「うさぎのお宿」さんのリクエストにお答えして・・・
ポーランド人の友人プシェメックが手を汚さずに焼く健康志向のパンのレシピを教えてくれました。これで彼は近所のばあちゃん達の間で株を上げたそうです。このレシピなら、「小麦使い」の苦手なワタシにもできるワ!! ホントに簡単なのにとってもおいしいので皆さんにもお知らせします!!
材料は・・・
まずは小麦粉。以前にも書きましたが、ブルガリアの小麦粉は強力、中力、薄力とは区別されていません。ティップいくつと表示されています。ましてやもらった小麦粉はどれに当たるのか・・・でも、一般的な小麦粉でOK(と思われる・・・)500g
そしてレジェノ・ブラシュノとか、グラハム粉とかの全粒粉的な粉を500g。もし柔らかいパンを作りたければ普通の粉を3分の2、全粒粉を3分の1の割合で。
このパンの特徴はいろいろなものが入っていること!!
オベスニ・ヤドキ(オートミール)大さじ6
レネノ・セメ(亜麻の実)大さじ6
このレネノ・セメを減らしてカボチャの種、オレヒ(クルミ)などを入れてもいいですが、マックスで大さじ6です!!
砂糖大さじ2。砂糖を少し減らして、その分キミオン(クミン)などほかのスパイスを入れるのもいいですね!!
そして塩が大さじ1。全部の材料を混ぜておきます。計るのも混ぜるのも大さじでできちゃうので簡単!
その間にぬるま湯を1リットル作っておいてその中にマヤ(生イースト)を入れて溶かしておきます。ブルガリアでは普通の食料品店にこんなブロックのマヤが売られています。混ぜた材料にマヤをふやかした水を少しずつ混ぜていきます。
それから発酵タイム。ウチの場合、オーブンを80度から100度になるような目盛りにして上下段をつけた上に手ぬぐいをかぶせて40分ほど置くとしっかり発酵してくれます。
発酵が終わるころ、パウンド型に油を塗り、ガレッタ(パン粉)をふりかけておきます。発酵した生地をもう一度よく混ぜてパウンド型に入れます。パウンド型2つにちょうど入るくらいでしょうか。生地を移したらもう一度手ぬぐいをかぶせてふくらむのを待ちます。オーブンを200度にあげる余熱を利用するといいでしょう。また十分にふくらんだらオーブンに入れます。最初は200度、上下で20分、そして下段だけで40分。
準備から出来上がりまで2時間以下!! そしてこねたりめんどくさいことは一切なし!! 焼き上がりの香ばしい香りとスパイス、それに中に入れた種の味、なにより健康にいい全粒粉や亜麻の実も入って、簡単で超おいしい!! 是非お勧めです!!
日本でこのパンを焼くときには生イーストの代わりにドライイーストをどのように使うか、またオーブンの個性もあると思いますが、いろいろアレンジしてお試しあれ!!