おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

お寿司が食べたいっ!in ブルガリア・・・

2010-11-24 05:14:39 | まち歩き

Happy 海外生活の悩み・・・ 時々日本食が食べたくなること。でもブルガリアでは日本料理も日本食材も高嶺の花。新しくできたモールにもブルガリアのファミレス「ハッピー」(ブルガリア人は「ヘピー」と呼んでますが・・・)が回転寿司コーナーを作りましたが、これがどうも・・・ ブルガリア人の料理人?たちがおすしを作っていますが基本的に巻物がほとんど・・・ ベルトコンベアの上を「徳利酒」(日本から輸入しているらしい)がまわってて、どうにも興味が湧いて止まらなかったので「これ、いくら?」とそこで一番えらそうなおネエさんに聞くと、なんと!! 「17レバ」!! 何かお燗をつける特殊機能がついているのでしょうが、お酒が少ししか入ってなくて1000円以上ですよ!! (激) そこからして小さなドームの中に入ってベルトの上を回っているお寿司の値段は推して知るべし・・・ そんなだからやっぱりブルガリアでは寿司は高嶺の花、なのです。

でも、どうしてもお寿司が食べたい!! じゃあ、どうする?幸いブルガリアでもお米は手に入ります。日本のお米のようには行きませんが、それでも粒の丸い、なるべくきれいなお米を選べば「sushi」用と銘打っていなくてもおいしく炊けます。ウチはいつも「ミディアムライス」か「パールライス」をチョイス。そして日本から持ってきた「すしのこ」でお手軽すし飯の完成です。

でも、問題はネタ・・・ 特に海から遠いソフィアでは新鮮なお魚はちょっと難しい。ときどきクロダイの中くらいのサイズやヒラメ(ちょっとイボイボがついててグロぃヤツも)がお店に並んでいるときもありますが、鮮度の方は??刺身にして食べれるかどうかは? 冷凍であろう「トン」(=ツナ、つまりマグロ)もほとんど見たことないなあ・・・

ショムガ(シャケ)のスモークが売られているのはよく見ます。でも、薄~くて、ちょっとしか入っていない・・・ ここでは日本よりシャケは高いモノのようです。イクラに至っては小さなビンに入ったものが13レバ(約1000円)!! どーしても食べたい!!というときだけのスペシャルなお買い物です。柿の葉寿司ならぬ「ぶどうの葉寿司」が定番、ですかね。Budounohazushi

でも、もっと手軽にお魚の寿司が食べたい!! 身近にあるお魚の食材で何かすしのネタにできるものは・・・ スーパーの惣菜コーナーならどこでも売っている「ニシンのマリネ」、これは使えないかな? と調べてみると、ありました、ありました・・・ 海外生活をしておられる方のサイトで、このニシンのマリネをまず油抜きしてお酢で〆め、押し寿司にしておられるのを見つけました!! ある方はシャリに柚子胡椒を混ぜたり、またある方は青じそとゴマをあしらったり。おみやげにもらった柚子胡椒もあるし、これならできそうだ!!

Makizushimachine で、試してみた「ニシンの押し寿司」。日本から持ってきた必殺の秘密兵器「巻きすし器」をつかって作ってみました。あまりおいしそうに見えませんが・・・Shari Nishinzushi  

少し残ったのは遊びで握ってみました。もちろんうまく握れていません(笑)が、そこは雰囲気だけでも・・・ これならお手軽にお寿司が食べれます!!Nigiri

冷凍ならおいしいイカもあるし、スパム寿司もこちらの「下ハム」=コルバスでできそう。あとはトビコやアボカド、ちょっと変わりダネで青トマトも寿司のネタにアレンジできます。もちろんかっぱ巻も。でもホントは私、納豆巻が思いっきり食べたい・・・

ブルガリア人に「寿司、作るんだ!」というといつも、

「ええっ! スロバ・リバ(生魚=つまり刺身)食べるの? 第一ここじゃ売ってないじゃん!」

と言われますが、いろんなネタでお手軽に「海外生活お寿司」、食べちゃおうっ!

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一番搾り!? 今年のワイン!

