ヨーロッパのほとんどのところではお金の単位といえばユーロ!! よく使うのは20ユーロ札そして硬貨でしょうか? 特に2ユーロ玉はいつも財布の中にないとちょっと不安だったりします。日本ではなかなか定着しない「2」ずつのお金・・・ 守礼門と紫式部のあのお札はずーっと記念にどっかにとってありますけどね(笑)。
ブルガリアのお金では最近まで2レバはお札でしたが、これが硬貨も出たんですよ~!! これがまた見た目にユーロ玉のもろパクり!! 間違いそーっ!! それに今までもあった1レバ玉とも間違えやすいっ!! お釣りをもらった時、「これ足りないんじゃないのっ(怒)!!」というとお店の人から「よく確かめてヨ、モォーっ(激)!!!」と返されることも・・・
ちなみに今までの1レフ(単数形なのでホントはこう・・・)は金縁に中が銀、新しい2レバ(ホントはこれもレヴァなんだけどねぇ・・・簡単にどっちも「レバ」って書いちゃって・・・)硬貨は外側が銀で中が金です。
でも、硬貨が出始めるとあんな紙のお金なんて急にショボく見えてしまいます。大体2レバ単位って、日常超ヘビロテで、払う、受け取る、また払う・・・の繰り返し・・・ 消耗が激しくボロッボロのが多かったもん。
だから今はおつりで2レバ玉が入っているとウレシイ!! 2レバ札でもらうとすぐに次の時に使いたくなる・・・なるべく2レバのおつりをもらわないようにして2レバ札が自分のところに来ないように・・・ とババ抜き状態に近い・・・
今はまだ珍しい2レバ玉。もらった時にウチの空きビンの中にためてみることにしました。日本でいうところの500円玉貯金箱にためる感じでしょうか?このビンいっぱいになったらいくらになるのかな?
あっ、そうそう!! ユーロをもってブルガリアに観光に来られることがあるようならユーロと別にできる小銭入れを利用されることをおススメしますヨ!! まざるとちょっと分かりにくいもんネ!!
今日も田舎っぽさ漂うナデジュダ区・・・ 大通りの角にある近所のスーパー「ビラ」に買い物に行こう!! と店内に入ると一番手前の売り出しコーナーに「ライスキ・ヤボルキ」がドーン!!
ライスカ・ヤボルカ(単数形)・・・ ライスカ(ライはブルガリアで「楽園」、つまり「楽園の」の意)・ヤボルカ(リンゴ)、日本でいう「柿」です!! ビラで売っていたものはスペイン産。ちょっと見た目渋そうでしたが2個買い、ウチに残ってて処理に困っていたマズいジン(大家のエンチョおじさんがジンを蒸留してさらにアルコール度数を上げた、ちょっと飲めたもんじゃないヤツ。笑)を塗ってビニール袋に入れてしっかり密封し、「樽柿」にしました。うまく渋は抜け、甘くおいしくなりました・・・っつーか、買ってすぐ渋いかどうか食べて確かもせずに有無を言わせず(?)処理しちゃったので、本当は渋かったのか甘かったのかは分かりませんけどね(笑)。
柿はどっちかというと温暖な方の果物っつー感じがします。日本だと北東北あたりから先にはあんまりないような・・・ 関東から西に行くと、その辺に柿の木ってある感じがします。山口あたりに住んでいたころは季節になると何キロもの甘い柿をありとあらゆるところからいただきましたね~。昨今の地球温暖化で、そういう果物の産地的な所も変化してきてるのか、ブルガリアで以前は全く見なかった柿が数年前から果物屋さんの店頭に並ぶようになり、最初は渋柿しか売られてなかったのが甘い柿もできるようになってきた・・・ ってことなんですかね?
先日、メルニック・サンダンスキ方面に行ったとき、柿がその辺で売られていました!メルニックの一軒のお家では庭に柿がなっているっ!! 初めてブルガリアで柿がなってるのを見ましたよ!! つい数年前までは輸入物しかなかったのに、ブルガリアでも南部の方ではできるようになったみたい・・・ まっ、確かに「桃栗三年柿八年」とかっていうから、オイシイ!!と人々が気づいてから実がとれるようになるまで何年かかかったんだよね?
