売り手の携帯に電話して、車を見せてもらうことにしました。こちらはパザルジック在住の友人トレントと、たまたま彼のところに遊びに来ていた彼のお義父さん(自動車修理のプロ)と一緒です。
出てきたのは30代半ばの男性でした。ガレージでカバーをめくると、見るからに「20年近く前の車!」という感じのブラウンメタリックのボルボです。ただ走行距離が11万キロしか(!?)走っていません。(2000レバくらいで売られている車は対外17万から20万キロは走っています。)
フロントグラスにひびがいっぱい入っているのでもう少し値引きしてもよいとのこと。100レバひいてもらいました。
LPガス、4ドアというのも条件どおりです。ただ、ギアが4速しかない!! 燃費悪くなるだろうなあ、それに高速できつそう。それから、あいにくトラキア平原の真ん中に位置するパザルジックで「3速で坂道発進」の実験はできませんでした。
売り手がきちんと管理していたようだし、値段に引かれて買うことにしました。たとえ、レモント(修理)にお金がかかっても2000レバの予算内におさまるんではないか・・・
ここからがブルガリアのおもしろいところです。
まず、車を売るには家族の同意が必要になります。ノタリウス(公証役場)にいって売買契約書を作るのですが、ここには売り手だけでなく、その奥さんも同席しなければなりません。わざわざ仕事中に抜けてきてもらいました。まあ、共産体制化では車は順番待ちをしてやっと買える高級品だったので、その名残なのでしょう・・・。
そしてこのノタリウスがまた!!! 「外国人は車を売買できません!」とおおせになられるではないですか! ソフィアでは外国人が赤や青の外国人ナンバーをつけて(ちなみに赤は大使館などの車。一般の外国人は青で最初がXXで始まります)走っているのですが・・・パザルジックがあまりに田舎なのでこのノタリウスは知らないんでしょうか・・・・
そこで、再度出直し。ブルガリア人の友人、ソフィアっ子のステフチョに頼み、彼の名義で買うことにしました。ソフィアから約100キロ、ペルニックからは130Kmもあるのに。
後日ステフチョと売り手と、それからまた彼の奥さんと、同じノタリウスのところに行って書類を作ります。まず、この時点で65レバ(4750円)!! ただの紙切れ一枚なのに・・・
それからもう一度売り手の家に戻って車を引き取りに行きました。
実際に車が置いてあったのは彼のお母さんの家でした。ステフチョが売り手と話をつけ、自賠責保険の手続きをしている間にわたしは彼女と話していたのですが、息子さん(=売り手)はとても働き者で少しずつお金をため、その元手で車を売買するビジネスを「ひそかに」はじめたようです。「儲かる」となると、政府だけでなくマフィアにも「税」を払わなければならないそうで彼は慎重にそうならないようにしているのでした。思わず、お母さんに息子さんをほめる言葉を贈ってしまったのでした。
でもほんとに、車は、今は必需品です。もっと自由に売り買いできるといいのに。少なくともブルガリア人同士だけでも・・・
ちなみに、このうしろ姿、「440GL」と書いてありますが、本当は340GLです。以前のオーナーが見栄をはりたかったのか340の”3”をはずして”4”のシールを貼っているのでした。かえって恥ずかしい・・・ 日本でこんなボルボ見たことないですよね・・・そしてフロントグリルの「ボルボ」のマークがないので、どう見てもボルボではなく「ラーダ・サマラ」(ソ連製)みたい。(T T) そしてなんと、87年式のはずだったのに、本当は82年式でした!!!5年もサバよんでたのか!!(怒)
出てきたのは30代半ばの男性でした。ガレージでカバーをめくると、見るからに「20年近く前の車!」という感じのブラウンメタリックのボルボです。ただ走行距離が11万キロしか(!?)走っていません。(2000レバくらいで売られている車は対外17万から20万キロは走っています。)
フロントグラスにひびがいっぱい入っているのでもう少し値引きしてもよいとのこと。100レバひいてもらいました。
LPガス、4ドアというのも条件どおりです。ただ、ギアが4速しかない!! 燃費悪くなるだろうなあ、それに高速できつそう。それから、あいにくトラキア平原の真ん中に位置するパザルジックで「3速で坂道発進」の実験はできませんでした。
売り手がきちんと管理していたようだし、値段に引かれて買うことにしました。たとえ、レモント(修理)にお金がかかっても2000レバの予算内におさまるんではないか・・・
ここからがブルガリアのおもしろいところです。
まず、車を売るには家族の同意が必要になります。ノタリウス(公証役場)にいって売買契約書を作るのですが、ここには売り手だけでなく、その奥さんも同席しなければなりません。わざわざ仕事中に抜けてきてもらいました。まあ、共産体制化では車は順番待ちをしてやっと買える高級品だったので、その名残なのでしょう・・・。
そしてこのノタリウスがまた!!! 「外国人は車を売買できません!」とおおせになられるではないですか! ソフィアでは外国人が赤や青の外国人ナンバーをつけて(ちなみに赤は大使館などの車。一般の外国人は青で最初がXXで始まります)走っているのですが・・・パザルジックがあまりに田舎なのでこのノタリウスは知らないんでしょうか・・・・
そこで、再度出直し。ブルガリア人の友人、ソフィアっ子のステフチョに頼み、彼の名義で買うことにしました。ソフィアから約100キロ、ペルニックからは130Kmもあるのに。
後日ステフチョと売り手と、それからまた彼の奥さんと、同じノタリウスのところに行って書類を作ります。まず、この時点で65レバ(4750円)!! ただの紙切れ一枚なのに・・・
それからもう一度売り手の家に戻って車を引き取りに行きました。
実際に車が置いてあったのは彼のお母さんの家でした。ステフチョが売り手と話をつけ、自賠責保険の手続きをしている間にわたしは彼女と話していたのですが、息子さん(=売り手)はとても働き者で少しずつお金をため、その元手で車を売買するビジネスを「ひそかに」はじめたようです。「儲かる」となると、政府だけでなくマフィアにも「税」を払わなければならないそうで彼は慎重にそうならないようにしているのでした。思わず、お母さんに息子さんをほめる言葉を贈ってしまったのでした。
でもほんとに、車は、今は必需品です。もっと自由に売り買いできるといいのに。少なくともブルガリア人同士だけでも・・・
ちなみに、このうしろ姿、「440GL」と書いてありますが、本当は340GLです。以前のオーナーが見栄をはりたかったのか340の”3”をはずして”4”のシールを貼っているのでした。かえって恥ずかしい・・・ 日本でこんなボルボ見たことないですよね・・・そしてフロントグリルの「ボルボ」のマークがないので、どう見てもボルボではなく「ラーダ・サマラ」(ソ連製)みたい。(T T) そしてなんと、87年式のはずだったのに、本当は82年式でした!!!5年もサバよんでたのか!!(怒)