最近ちょくちょく壊れるうちのシュコーダ・フェリシアちゃん。長距離の平地の高速走行、特に寒さにはなぜかめっぽう強いのですが、渋滞が多くなってきたソフィア市内では少し息切れ気味になりがち・・・
そういうわけで思い切ってソフィア市版「Suica」を手に入れちゃいました。
各区にある大きな市営交通局の窓口。リューリン地区はウチから歩いて15分のところ、パザールの裏の方にあります。
「ドーバルデン!! エレクトロンナ・カルタ(つまりSuica式パス)が欲しいんですけど・・・」
「あ~、1枚3レバよ。1ヶ月50レバからザレジュダ(=チャージ)できるけど」
「う~んと・・・ 3ヶ月の市内フリーパスは130レバで、ちょっとおトクになりますよね」
「分かったワ。3か月分ね。」 と、アッサリと売ってくれました。以前に買ってみようと思ったときにはなんだか書類に記入しないといけなかったりしてメンドくさいなあ、と思って買わなかったのでしたが。今回はまったく何も記入することもなく・・・
3ヶ月パスとして購入した場合、有効期限が切れる10日前から、前もってチャージすることができるそうです。日本のSuicaと違う所は、3か月分チャージしてしまうとこの期間の間はいくら乗ってもOK!! 逆に思ったほどあまり使わなかったとしても期限が切れるとおしまいになってしまいます。(ちなみに日本の「Suica」などのようにプリペイドカードとしての使い道もあります。「タロンチェ」と呼ばれている5回分、10回分連番のキップを電子的にチャージすることもできます) フリーパスとして買った場合、1日2回以上市営交通のどれかを利用すればモトがとれる計算。ちょこっと買い物に行くにも便利です。
使ってみると、まァ~便利!! 何で今まで買わなかったの!?
もっとユニークなのが、電動式の交通機関、つまり地下鉄、トラム、トロリーバスには、タッチセンサーの付いた機械が設置されていて、ピッ!! とタッチしなければなりません。でもバスにはそれは付いていません。そのときはそのパスをただ持っていさえすれば良い、ということだそうです。
日本で使用していたSuica用のカードホルダー!! Suicaを抜いてソフィア市営交通パスを入れてみました。ちょうどいい!! このケースごとピッ!! (ちょっとうれしがって日本はJR東日本のスイカと、イギリスはロンドンのオイスターカードと一緒に撮ってみました・・・笑。そういえばエリザベス女王即位60年とかロンドンオリンピックとかイベント目白押しのロンドン!記念のオイスターカード、出ないかな? それからJR東日本のスイカのCMがカワイイ~ww)
ブルガリア人たちはこのカードをパスケースじゃなくて、サイフやバック、ジャケットのポケットに入れている人が多い!! そしてあまりしっかりタッチしなかったり、カバンをタッチしたり、それこそカードリーダーに体当たりするようにしてジャケットごとタッチする人が多い!! だからしょっちゅう「ボーー・ボッボッボップ!!(読み取り失敗の音)」がしていますが、気にしてない・・・ ある日地下鉄の改札でおばさんが大きなトートバッグをセンサーの上に 「ドスン! ドスン!!」と押し付けています。が、センサーは反応なし・・・ チッ!!と舌打ちしてその大きなトートバッグからパスカードそのものを取り出してセンサーにたたきつけて「ピッ!!」と通って行きました。最初っからせめてカードホルダー越しくらいでタッチすればいいのに・・・ まだイマイチこういうものの扱いに慣れないのかな~?!