おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ソフィアに来たら行ってみて!!「フトラ・ウポトレバ」(中古品店)

2010-02-24 15:49:31 | まち歩き

「お古」をもらって育ったアラフォー世代の私。実はオシャレな親戚のおねーさんたちの服をもらうのが楽しみでした。ダンボールで届くそのお古の山はまるで宝の山!! 誰かが使ったものなんて・・・という人もいるでしょうが、自分では絶対に選ばない色、形、または家の経済事情のために買えないでいた「ワンシーズンだけのためのハヤリもの」なんて、組み合わせて試してみるのに最適で、しかもタダ!!と、いいこと尽くし。ムフフ・・・

Vtraupotorevaentrance ブルガリアでこういう気持ちを思い出させてくれるお店を発見!! しかも、い~っぱい!! それが、「フトラ・ウポトレバ」つまり中古品店です。(ちなみに家電やケータイなどいろんな種類の中古品店があるのですが、今日は古着屋、それも普段着を扱っている古着屋のお話です。あしからず・・・)

「(フ)スィチコ オト ゲルマニア」(すべてドイツから輸入)なんて書いてある店は結構期待大!! 質は上々なものが多い!! おススメエリアはやはり市中心部。ジェンスキー・パザール(またはキルコフ。ちなみに検索して出てくるソフィア旅行記の中にはここで古着が売られているように書かれているものもありますが、市場で並んで売られている服は基本的に新品です。古着に見えるかもしれませんが・・・)からオプルチェンスカ通り、スタンボリスキ通りにはたくさんの古着屋があります。

セーター、プルオーバーや、ちょっとオシャレなTシャツ、真夏にうれしいキャミソールやホルターネック!! EUサイズなのでバストはかなり大きくないとキマらないデザインのものがあるので、それだけ気をつければ、下は1レバ(=1/2ユーロ)くらいから手に入ります。

さらに、革製品がスゴい!! 日本では「重い、扱いにくい、湿度が多い家だからカビがコワイ」と敬遠されがちなのですが、こちらでは本当によく見かけます。結構6月くらいまで肌寒い日があったり、日没後に急に温度が下がったりするブルガリア。朝晩はおって出勤!なんて形で愛用されています。

また、年々温暖化を感じる日本では手に入りにくい真冬用極寒仕様のコート! 日本だと「スキーウェア?」と思ってしまうような、外側はナイロン、内側はフリースの、「これを着てればマイナス10度でも大雪でもへっちゃら!」なジャケットやコートが豊富にそろっています。人気はフードつき!! サラサラの雪に片手のふさがる傘はいらない!! フードだけでOKです。フードをかぶって外側からマフラーをぎゅっと巻くと風が首のところから入ってくることもなく温か~い!!

最近はオシャレになってきたソフィアの女性達ですが、上手にこういう店を利用しているみたいで、友人のレニは「”ミトニッツァ”のところのお店が大きくていいわよ!!」と教えてくれました。ミトニッツァとは、前の小包の話で出てきた「税関」のこと。行ってみると・・・細長~くて、デカい!!! ミトニッツァの前からマリア・ルイーザ通りまでの約100mにわたって建っているビルの1Fのフロア全部が店舗!! 品揃え豊富でテンションあがる~っ!! 「宝探し」の気分で、今日も行ってみよう!!

Vtraupotrevaviewtwdstation ソフィアに旅行に来られる皆さん!こちらに来て、「合う服がない!」とか「思ったより気候が寒かった!」なんていうときにこの「フトラ・ウポトレバ」のお店を試してみては!! ちなみにこのお店、ソフィア駅横のセントラル・バスターミナルからライオン橋方向に歩いてすぐ、黄色い「ライファイゼン銀行」の手前、おおきな「ホテル・プリンセス」のはす向かいに目立たない間口であります・・・ (店の入り口の前から駅方向を見ると写真のような感じです。)

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ガスコンロ・ボンバー!!

2010-02-16 04:54:14 | ブログ

ブルガリアに来てすぐの頃に一番困ったこと(・・・っていうか、そういうことはたくさんあるんだけど、そのうちの一つってことで)は、「料理にガスを普通は利用しない」ということでした。「炒め物」を手軽に作りたい私としてはこれはタイヘン!! どうしよう・・・(汗)

ブルガリアの普通の家庭での調理器具は大きなオーブンの付いた電気コンロ。ときどき薪ストーブ(調理用)も見ますが、最近は薪で火を起こして料理するのが大変なので庭の片隅にさみしく置かれているのが定番。いずれにしても大きな火力の炎で直接鍋を温められるガスコンロは家庭ではめったに見ません!!