2010-11-20 04:54:12 | ニュース

昨日(日本じゃもうおととい、かな)はボージョレ・ヌーヴォーの解禁日でしたね。今年のヌーヴォー、お試しになられましたか? 日本ではいくつものスーパーや量販店がペットボトル入りのボージョレ・ヌーヴォーを輸入して価格競争になっているらしいですね。でも価格競争やペットボトルは「ボージョレー・ヌーヴォーの品格にかかわる・・・」とフランス側からクレームがついてるとか・・・ でも、ブルガリアに限らず、ヨーロッパ中で普段飲みのワインにペットボトルや紙パックのワインはどこでも売られていて、これがけっこうおいしかったりします。

今年のウチの自家製ワイン、無事に約3週間の発酵期間を終えて、ボージョレー・ヌーヴォーの解禁日にあわせたように仕上がりました。今年はなかなかぶどうがもらえず(市場で買えばカベルネやメルロー、それにマブルッドなどいくらでも手に入るのですが・・・)、ワイン作り自体をかなりあきらめていたのですが・・・

今年は初夏に雨が多くて、トマト同様ぶどうもかなり花に悪い影響があったみたい。でも7月からとにかく暑かった・・・ ぶどうのでき自体は悪くなかったみたいです。でも、いつもぶどうをくれるペルニックのバリョとエメ夫妻のぶどうは去年に続けてダメ・・・ ペルニックでお世話になってるもう一組の夫婦、ロザンとヴィオレッタに頼み込んでぶどうを分けてもらいました。

Wine2010_1 もらったぶどうは合計8kg。いつもより多い!! だからウチでミネラルウォーターを汲むのに使っているペットボトルで取っ手が折れて使いにくくなった、5リットルと7リットルのヤツに分けて仕込んで、廊下の片隅においておきました。

「今年もワインを仕込んだんだ」と友人たちに話すと、ラドミルに住む友人のディアナのダンナのサショーが、

Wine2010vinomep 「ワインは2回仕込めるんだぞ!! 1回目のができたら、もう一度水を入れて砂糖を入れておいて置くんだ。そして2回目もできたら、今度は残り滓を蒸留してラキアを作るんだ!!」 ええっ?そうなの?去年までは1回作ったらそのまま捨ててたのに! (ラキアを蒸留しようと思ったけど、用具がなくて挫折したので。) でも、ホントに2回できるのかな?

ちょうどヌーボーの解禁日が仕込から3週間。いつもの秘密兵器「ヴィノメル」で計ると、糖度は0でアルコール度は14度くらいあります。できてるできてる・・・ 今年のワインのお味は? 面白いことに5リットルと7リットルのボトルで味が違う・・・ ぶどうの量や砂糖の量が関係してるんでしょうね。5リットルの方は酸味が強く、7リットルの方はしっかりとコクのある味に仕上がりました。とりあえず「一番搾り」は4リットル、炭酸飲料のペットボトルに空気が入らないようピッチリ入れてしばらく寝かせます。

Wine2010_2

残った滓や澱の入ったボトルに水をひたひたになるように入れ、約10%の砂糖を入れてもう一度、3週間ほど置いておくことにします。2番搾り、それにラキア、今年は挑戦します! どうなるかな?

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お肉屋さんは大混雑!!

2010-11-11 17:19:44 | まち歩き

今日も庶民の街リューリン・・・ 文字通り「労働する」体力勝負(?)の人の多いせいか、パザールの充実ぶりはスゴイ!! でも、3丁目の「コーポラティヴニヤ・パザール」(公共パザール)内にはいいお肉屋さんがありません。ムラドスト地区のパザール(今の地下鉄の終点の駅を出たすぐのところ)内にはあったんだけどなあ~。

Shambleinlyulin でも、うれしいことに、なんとウチから徒歩3分のところに超お気に入りのお肉屋さんがあります!! パザールまでは徒歩15分なので、これはずいぶん近い!!

ここの品質はたぶん人口約8万人のリューリン地区内で一番でしょう。まず、よく売れている!! 中の2台のレジはずーっと働きっぱなし。奥にはお肉をさばくおじさんが常時1~2人いて、ショーケースの中にどんどん補充!!

特にブルガリア人の大好きな豚肉!! 「プレシュカ」(肩)、「ブット」(もも)、「クラカ」(豚足)、「ボンフィレ」(ヒレ)、「グルディ」(胸、つまりはバラ肉)、「ブズィ」(ほほ、つまりトントロ!!)などが、ドンドドーンとショーケースに鎮座(?)しています。内臓もあるし、頭、顔(沖縄で言うチラガー)や耳(沖縄のミミガー)ももちろんありますよ!!

