「お古」をもらって育ったアラフォー世代の私。実はオシャレな親戚のおねーさんたちの服をもらうのが楽しみでした。ダンボールで届くそのお古の山はまるで宝の山!! 誰かが使ったものなんて・・・という人もいるでしょうが、自分では絶対に選ばない色、形、または家の経済事情のために買えないでいた「ワンシーズンだけのためのハヤリもの」なんて、組み合わせて試してみるのに最適で、しかもタダ!!と、いいこと尽くし。ムフフ・・・
ブルガリアでこういう気持ちを思い出させてくれるお店を発見!! しかも、い~っぱい!! それが、「フトラ・ウポトレバ」つまり中古品店です。(ちなみに家電やケータイなどいろんな種類の中古品店があるのですが、今日は古着屋、それも普段着を扱っている古着屋のお話です。あしからず・・・)
「(フ)スィチコ オト ゲルマニア」(すべてドイツから輸入)なんて書いてある店は結構期待大!! 質は上々なものが多い!! おススメエリアはやはり市中心部。ジェンスキー・パザール(またはキルコフ。ちなみに検索して出てくるソフィア旅行記の中にはここで古着が売られているように書かれているものもありますが、市場で並んで売られている服は基本的に新品です。古着に見えるかもしれませんが・・・)からオプルチェンスカ通り、スタンボリスキ通りにはたくさんの古着屋があります。
セーター、プルオーバーや、ちょっとオシャレなTシャツ、真夏にうれしいキャミソールやホルターネック!! EUサイズなのでバストはかなり大きくないとキマらないデザインのものがあるので、それだけ気をつければ、下は1レバ(=1/2ユーロ)くらいから手に入ります。
さらに、革製品がスゴい!! 日本では「重い、扱いにくい、湿度が多い家だからカビがコワイ」と敬遠されがちなのですが、こちらでは本当によく見かけます。結構6月くらいまで肌寒い日があったり、日没後に急に温度が下がったりするブルガリア。朝晩はおって出勤!なんて形で愛用されています。
また、年々温暖化を感じる日本では手に入りにくい真冬用極寒仕様のコート! 日本だと「スキーウェア?」と思ってしまうような、外側はナイロン、内側はフリースの、「これを着てればマイナス10度でも大雪でもへっちゃら!」なジャケットやコートが豊富にそろっています。人気はフードつき!! サラサラの雪に片手のふさがる傘はいらない!! フードだけでOKです。フードをかぶって外側からマフラーをぎゅっと巻くと風が首のところから入ってくることもなく温か~い!!
最近はオシャレになってきたソフィアの女性達ですが、上手にこういう店を利用しているみたいで、友人のレニは「”ミトニッツァ”のところのお店が大きくていいわよ!!」と教えてくれました。ミトニッツァとは、前の小包の話で出てきた「税関」のこと。行ってみると・・・細長~くて、デカい!!! ミトニッツァの前からマリア・ルイーザ通りまでの約100mにわたって建っているビルの1Fのフロア全部が店舗!! 品揃え豊富でテンションあがる~っ!! 「宝探し」の気分で、今日も行ってみよう!!
ソフィアに旅行に来られる皆さん!こちらに来て、「合う服がない!」とか「思ったより気候が寒かった!」なんていうときにこの「フトラ・ウポトレバ」のお店を試してみては!! ちなみにこのお店、ソフィア駅横のセントラル・バスターミナルからライオン橋方向に歩いてすぐ、黄色い「ライファイゼン銀行」の手前、おおきな「ホテル・プリンセス」のはす向かいに目立たない間口であります・・・ (店の入り口の前から駅方向を見ると写真のような感じです。)