あと、こっちで試してないのが干し柿!! 数年前の柿の出はじめのころ、ブルガリア人はしぶ~くて食べたら口がギコギコになる柿を「そんなもんだ」と思って食べているようでした。そんなんだったらラキアを使って樽柿にして食べたらいいのに、と何人かの友人には教えてあげたのですが、さすがに干し柿は教えなかったなァ・・・ と思っていると、メルニックに行く途中に柿が軒先からぶら下がった家が!! おおっ!! とうとうブルガリアにも干し柿出現かっ!!
と思ってみてみたのですが、皮を剥いてない・・・ これじゃあ干し柿にはならないよ・・・
先日の小旅行の際そこの友人たちに会ったのですが、皆健康ブームでスゴイ!! アロニアでしたっけ?体にいいんでしょ? どうもこっちの方では手に入りやすいのかな? 聞いてみればよかったかなぁ?友人のマリアちゃんはアラフォー世代。この年頃にうれしい・・・ 手作りのジャムはアロニア&ブルーベリー!! 目にも効きそうです。おいしいし、体にも良くって、それにオシャレ~っ!!
別の友人は買い物袋いっぱいのザクロをおみやげにくれました。ザクロは種がいっぱいでスッパくって食べにくいものと思っていましたが、サンダンスキのは違うっ!!! 1コ手に取って指で割って開けようとしたら、プシューっ!!! と、ザクロの汁がほとばしり出ます。エプロンしててよかったけど、白い服着てたらアウトでしたねぇ~!! それにしてもジューシーっ!!
それでザクロを、気を付けながら包丁で二つに割り、手でレモンを絞る要領でギュッとしてみました。すると、ジュワァ~っと、1コでコップ一杯分も取れたりして~♪ 種がコップに入るので茶こし網で濾せば完成です。これこそ「生グレナデン・ジュース」!!!
飲んでみると、超甘ァ~い!! ザクロってもっと酸っぱいのしか知らなかったけど・・・ すご~い!! 前はサラダにパラパラのせて食べたり、ウォッカにつけてカクテルベースをつくったりしたけど、そんなことしなくてもぜいたくにたっぷり飲めるし、このジュース、甘いのでヨーグルトやアイスクリームにもソースとしてかけるとイケます。甘いから放っておくとカビが生えちゃうから早く食べよーっと!!
朝、やっとの思いで7:30に温泉に行き、ゆ~ったり浸かります。ふぅ~~っ!!! この時間、何と!! 出るまで女湯はアタシ一人!! 独り占めだ~っ!!(大喜!) ゆっくり温まって、かかとのケアも軽石でできてうれしいゾ~っ!!
さてさて、まだ11月初旬で少し早いのですが、ここまで来たらメルニックで今年のワインを手に入れてソフィアに帰ろう!! と、一旦ソフィアとは逆にハンドルをきります。
牛たちが草を食む丘を越え、
紅葉したぶどう畑を横目に見ながら・・・・
久々っメルニックだ~っ!! いつもの洞窟ワイナリー「シェスタカ」へっ!! いつものうんちくおにいさん!! ところですぐそこにすんごくデカい建物建ててるんだけど、何? 「ああ、あれはウチの弟が建てて、ホテルにするんだよ。でもあと2年は完成しないね。」 う~む、ワインのウマい宿ねえ~。一泊いくらくらいになるか次第だけど、できたらいつか泊まってみたいかなぁ・・・
最近の商売について聞くと、「ロシア人大増加中」ということでした。 そういえばどこに行ってもロシア語が聞こえてきます。黒海沿いのヴァルナではここ5年くらいそういう状況になっていましたが、ギリシャ国境に近いこの辺にまでその波は来ていたようです。 ここのすぐそばにはバンスコ・スキーリゾートがあり、ここのリゾートマンションを買いまくっているんだとか。おにいさん一人でも「20家族くらい知り合いがいる」んだそうです。メルニックはワインの街だからそりゃ~ウルトラ酒飲み国民のロシア人たちが放っておくことはないでしょう!! 何ならワインなんて彼らにとっては「お酒ではない」・・・ 40度から先のウォッカからが「お酒」なんです。って書いてて、コエ~(汗)ロシア人、恐るべしっ!!
