「もうすぐ配信終了」ってあったのをNHKプラスでやっとこさで見れた「ヨーロッパ トラムの旅」、ブルガリアはソフィア編!!! (アタシのブログも久しぶりのブルガリアネタ!!)うれし~♪
で、見たのですが・・・なつかしい街並みに心がホッコリしました。ブルガリアを離れて早5年。パンデミックなどいろいろありましたが基本的にはおかわりなく、ソフィアはあいかわらず、と言ったところでしょうか?
でも、トラムだけのことを言えばあの「バビチキの星」緑色のスイスからのおさがり電車と、ポーランド製の「イモムシ」電車がずいぶん増えてたかな。寒い日に雪の詰まったブーツでずるっと滑りながら路面電車にまさに「よじ登った」のを思い出しました。でも、この車両は出てなかったかな?
にしても、国営放送(もしくは日本再放送協会)さんっ!!! もーちょっと市場やグルメを入れてもよかったんのでは?「イヴァン・ヴァゾフ市場」を出すんだったら、「ジェンスキー・パザール」(地元民の言う「キルコフ」市場)のほうがよかったんじゃない?ライオン橋のところで停まったんだから、そこからほんのちょっとだったし。 有名な教会の内部の映像はさすがNHKさん、普通は有料や禁止のところでも撮らせてもらえるNHKの強さ!貴重な映像なのですが、いかんせん、古くて暗くて「映え」ない・・・
それから・・・5番のトラムって、どうなったんだろう・・・「クラスノセロ」でメトロ3号線と接続する、その乗換駅の様子なんてあってもよかったかなぁ。そして終点の「クニャジェヴォ」の温泉施設やチェシマはどうなったかな・・・?
いい季節に撮ったみたいですから、オープンエアのテラスで近所の人たちがランチやティータイムを楽しむ様子とか、パザールで買い物する主婦の様子とか、大学の周りに集まる若い人たち、特にかわいい「モミーチェ」たちをいれてほしかったなあ・・・
久々に日本のテレビで紹介されました、ブルガリア!!
トラキアの黄金伝説にハスコヴォ近郊の天空都市・・・ソフィア市内のなつかしい博物館の映像・・・
そして以前ウチのブログでも書きました「クケリ」のお祭りです。テレビでは「スルバ」って言われてましたっけ?コンテストの行われるペルニック市に住んでいたのでなつかしいですね~! 番組の中では「ソフィア近郊の小さな町」での様子が紹介されていましたが、その町もペルニックに近いところじゃない? だって車のナンバープレートが「PK」(つまりペルニシュコ)だったし・・・そして数カット、お祭りを紹介する映像の中にペルニックの「モンテカルロ広場」の映像も混じっていたような。
あと、ワインの話も!! ブルガリアの西側には、ソフィアからギリシャに至る道沿いに、番組でも紹介された「メルニック」を含めいいワインの産地があります。それにプロヴディフ方面のトラキイスカ・ラブニナ(トラキア平原)もワインのいい産地ですよ!! テレビでも言ってましたが、トラキア人の昔、そして今でも、この辺の人たちはワイン大好きで、フランス人のように樽に入れてリザーブして何年も寝かせて呑む、みたいなことはあまりせず、「今年のワイン、今年のうちに!!」みたいな勢いでガブガブいっちゃいます。
ワインに合う食べ物として「ドロップ・サルマ」つまり羊の内臓入りのオーブンで仕上げた米料理が紹介されていました。なつかしい~! これは比較的安価で、スーパーのお総菜コーナーでも買えます。でも、ちょっとクセ強です。アタシのワインに合うおススメはブタ肉料理かなぁ。あとソーセージ、スジュクやルカンカなどの加工肉系もおいしかったなあ。
温泉もいっぱいあってけっこういろいろなところに行ったっけ。今は全然違うところにいるのでなつかしいですね。またブルガリアのこと、見聞きしたらアップしますネっ!!
ぬわんと!! このブルガリアで4つあった地上波のチャンネルが地デジ化されてしまいました!! 10月1日から変換機をつけないとテレビが見られないんですヨネ~!! まァ、ウチはインターネットだけで十分なのであわててはいませんが。そういう世界と一番遠いところにいて、しかも「テレビは人生一の友達」という、日本の「業界用語」で言うところのF3層、ブルガリア語で言うと「バビチキ」(つまりおばあちゃんたち)!!
朝昼夜と、連続テレビドラマシリーズ(ブルガリア語で「セリアリ」)を見ることがもう生きがいのような人たちですから、そりゃ~もォ~大変です。変換機は30レバ代から売られていますが、月の年金が150レバくらいの人が多いわけで、これを買うのは大変なことなのです。でも9月末まで見ていたドラマの続きが見たいっっ!! と言うので、この変換機をすでにつけている家にGO!! となっています。
まさにF3のちゃんばー(夙川?! 笑)70代のターニャは、近所のM3(と言っても80代)のちゃんじいクルムとF3のちゃんばーツァンカ夫婦の家に見せてもらいに行っています。夜のドラマ(外国のものにブルガリア語の吹き替え)がターニャはお気に入り!! ツァンカも見ているみたいですが、ターニャの住むスヴォボダ地区はノラ犬が多く、あんまり夜遅くなるとキョーボーになってヤバいし、第一バスの便数がめっきり減ってしまうので、ドラマを最後まで見ずに途中で帰り、あとでストーリーを聞くと言う手間をかけているとか。
そのせいもあって、「変換機なくってもむずかしいことは全部やるヨっ!!」的にケーブルTV、衛星テレビの会社がこぞってキャンペーンをしています。「ブルサットコム」が大手ですね~。ブルガリア国外に住むブルガリア人も必ずつけています。また電話会社などではインターネット+家電話+ケータイ込みでテレビ放送も売り込んでいます。
この大きな変化を前に、特にソフィア市内でこの手の電信関係の会社は統合や合併を繰り返し・・・。たとえば、ウチが使っていた結構大手のインターネット接続会社「スペクトラムネット」はいつの間にかやはり大手の「メガラン」と、そして携帯電話オペレーター「Mtel」と合併!! いつもインターネット料金を払いに行っていた窓口が閉鎖になるわ、配線の調整とやらでまァ~インターネットが切れるわ切れるわ!!(怒) 特に日本にメールを送らなければならないときに限って!!! もォ~!!! 不安定ー!!!
ところでターニャは今、安い変換機を探しています。セールでもあればいいのでしょうが・・・ 「ソツィアルナ・ポモシュト」を受けている人たちには変換機が割引価格で配られて、ある家で同棲中の家族のところには(基本、家族に1台なのですが「ベス・ブラック」(つまり正式に結婚していないので)それぞれに1台ずつ配られたので1台は他の人に正規の値段で横流しした・・・ なんて話も聞きます。あるところにはあるのに、ないところには・・・ 普通に年金をもらっているターニャにはこの援助はない・・・ 彼女の年金ではなかなかツラいらしい。でも「テレビがない生活なんて考えられなーい!もうイヤっ!」なんだって・・・