おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ケータイ利用のエチケット

2012-01-30 16:37:27 | まち歩き

日本で公共交通機関を利用すると必ず入る車内アナウンス。

「車内での携帯電話での通話はご遠慮ください。優先席付近では電源をお切りになり・・・」

もともと車内アナウンスがほとんどないブルガリアでは絶対に聞かれない言葉ですね~。どんなに混んでる車内でも大声で通話している人が見られるブルガリア。そして、こんなビンボーな国でも、しかも、ゴミ集めをなりわいにしているほどの極貧の人でも、み~んなケータイを持っています。しかも、ワタシのよりも新型モデル!! (っていうか、ワタシは古すぎるのを持ってる?) 市内でバスやトラムに乗っていてふと見ると、若い子達はスマホやタブレットを片手に、指でササーっと♪ そんなに若くなさそうなおばさまが電子書籍で読書中・・・ それもぎゅうぎゅうの車内で。盗難の危険性の高いところでも、半ば自慢げに見せびらかしているようにすら見えます。Readingebookincrowdedtrum

”指でササーっ♪” ”ゲームとアプリ”くらいなら別に他の乗客には迷惑をかけることもありません。まあ、ダウンロードした音楽をMP3プレーヤー代わりのケータイで聞いてる人のイヤホンから音漏れがするのは少し迷惑ですが。でもやはり、おしゃべり大好きなブルガリア人の、このツールの利用目的は、「通話」!!! でしょう。騒音のひどい地下鉄やトラムの中でも、「アロ~♪」と会話を始める人々は、楽しそうです。だから大声でまわりの人にまる聞こえだ!!Mobileoncrowdedtrum!

「スカパ~(ブルガリア語で”ハニー♪”みたいな意味)、スーパー寄るけど、何買ってきてほしい~?」

「あっ、マモ~(=ママ)、もうバーバ(おばあちゃん)と帰ってるから心配しないで!!」 夕方の車内から聞こえる、いわゆる「カエルコール」にちょっとホッコリ・・・ と、そんな時、車内に3人・・・ 内訳は、一人は50代女性、そして二人の30~40代男性がダッと乗り込んできました。そしてこの女性はケータイでこ~んな「超」深刻な会話を大声ではじめます。

「アロ~、マリアね・・・ いい?今から言うことはすべてイスティナ(ブルガリア語で”真実、真理”の意)だから。ニコライはもうあなたとは暮らせないし、その意思もないワ。もう彼はリュプカとの新しい生活を楽しんでるの・・・ でもマリア、私はあなたの母親だから、嫌われてもいいから心から助言するわね。これはマリア、あなたのせいよ。そりゃ最初はニコライが悪いワ。でも一度問題を正して戻ってきたじゃないの。なのに何ヶ月も許さないで、しかも子供達もニコライに押し付けて・・・ マリア、泣いたってダメよ!! もうあなたは全て失ったのよ!! 分かる?! お金のことだってニコライはキチンと新しい仕事を見つけてるし・・・ もうあなたに入る余地はないのよ・・・ マリア・・・ でも私がいるじゃない。ここにはあなたのボイチョ(=母方のおじ)のイヴァンもいるワ。泣かないのよ。今日は会いに行くことはできないけど、いつか行くから。分かった?」

もうこの会話中、車内の乗客はほぼ全員が、そっちを見ずに”耳ダンボ”にして話に集中・・・ 後で何人かがボソッと独り言・・・

「まっ、許さなかったんだから仕方ないワネ」 「子供もとられちゃったの?」・・・

ワタシは心の中で、「こんな会話、トラムの中でするなよ~!!!」(怒) 日本ではたぶん見ない風景でした。

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火の用心~ 何が火事のモト?