Gasbottleということで、どうしてもガスの青い炎が欲しい私としては家のガス調理器として、トルコ製の赤いガスボンベを町のパザールで買ってきて、その上にまたまたトルコ製のコトロン(コンロ)を直接ボンベの上に付けて使っています。まるでキャンプみたい!!

このガスコンロ、結構広く料理や、はたまた暖房にも利用されているのですが、一方でかたくなに(?)使わないブルガリア人も多い!! 友人のステフチョは、「ぜーったいヤダっ!!! だってコワいもん。爆発するんだぜ~、それ!!」と言い張ります。奥さんのレニはトルコ系ブルガリア人で、ジェズベ(トルココーヒー)を入れるのに便利だから使ってもいいと思ってるみたいだけど、ダンナがこうこわがってちゃね~(笑)

でも、本当に毎冬、ニュースでこのガスコンロの事故のことが報道されています。日本と違うのは、都市ガスや団地のプロパンガスのようにガス管を通して各部屋に配られるものではなく、小型とはいえ部屋に直接ボンベを持ち込むこと。確かに扱いを間違うとヤバイ!! で、ありがちなのはボンベにガスを充填しすぎたために起きる事故だそうです。

去年のいつ頃だったか、「家庭用の小型のガスボンベは使えなくなる」というウワサを耳にしました。ガソリンスタンド(ガススタンド?)が宅配する大型のボンベではなく、ちょうどウチで使っている赤い小さいタイプのヤツはダメなんだって・・・ 以前にガスを入れてもらったスタンドで尋ねてみると、「とっくの昔に禁止されてるゾ!でも、営業時間の終わる寸前の夜7時半に来な!こっそり入れてやるから・・・」と言われました。うむ~、知らないで間違って入れてもらってしまったならともかく、法律違反と分かっていることをわざわざするのもなんだしなあ・・・

で、ペルニックの友人達の中で未だにガスコンロを使っている頻出のロザンおじさんにきいてみると、ペルニックでは今でも平気でガスを購入できるとのこと。それでわざわざペルニックまでガスコンロを車に乗せてガスを入れに行って、ブルガリアで本当にガスボンベの使用が禁止されてるのかスタンドのお兄さんに尋ねると、

「カンタール(ブルガリア語で計量器)のあるところでないと家庭用のコンロには充填できないんだ。ウチはカンタールがあるから問題ないけどね。」 ああ、そういうことね。つまりは・・・ ガススタンドで計量器のないところでガスを充填すると、以前にどれだけボンベの中に残っていたかに係わりなく一定量のガスを充填してしまうわけです。規定量より多く入れすぎたガスボンベを使い続けると圧力が上昇して、「ドッカーン!!」・・・

ガスボンベの使用が禁止されてなくてよかった!! でも、いちいちペルニックまでガスを入れに行くのはネ~、と言うことで、ボンベのガスがほとんど空になった年末も押し迫った頃、ソフィアのナデジュダ地区にやっとカンタールのあるガススタンドを見つけて、そこで入れてもらいましたが・・・ ウチのボンベにはMAXで5Kgしか入れてはいけないはずなのに、ガス屋のおじさんはイイカゲンにも6Kg入れた!!(激) おかげで火はうまく点かないし、2階に住むターニャおばあちゃんも心配して、「絶対ガスを使わないでー!お願いよ~!最近もガス爆発から大火災になったニュースを聞いたばかりよ~!」と、普段は目まいがして外にも出られないくらいなのに、わざわざ階段を登って警告に来る始末。それも3回も・・・ 日本人の私はガスによる調理や暖房に慣れてますが、ブルガリア人はそうでもないらしく、すぐに爆発すると思っちゃうのかなあ?

