ブルガリアの都市はどこでも、中心部に車両進入禁止区域があり、そこは公園兼広場になっています。共産主義時代にはここで記念日にパレードやマスゲーム、それにホロ(ブルガリアのフォークダンス)が行われていたそうです。周囲にはお店やカフェ、露天が並び、ちょっと散歩するには手頃な所。ペルニックにも例に漏れずそういう場所があります。「モンテカルロ」というんですが・・・--); 冬のはじめごろ、そこになにやら囲いができて下にゴムのシートが敷かれ、トラックが大きな機械を持ち込み、なにかはじめました。何つくってんだろう??
それは、野外スケートリンク!!! でした!! 2年以上この町に住んでてこれは初めて!! ウレシィ~!! だって、スケート大好きなんだもん!ど下手だけど・・・ スキーもそうですがああいう、キャーキャー騒ぎながら転びそうになるスポーツ(?)はストレス解消にもってこい!! YouTubeなどで浅田真央ちゃんの活躍を見るにつけ、小学校に入ったばかりのころ近所のスケート場に毎週末通ったことを思い出していました。それにブルガリアはアイスダンスのチャンピオン・カップルを出してるんだったっけ。 ああ・・・また日頃の雑務を忘れて大騒ぎしながら滑りたいなぁ~、というか、滑れるかなぁ・・・かなりご無沙汰なので・・・
入場券売り場を見ると料金は2レバ(約160円)、貸靴が1レバ。リンクは1時間毎の総入れ替え制で、つまり3レバで1時間ということです。まあ、このトシで久々に滑るんだからちょうどいいですね、1時間で。
夕方暗くなって通りの人々が少なくなってから出掛けました。何せ、このド田舎ペルニックで日本人は目立つ目立つ!その上スケートなんてしたらみんなに注目されて心置きなく滑れそうにないしなぁ・・・ まして転んだりしたら・・・ 外の気温がマイナスの寒い日の19:30からリンクに入りました。貸靴はホッケー用とフィギュア用があり、私はフィギュア用を選択。久々に氷に乗ると、最初は「あわわわ・・・」と歩くのも大変でしたが、少ししたら「昔取った杵柄」で前後に進むくらいは何とか思い出しました。元気にホッケー靴でビュンビュンとばしているガキンチョたちもいます。ウマイな~。前の回もこの子達滑ってたなあ・・・ でも「今日がはじめて」ッぽい女の子がお姉ちゃんや母親と一緒に来ていました。7,8歳くらいのその子は立っているのも大変。このリンクには指導員のおじさんがいて(すごく上手!)その子も教えてもらってました。が、結構スパルタ!!
「ハイデ!! サマ カーライ!!」(ほら、一人で滑りな!!)
「マモ~(半泣)」(ママぁ~) と、女の子が母親に助けを求めると、
「ニャーマ マモー(怒)!!」 (おかーさんなしで!!)
そのお母さんもかなりアブナイ感じで、壁ぞいに滑るのがやっとだったから、助けを求めてもダメだろうけど・・・
あ~、でも、楽しかった~。もちろん次の日、足は筋肉痛でしたけど・・・(笑)