2012-01-28 00:08:45 | まち歩き

この寒い時期、火の元にはホントに注意・・・ ですね。

Mallofsofiafire 正月明けのブルガリアの最初の大きなニュースは・・・ 中心部に程近いオプルチェンスカ通りの「ソフィア・モール」で火事!! 別に古い建物でもないし、火の気もなさそうな(もちろんフードコートもありますが、でも火が出たのはそこではありません)ところから煙が出たらしく、買い物客を避難させて大変な騒ぎになったんだそうです。

Mallofsofiafirecovered オプルチェンスカ通りを歩いてみると・・・ ちょうど火事のあった部分の所は歩道にフェンスが置かれ、看板はシートで覆われていますが、パッと見は火事になったことが分からないように、覆っているシートにもキチンと広告が書かれています。そんな小ざかしいことするんなら、最初ッから防火対策すればいいのに・・・

Illuminationadv その数日後のニュースでは、この火事の原因は「電気系統」・・・ 撤去した広告の電飾の部分から漏電したとか何とか。そしてそのニュース曰く、「ソフィアには40年以上経っている古い電飾がたくさんあって、それが火事の原因になりうる。アブナイ!!」だって。う~む、たしかに漏電したらアブナそう。でも、特に中心部のビトシャ通りにあるそんな古い電飾は「共産アート」的で何とも好きなんだけどなあ・・・

Kilkovfire この寒い時期、ただでさえ家の中でペチカで木などを燃やすことも多い季節です。まして電気を止められてろうそくだけで生活している家族も多かったり、あとはやはりタバコの不始末や寝タバコかな・・・ 特にこの時期痛ましい家事のニュースをよく聞きます。先日もソフィア中心街の大きなパザール、「ジェンスキー・パザール」の一角のうちが火事になって母子3人が亡くなり、そこに住んでいたロマの家族3家族が焼け出されたんだとか。日本も大雪や寒波で寒い毎日、「戸締り用心!火の用心!!・・・ 一日一ゼーン」(昔こんな宣伝、ありましたね。まんが日本昔話のときに・笑) 

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久々の大雪!! み~んな綿ボウシ!!

2012-01-27 06:04:25 | まち歩き

冬のブルガリア、大雪なんて珍しくも何ともない、と思っていたら!!

1月25~6日にかけてまァ~降った降った!! 最低気温は-12℃とあまり寒くなく、むしろ雪に覆われてちょっと寒さがゆるやかになった気さえします。

こういう日は、特に車は超タイヘ~ン!! どんなに冬タイヤでも、部屋にいると、大雪にハマリ、「おなかの下に何かを置かれて足をバタバタされているカメ」状態な車の「キュルキュル~」というスリップ音がひびいているぅ~っ!!

2012wintersnowrusseltram そういうわけで公共交通機関のみ利用しよう・・・ 大通りは除雪してあって安心・・・ のはずが、トラムやバスは時間通りには来ず、バス停で乗り込んだり、降りたりするところはドロドロになった雪に足を突っ込むことになって足がベチャベチャに濡れて冷え込むことに・・・

でも、26日、ウチのフェリシアちゃんが雪の重みでつぶれていないかちょっと心配になってきたので、雪を払いのけてあげようと、ほうきを持って外にでてみると・・・ アレッ?! どれだっけ、ウチの車!?

2012wintersnow たった一晩でドッサリ積もった大雪で埋まり、どの車も白い「ハイエース」クラスに見えます。何か雪のせいでひとまわり大きく見えるぅ~っ!! やっとウチの車を見つけ、ほうきで雪を落とすと・・・ これまたビックリ!! こんなに小さな車だったっけ?(笑)

もう、とっとと部屋に帰り、ストーブの前でじぃ~っ(汗) こういう日は家にいて!! おみかんでも食べよう!! 今年はパザールに出ている冬のフルーツは、りんごとみかんの人気が逆転したかのように見えます。ずーっとりんごが王者だったんだけど、今年は特にブルガリア語で「マンダリーニ」といわれる、いわゆる「おミカン」が人気のようです。もちろんギリシャやトルコからの輸入ですが、甘くて、手でむける手軽さがウケているようです。

でも、りんご派もまだまだ健在!! 友人のテメヌシュカは、寒いこの時期、ハーブティーにりんごスライスを浮かべます。「こうすると香りがいいのよね~」 ワタシも試してみましたけど、本当に甘酸っぱい香りが、レモンとは違った風味をハーブティーに加えてくれますよ!!