で、今年も一番早いワインをゲット!! 「スホ」(ドライ)はまだでしたが、「ポル・スホ」(ハーフドライ)は今年のものがもう飲める状態にっ!! あと、少し下がったところのメハナ「ロズニツィテ」のおじいちゃんのところでも2リットル買いました。春先の天候不順に雹やぶどうの病気で収穫量は少な目のようですが、乾燥した夏だったのでワインの出来はよかったみたい。若いけどいいワインに仕上がったようです。
メルニックにはノラねこちゃんが増加していました。前はワンちゃんが多かったのに・・・ このおじいちゃんのメハナにもしろくろさんがチャッカリと!!!
先日、リューリンにいた頃の友人たちに会う機会がありまして・・・ 「ナデジュダに引っ越したんだって?あっちって空気悪いでしょう?リューリンの方が環境はいいわよ~」 う~む、同じ市内だけど確かに大気汚染の面ではナデジュダ区はちょっとね~。明らかにこっちの方が標高が低いから?
なんて日々を過ごしていたらまたも用事でサンダンスキ、ペトリッチへ行くことになりまして・・・ いつもの定宿、サンダンスキ中心部の安宿、ホテル「バラヴロフ」を予約して、温泉に浸かるゾ~っ!! その日、用事を済ませチェックインしたのが18:00。18:20には市の温泉施設へ!! ところがフロントで、「入浴は18:00までに来ないと入れませんよ。」 えええーっ!? 19時まで営業って書いてあったのでまだ入れると思ったんだけど・・・ 「明日朝7時からやってるからまた来てね!」・・・ がっかり・・・
じゃあゴハンにしよっかなァ・・・ いつもはこの温泉施設から上(公園のほう)へ昇ろうとするのですが、今回は逆に市内中心部方向に歩いてお店を探してみることにしました。だってなんだかお店がみんなマックラだったし(その日はブルガリアの大統領選挙の日だったのが関係あるのかなァ?)、丸鶏や羊の頭を店頭でグリルする機械も空っぽだったし・・・ (見た目コワいけど、ちょっと食べてみたかったんだよなァ・・・羊の頭・・・) すると、ちょっと入った小路を挟んで2軒のメハナがたっています。どっちにしよぉかなァ・・・ でもどっちもいい雰囲気だゾ~・・・ と、両方からセルビチョールのおにいさんが「コッチにど~ゾ~」って出て来た!! その時は決められなくていったんメインストリートに行くそぶりをしてそこを離れました。でも、やっぱりそこが気になって・・・ よしっ!! 今日は人があんまり入ってない方に入ろう!!
入ってみると白ヒゲのおじさんとその家族がいるだけです。音楽もちょうどよく、うるさくなくてGood!! いつものアタシ式コースで、サラダ、パルジェニ・カルトフィ・スス・シレネ(フライドポテトのシレネがけ)、シシチェ(串焼き、今回はチキン)と、それにビール!! お風呂のかたきだー(笑)
すると、セルビチョールのおにいさんが、「あのぉ、あちらのテーブルのお客様からでございます。サンダンスキのドマーシュノ・ヴィノ(自家製ワイン)をどうぞ!!」と持ってきました。ええーっ!! バブル期を生き抜いたアラフィフのアタシでもお酒を「あちらのお客様からです」、それもワインをピッチャーで、っつーのははじめてだ!! 飲みきれない、どうしよう・・・ (喜&困・・・)
この白ヒゲおじさん、実は地元で有名な、マケドニア音楽が専門の作曲家のセンセーだったのでした。自分の作曲した音楽をメハナで流してくれるようたのんで・・・ なかなかいい感じのフォルクロアと歌謡曲のミックスのような・・・ ようつべにも画像が上がっているらしいですよ・・・。わざわざ名前も聞いたのですがあまりにおごっていただいたワインがまわって失念・・・ 日本でいうと平尾昌晃大先生?それともみんな知ってる都はるみとデュエットしたけど当人はあんまり知られてない岡千秋?!(笑) 実は娘さんが上海でダンスコンテストで金メダルを取ったこともあるそうで、アジア人のアタシに近しいものを感じておられるようで・・・ ワイン、ありがとうございます。でもよくわからなくってホント、ごめんなさ~い!! お店のセルビチョールも、
「当店を選んでいただきありがとうございました。これは当店からです」と、デザートにアイスクリームをサービス!! キャラメルナッツアイスクリーム~っ!! スゴイなァ~、今日は!!!