結局は、近所の荒野(?)に行き、1時間くらいボンベを開けて・・・ 中身を減らしてみることにしました。するとうまく元のようにきれいな青い炎が!! しっかし、危ないな~。ガススタンドが間違うってどういうこと!! ガス屋の方で間違われると、困っちゃうよね~・・・ 

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真っ白で氷点下のブルガリアでドライブ② 雪帽子をかぶったコプリフシュティッツァ

2010-02-08 20:35:45 | まち歩き

ヤゴダ村は、バラ祭りで有名なカザンラクから車で30分弱。もちろんこんな雪の時期にバラはないけど・・・ でもバラ博物館くらいは見れるでしょーッ!! と行って見ると、

「今は閉館中です。春にまた開けます。」とのこと。ガーン・・・ 仕方なくカザンラクのもう一つの名所、トラキア人の墓に行ってみましたが、こちらも閉館中・・・ あれっ?! 休みなし、って入口には書いてあるのに・・・ 日本からのお客様には、今は何も咲いていない真っ白なバラ畑にお連れして、「ココにバラが咲いてたんですョ~」ということしかできず・・・

ココからソフィアへは旧道を使うことにしました。途中には美しい村、コプリフシュティッツァ!! そこに行ってみよう!! 歴史あるこの村は、幹線道路から15分ほど下っていくとひっそりとあります。Muzeiku6ti

まずはそこでお茶しよう!! と、メハナへ。観光案内所もある町の中心にあるのに、何とも気軽な感じの食堂です。地元の人たちもいっぱいでした。となりのテーブルのおばちゃんは、「日本から来たの? アラ~、”ムゼイ”に行ってみなさいよ~」 

「ムゼイ」とはブルガリア語で美術館、博物館のことですが、コプリフシュティッツァの場合、これは旧家が文化財として公開されていて、中を見ることができるところを意味しています。何軒もあるのですが、インフォメーションのところに貼ってある案内を見ると、ほとんどがその日(月曜)は休み・・・。 そのことを言うと、「そのうちどこかはやってるはずョ~」とのことですが・・・

Mosta とにかく散歩して確かめてみよう!! と歩き出しました。が、やっぱりお休みで入口も開いてないので通りから眺めるのみ。でも、のどかな山村・・・ 雪化粧しているのでなおさら静か・・・ 雪が積もったままなのでたぶん気温はマイナスのままですが、空は雲もなく快晴!! そんな中を馬車がやってきます。 お客さんたちはかわいい建物や歴史の舞台となった橋、そして何より現役でお仕事中のお馬さんを写真に収めています。満足してもらえたかな?

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真っ白で氷点下のブルガリアでドライブ① 温泉でのんびり!!

2010-02-04 16:33:20 | まち歩き

Whitebulgaria 寒いですネ~!! ここのところ大雪のニュースが続くブルガリアです。特にいつも寒いソフィアを含む内陸部はそうでもないのに、黒海側のほうが大雪に見舞われて、あまりそういう状況に慣れていない地方の人たちは大慌て!! 高速道路は封鎖になるわ、道は除雪されてないわでタイヘン!! ソフィアじゃそんなことないけどネ。

こんな時期はウチにこもって暖かくして・・・ と思っていたら、日本から友人達が遊びに来てくれました!! こりゃ、どこかに行かないと!! でも、こんな寒いときにあまり連れ回して風邪をひかせるわけにはいかないな~。おりしもブルガリアではそのとき連日最低気温がマイナス10度以下・・・ そうだ!! 温泉!! と、日本人的な発想・・・

Hoteltermaatyagoda でも、ブルガリアはそんな温泉好きの日本人のニーズに応えることのできる温泉がい~っぱい!! 候補に挙がったのは、ヒサリヤ、パベルバーニャ、キュステンディル、スリーベン・・・などなど。でも、一番好きなヤゴダへGO!!

Roomterma Indoorpoolterma ヤゴダ村・・・ つまり「いちご村」というカワイイ村。以前にも書きましたが、すでに温泉には何回も出かけていて、泉質は保証つき!! で、今回はそこに数年前に出来たホテル「テルマ」に泊まることにしました。案内によると全室に温泉を引いているので内風呂(というか、部屋のバスタブ)でも温泉が楽しめるというもの。おまけにここは温泉水を使ったインドアプールも、小さいですが完備!! 宿泊客は利用し放題です。ツイン、ダブルは平日1泊60レバ(=約30ユーロ)!! ずいぶん安いですよね~。(金土の夜泊は上がります。夏には屋外プールも!!)