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ワインレッドなココロ ~安心できなくなった地帯・・・

2012-01-21 01:44:59 | うんちく・小ネタ

最近のワタシの悩み。それは、楽しくお酒が飲めない・・・ そのワケは

Merakliisko ブルガリアに来た最初の頃、ブルガリアのお酒、特にワインのおいしさと安さにはビックリしたものでした。700mlのボトルのワイン、有名なブランドのものではなくても、例えば「ソフィア」と名前のついたワインはいくつかの会社が出していますが1レバ(その当時70円ほど)そこそこでもとてもおいしく感じたものです!! さらにはペットボトルに入った安ワインでも、手軽な飲み物としてちょうどよかった!スーパーマーケットでも近所のパビリオナでも売られている「メラクリイスコ」という2リッターのペットボトルに入ったワインは、この量で2レバ50(今のレートでは125円ですよ!!) まさに毎日飲み、「ワタシジュース」感覚で飲むのにピッタリ!! だったのですが・・・

日本に一時帰国していたので自作のワインを飲めず、さらには市場に「ドマーシュノ・ヴィノ」(自家製ワイン)が並ぶ時機も逃してしまっておいしい手作りのワインが飲めないでいるこの冬、なんだか市販のワインが全体的に薄くなっているような気がしてなりません。景気が悪い今日この頃、出来たワインを水で薄めているのッ?! と激怒したくなるほど薄い味、もしかしたら出がらしのぶどうで作ったワイン色の水(!)にエタノールを混ぜて(それもかなり少なく。アルコール度10%っていってるけどホントはビール並みの5%もないんじゃないの・・・)売ってんじゃアないの!?(怒) 何せ、どんなに飲んでもまったく酔えない、というか、味がない・・・

Carrefourbulgarianwine 最近、「メラクリイスコ」ワインのボトルに、なにやらぶどうの模様なんかが入って、少し高級感(? 2リッターで125円で高級感もなにもないでしょうが・・・)を出そうとしているようですが・・・ さらにはフランス系スーパーマーケット「Cルフール」で売られている一番安いワイン(ブルガリア産ですが)、これがまたすさまじくぶどうの味がしない・・・ だいたいワインの国を自負するフランスのスーパーが認めて出しているワインなんじゃあないの!? そんなことならもう少しまともな味、というかワインらしい味にしてくれよ~、っていうか、ホントにぶどう、使ってんの? いっそのこと同じぶどうの産物である「ラキヤ」をまぜて飲まないと、お酒を飲んでる気がしない!! ところが、このラキヤもホントは40%くらいのはずなのに20%くらいしかアルコール度がないんじゃないかと思うほど・・・ それに最近では、「市販のラキヤは、どうやって作ってるかハッキリしないし、第一何が混ざってるかわからないからアブナイぞッ!! これで身体をこわしたヤツもいるくらいだし・・・」なんていわれてるそうで・・・ (っていうか飲みすぎが問題なんじゃないの?と疑いたくなりますが。) ホントにどうなってんの? 「インドの密造酒事件」じゃないんだから・・・ あ~、コワっ。

Russianhoppy 割って飲む、というか、強いお酒を混ぜて飲むといえば、その「Cルフール」、いろいろな外国製品が売られているのですが、そこで見つけたのはロシアの飲み物、「クヴァス」!! ブルガリア語では「パン種」とか「酵母」の意味ですが、ロシアでは「地球の×き方」にも出ている、黒パンを発酵させて作った清涼飲料!! ブルガリアで言うところの「ボザ」と同じ系統ですが、とろみはあまりない意外とサッパリした飲み物です。ちゃんと泡もできるので、これって日本の「ホッピー」の黒みたいに、「ナカ」をウォッカにして飲むと、見た目黒ビール風の「ホッピーの焼酎割り」みたいになんないかな?(浅草の「煮込み横丁」が懐かしい・・・) でもブルガリアのビール、7%なんてのもあるし、だいたいここ数年黒ビールの味がシーズンごとに変わってる気がするので、実はこんな方法で作られていたりして・・・なんて疑惑もわいてきちゃいます。。(ちなみに「ボザ」、”飲むとグラマラスになる、という女性にはうれしい、ブルガリアのビール”と紹介されていたこともありましたが、ボザをウォッカで割って飲む・・・ 想像しただけで・・・ウウッ・・・TOT マズそう。考えたくないな~)Nikomiyokocho  

