一度は雪が溶けて、「今年は暖冬だなあ~」なんて思ってたら、急に冬が戻ってきたソフィア。夜はマイナス15度くらいまで下がります・・・ うう~ぅサブっ。 そんな時期に日本からお客さん。休みの都合と、「ブルガリアの一番寒いときを見てみたい!」とのことで・・・ どんぴしゃで一番寒い時期に重なりました!!
その寒い中、どこへ行こうかな?ソフィアでも「古いスタイルの建物がカワイイ」と思ったようなので、それじゃブルガリアの民族的な建物なんかを見たらいいかな? ということで、コプリフシュティッツァに行くことにしました。そこならそれ程遠くないし、道もきれいに除雪してるだろうからね。
真っ白な原野や樹氷がきれいな山道を抜けてコプリフシュティッツァへ。コプリフシュティッツァ駅入口を少し過ぎるとあるチェシュマで水を汲んでいきます。帰ったらこれでコーヒー沸かそう!山からの軟らかいおいしい水が流れています。
でも・・・さすがにこんなに寒いと観光客もぜんぜんいません。ちょうど「グリップナ・ヴァカンツィヤ」(風邪で学校閉鎖)の時期でもあり、そんなにみんな出歩かないし・・・ 先回行ったときに「展示物がカワイイ」と思った「リュトヴァ・クシュタ」はよりによってその日が休み・・・ ああぁ・・・ でも、かわいい街並みやハウスミュージアムの外観、それにレストランでのブルガリア料理は楽しんでもらえました。
少し山手の方に、それらの家の持ち主だった豪商たちのお墓がある教会があります。ここも民族調の建物の一つ。入口で箱座りしてたさびネコがスリスリやってきました。「遊んでほしいけど、冷たい雪の上に足は乗せたくないニャ~」
雪をかぶった山はさらにその上に雲の帽子。そのふもとに放された馬たち・・・ サラブレッドや、ロマの人たちの家の馬車を引いているような大きなお馬さんじゃなくて、ちょっと小柄で頭が少し大きめでずんぐりした・・・ なんだか「寒立馬」のよう・・・ 真っ白な雪の原野で身を寄せ合って食べ物を探しています。
小さな旅でしたが、真っ白なブルガリアを楽しんでもらえたかな?