑・・・(T0T)」だネ。庭の木にいっぱいなっている、あんまり手のかけられていないちっちゃいやつ・・・ 虫食い、腐りかけも多いけど、遠慮なく(!?)くれます。「黒くなっている所はとってしまえばおいし~のよ~」と、ドッサリ・・・ 5kgくらい(汗)

Homebakedapplecake 見てると本当にブルガリア人はたくさんりんごを食べてる!! こういうちっちゃいりんごだと1回に3~5コ、ペロリ!! 果物ナイフ片手に、黒ずんだところを取り除きつつ・・・ でも、私はここまでは食べられないな~。

そしてもう一つよくいただくのがブラシュノ!! 小麦粉のことです。昨年は5~6キロずつ3回も・・・ ブルガリアでは「薄力粉」、「強力粉」という区別はなく、「硬さ」(?)と、それに合う料理名で判別しています。普通売られているのは「ティップ500」で、これはブルガリア人女性いわく、「なんでもできるのよ~」で、ケーキや普通の料理に使っています。ブルガリア料理で一番「硬い小麦粉」はバーニッツァの皮(ブルガリア語でコリ)用だそうです。グルテンたっぷりの粉でうった生地はピロピロ~ンと、ものすごく広く、薄く広がっておいしいバーニッツァに!! 

Homebakedbread さらに日本の全粒粉に当たるのかな? 「ティポボ」「ルジェノ」という表示!! 繊維質たっぷりで胃もたれしにくいパンやピトカ(丸パンかな?)になり、健康にいいですネ~。ポーランド人の友人から手も汚さずにパンを焼く方法を習ったのですが、それはこの全粒粉やカボチャの種、クルミ、クミン(ブルガリア語ではキミオン)などを入れて焼くのです。これがカンタンなのにサイコーにおいしい!! これとシレネ(白チーズ)があればOKです!!

年末にふと、いただいていた小麦粉を見ると・・・ アアッ!! 蛾がわいてる!!(汗) やばい・・・早く消費処分しないと・・・でもまだ5キロぐらいある・・・ ついに困って友人のおばあちゃんたちに引き取ってもらうことにしました。

ベテラン主婦、イヴァンカとマリア・・・ 「ゴ、ゴメン!! ちょっともうペペルチェ(蛾や蝶のこと)がわいちゃってるんだけど、使ってくれる?」 すると、少ない年金で年越しの食費にも困っていた二人は「ありがとーッ!!」と喜んで引き取ってくれました。そしてその次に会った時には、

「くれた小麦粉でバーニッツァ作ったのよ~♪」とおいしいのをごちそうしてくれた!! なんだ、こんなことならもっと早くみんなにあげるんだった!! ウチにこんなにあってもちょっとどう使うか困ってしまう小麦粉。でもさすがはブルガリア人!!

そういえば昨年来日したイギリス人の友人リックが言ってた。「日本のパンはおかしいよ。昨日のパンがまだ柔らかい!!」 それに日本の小麦粉に蛾がわいたの見たことない・・・りんごも日本で売られているのはツルツルでピカピカ・・・ 「りんごや小麦粉はそういうもの」と思ってきた私だけど、ブルガリアでは違うらしい・・・ で、苦し紛れに作ったのはりんごのケーキ・・・ でした。(笑)

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ノラ犬にエサ。

2010-01-06 15:22:03 | まち歩き

ソフィアの庶民の町、リューリン・・・ 雪が降って寒~い日があったかと思うと15度近くまで気温が上がる日もあった年末年始・・・ クリスマスから新年とウキウキ冬休みシーズン・・・のはずでしたが、景気の悪さは深刻でこの期間のイルミネーションは何ともサビシイ感じが・・・

Dogsinfrontofbuilding1 この辺でよく見かける風景。その辺のノラ犬にエサをあげるブルガリア人。ウチのお隣のじいちゃんも通りに住むノラ犬にエサ(といっても残り物のパンだけど・・・)を投げ与えています。「どうして?」ときくと、

「それは(私を)咬まないように」という返事。

Dogsinfrontofbuilding2 こういう考え方は結構いろんなところで見かけます。ノラ犬にエサをやらなければこんなに繁殖しないのにエサをやる。それも自分ひとりの保身のために・・・ そして積極的に駆除したりするなどの対策を講じない(避妊手術などをして、対策済みの犬には耳にバッチがついていたりするようですが・・・)。ヘンに「かわいそうだし・・・」という同情もある。

これは日本ではあまりなかったことです。日本ならノラ犬どころかノラ猫にエサをあげても近所中こぞって反対されそうなものなのに。狂犬病などの恐れのあるワンちゃんたちをほったらかしにしておくというのはまずありえない!! ブルガリアに来た当初は特にそう思っていたのですが私のほうが慣れてしまったのか・・・ 別の見方もするようになりました。

先月遊びに来てくれた友人とソフィア市中心部を散歩していたときのこと。またもやロマ系の子供たちが何人も前を通り過ぎていきました。一人の子はビニール袋を口に当てて・・・ 恐らくシンナーか何かを吸引しつつ・・・

「ブルガリアってこういう子たちがいるのよ。驚いた?」ときくと、

「いやいや、でも2年前に行ったルーマニアのほうがもっとたくさんいたワヨ。地下鉄駅構内なんていっぱいだったワ」とのこと。ブルガリアでの路上生活者が比較的少ないのには理由が。低所得者用の住居棟に住む人の多くはもう何年も家賃や水道代を滞納しているのですが、政府は今まで積極的にそういう人たちを追い出してきませんでした。また、何もなかったようなところに移り住んで家を建てているロマの人たちの集落もそのまんま・・・ 電気は盗んでいることも多い!! でもやっぱりあまり積極的に立ち退きを求めない!!

やはり住むところがなくなるとそういう人たちは窃盗や売春、麻薬密売などの犯罪行為にもっと走りやすくなるので、そうなれば自分たち(つまり他のブルガリア人)にも害が及ぶ。それよりは、あんまりウレシイことじゃないけど彼らがこうやって住んでいれば悪くない・・・ということらしい。

不思議なことに、ヨーロッパ各地を寒波が襲ってもブルガリアでは凍死者があまり出ない。それに経済的にうまくやっていない国なのに、この驚きの安全性!! それにはこういう理由があったのかも?! スリや窃盗、無謀運転に夜ひどい事故などは多いけど、でも最近日本でよく聞くような殺人、強盗、放火、ストーカーなどはまだまだ・・・

ただ近頃のブルガリアの経済は本当にヤバくなってきているらしく、そういう家賃を払わない人々には立ち退きをより厳しく迫っていくとか。そうなるとどうなるかな?

いまだに庶民の町、リューリン。深夜、道を歩いていてコワいのはノラ犬さんたちの集団散歩。暗がりからシェパード級の大型犬が5~6匹出てこられるとビビります。これって日本より安全?

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