ワタシがワインを飲む最大の理由、それは「ポリフェノールを摂る」!! だいたい、老化防止なんだから!! アラフォー世代のワタシには切実な問題なのに、そのポリフェノールが摂れないんじゃ、ワイン飲む意味、ないじゃん!! 安くてもおいしい、そして身体にいいワインが飲みたい!!

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風邪をひきこんじゃって・・・年末年始のいつもこの時期~

2012-01-15 04:15:40 | ブログ

いや~、ちょっとヤバいなあ~とは思っていたんですよネ~。

Nadejdaevening こちらに帰ってきてから年末にかけて、咳が止まらない!! ソフィアの冬はどちらかというと乾燥した寒さで、それがのどから気管支にダメージを与えるんですよね~。早いうちに休まなくちゃ、と思いつつ、咳だけだったものでついつい動き回っていたら、あるときから夜も咳き込むようになって眠れなくなってしまいました・・・。で、もうこれはキッパリすべてのスケジュールをお断りして家にこもって寝なくちゃ・・・ 眠れないのではワタシの免疫力も回復しないゾ!! こんなに咳き込むんじゃ周りの人たちだってちょっとイヤだと思うしね。

でも、どうも「ワタシが日本人で、最近まで温暖湿潤な日本に行ってきたからひいた風邪」と言うわけではないようです。ソフィア市出身の友人リリーは、とっても丈夫で性格は「ボイニック」(=軍人)!! いつでもどこでもファイティング・モード(笑・女性ですヨ)だったのに、ある日、

「ちょっと咳が止まらない・・・」 という連絡が!! エッ!? ワタシと同じような症状?あのリリーが?

お見舞いに行くと、彼女らしからぬ弱気な発言が!!

「もう、このソフィア市の汚れた空気にやられちゃって・・・ 咳が今にはじまったことじゃないのよね~。とうとう仕事も辞めたワ。とりあえず今は夫の収入だけでやっていけそうだし・・・ とにかく週末に”セロ”に行ってきれいな空気を吸うようにして生き延びるしかないわね。」

ソフィア市の空気汚染、いわゆるスモッグの問題はかなり深刻で、特にリリーの住む、ソフィア市内の空気がたまりやすい、少し低い土地では明らかなんだそうです。リリーはロージェン大通り沿いでイリヤンツィ市場へ向かう途中の「トルストイ」住居区にいます。ここと、その周りの「ナデジュダ」「スヴォボダ」などの地区は結構汚れた空気が集まりやすいそうで・・・ そういえばワタシのいる「リューリン」区はすっきり晴れていても、ちょっと「ナデジュダ」方面に行くと、行く途中から濃霧に包まれてすぐ前の車が見えなくなってしまいます。で、リューリンに戻るとまた晴れ・・・

そのせいもあってソフィアに住む人々の多くがお金もないのに「セロ」つまり郊外の別邸を手放せない、むしろ、欲しがる傾向にあるようです。ソフィア市民のゼータクな夢は、ソフィア市中心部に通える便利な、しかも空気も景色もきれいなところに住んで、職場に通う、と言うことだそうです。そういう所はすでに超高~~くて、大金持ちかマフィアが住んでいる、だから少し安いところを探すと通勤不可な距離・・・ で、週末のみセロに行く・・・ と言うことになってしまうらしい。

最近そういう事情もあってリリーは自分のセロの家の改築にご執心。いずれは週半分をあちらで過ごすのかなあ・・・

Mushumula おまけ:そのリリーのセロで採れた果物をいただきましたが、40年以上生きてきてはじめて見た果物です・・・ 「ムシュムラ」だったかな? ダチョウ倶楽部のネタみたいな名前のような果物です。見た目のジミさに相反してこれが意外とうまい! 日本でみたこと、あります?

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