Sache 1Fにはカフェとレストラン!! 夕食をレストランのほうで試してみました。典型的なブルガリア料理もありますが、最近はやりのヨーロッパ料理っぽいものもあります。日本からのお客さんにはまずラキアをお勧め!! そしてカルノバット産の赤ワインをボトルで。 スターターはブルガリア系でオフチャルスカ・サラダ!! 白チーズ、トマト、ハムetcはワイン、ラキアとの相性もバツグン!! メインにはオーブン料理の「サチ」!! ソフィアあたりではよく見かけるメニュー!! 寒い日にウレシイ、アツアツ料理です。

Pilesmotsarela それから「鶏肉のモッツァレラ風」!! イタリア風?とにかくチーズ! トロッとしておいしい~!! レストランも満足でした!!(ちなみに朝食は予約の際に申し込んでおく必要があります。)

Catatterma 体を温めてゆっくりできた温泉旅行!! ホテルを出発するときには白黒猫がお見送りしてくれました。さて、雪の似合う観光地へ行ってみよう!! 

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ブルガリアの「なまはげ」? 「クケリ」で町おこし!?

2010-02-01 17:01:10 | うんちく・小ネタ

Kuma Yagi じゃんがじゃんが・ジャンガジャンガ・・・ といってもアNガールズのネタではありません。1月のこの時期にブルガリア中で行われているお祭りの音です。ホントは1月13日から14日にかけて、ブルガリアの旧正月に町々で行われる祭りで、それってちょうど日本の小正月、ホントに日本のなまはげとそっくりなお祭りです。

Momicheta  「クBoysandgirlsケリ」というそうで、無病息災を祈願するんだそうです。以前に住んでいたときにも田舎町ペルニックでやっていましたが、今のクメティッツァ(女性市長)になってからこのお祭りに特に力を入れ始めました。ペルニック市民のヒゲおじさん、バリュによると、「本当はオリンピックと一緒で4年に一度なんだけど、去年かおととしくらいから”国際”クケリ大会にしたんだよ。そうすると人がたくさん来てそこに利益が発生するだろう?」 ココの所まったく景気のいいところがないペルニック市なので、こういうことでがんばろうということか?

Ringoame そういうわけで、市中心部の「モンテカルロ広場」は人でいっぱい! そして出店がスゴイ!! 定番のケバプチェだけでなく、日本でもおなじみのわたあめにリンゴ飴!! 丸ごとリンゴに真っ赤な飴をかけて一個2レバ(=1ユーロ!)!! 普通のリンゴが1kg(!)1レバ以下ですから結構な儲けです。思わずバリュは「これは1キロ2レバ、ってことか?!」って出店のおじさんにきいたりして・・・ んなわけないじゃん!!(笑)

でも、「国際」ってどのくらい国際的なの?と行くと、マケドニアなどバルカンの周辺国からの代表団のグループが!! 遠くはイタリアからも!! バリュおじさんいわく、「そういえば日本人も参加する、ってTVで言ってたぞ!」 エエ~ッ!? ホント?! 一生懸命会場を探してみましたが・・・ いなかったヨ・・・ それっぽい人がバッチをつけて写真を撮ってたようにも見えたけど、少なくとも日本の「なまはげ」は隊列の中にはいなかったような・・・ (もし、今年のペルニックのクケリ大会に来られた、または参加された方で、このブログをご覧になった方、是非コメントください!!) ま、なんとなく規模的には・・・ たとえるなら「国際」八木節大会って言っても実は北関東代表者がほとんど・・・みたいなローカル感。

Kosupure Okama 数年前まではいかにも「クケリ」(クマやヤギの格好をした悪霊)な感じの、日本のなまはげにも似た感じのものが多かったような気がするけど、近年はもっといろんな「コスプレ」が増えた感じ・・・ 必ずいる「神父」に「警察官」、「看護婦」・・・ それにきれいな民族衣装を身につけたゴッつい人も何人もいるなあ~、と思ったら・・・ 男の人! オカマ?! え~ッ?! オカマで無病息災を祈願するの!? 日本のなまはげは「泣く子いね~か~、親の面倒見ねえ嫁さいねか~」ってとっても教育的(!?)だけど、ブルガリア版のなまはげは何とも退廃的・・・ そしてなによりもユル~い感じ。大舞台でじゃんがじゃんがしたあと舞台裏に出てくると、そこにあったゲーム機に興味津々です(笑)Afterstage

今年の「ペルニック国際クケリ大会」は3日続きました。市中心部は人と車でごったがえし、向こう側に行くのもちょっとタイヘン。このクケリが終わるともう春も近いですネ!!

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