ここだけでなくどこでも、「ベス・コスト」、つまり骨ナシの部位を買うと、その場でミンチにしてくれます。最近のブルガリアの出来合いのひき肉はおいしくなくて、何かヘンなものを混ぜて「水増し」してるっぽいので、選んだお肉を目の前で挽いてもらえれば安心、そして何よりもオイシイ!! もちろん、急いでいる人のためにすでに挽いてあるひき肉もありますが、これもオイシイ!! そしてよく売れているので新鮮!!

さぁ~て今日は何を買お~っうかなー、と思って行って見ると、何と改装のため1ヶ月お休み・・・(汗) エエ~ッ?! これから1ヶ月、どうしよう!お肉、どこで買おう・・・

そして待ちに待った1ヵ月後、とうとうリニューアルオープン!! 祝!! レジは3台に増え、豚コーナーだけでなく「コルバス」類(サラミ、ハム、コンビーフなどの加工肉)、鶏肉コーナー、そしてマイナスの目をした出っ歯のグロな頭も並ぶ羊肉コーナーや牛肉コーナーも広くなって充実!! この前の「クスクス」に使った骨付き羊肉や、昨日はキロ10レバ(600円?)くらいで牛ショルダーをここで買いました!!Beefshouldermeat

ブルガリアのお肉はもちろんキロ買い!! 豚肉「コトレット」(骨付きグリル用の厚切り)はキロ7~8レバ、(3.5~4ユーロ)です。おいしい生姜焼きやとんかつをつくってます。ああ・・・やせられないよォ~。  

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直毛がウラヤマシぃなんてネ~。

2010-11-08 19:17:15 | コスメ・ファッション

Hairforyears いよいよ長くてウザくなってきた私の髪!! 切りた~い!! どうしようかなー。と思ってブルガリア人の友人たちにきくと、

「あら、いいじゃない。ヤポンカ(日本人女性)の髪ってキレイで好きヨ。直毛で~」と、口をそろえて言われます。「まだ伸ばせ」ってか?!

そういえば街で見かけるモミーチェ(女の子)はみな直毛にしてる・・・ ある日友人のレニがいつもと違ってカーリーヘアにしてきたので、「ステキよ~」と言ったら、

「今日はセショアール(ブルガリア語でドライヤー)するヒマがなかったのよ~」 ええっ?! じゃあもともとはカーリーヘアなんだー!!

カール(ブルガリア語でカデリッツァ)は、こちらではふつうの地毛がそうなっているのですが、あえて、きれいにするのにカーラーを使ったり、ヘアアイロンで波型(ブルガリア語でバフラ、つまりウェハース?)をつけたりしているのをよく見かけます。つまり、天パはそのままではあんまりキマッてないので手を加えている、と言うことのようです。そういう彼女達からすればまあまあ長い私の髪はうらやましいらしい・・・ でも日本人的に言えばわたしの髪はくせっ毛でうねりがあるんだけどね~。

「外国でアジア人じゃない美容師に切ってもらうとロクなことにならない」的なことをサンザン聞かされていましたが、「もういいっ!! エイヤっ」(笑)と、友人で自分のサロンをもっているディーディーのところにかけこみました。

「ずいぶん放っといたでしょ?毛先が開いてきてるワ。それに半年前くらいにすごく抜け毛にならなかった?地肌は健康なんだけどネ~」と言われ、海より深く反省・・・。ヤバかったんだ・・・。

「で、どうしたいの?」ときかれ、Didi

「肩くらいまでで、少しステペニー(レイヤーを入れること)にしてもらえるといいかな? すそが広がらないように」

と言うと、ものの30分でカット終了。出来ばえも及第点!! そりゃ~ディーディーにやってもらうのはじめてで彼女のカットもはじめてだったし、ブルガリア語で「~っぽく・・・」とか「○×系っていうか・・・」みたいな説明にならない説明もできないので、日本にいるときのようにはいかないけど、頭が軽くなってヨカッタ!! 

ついでに「ちょっと最近、白髪が気になってね~。ボヤディスヴァ(染める)した方がいい?」ときくと、

「う~ん。まだ大丈夫よ、これくらい。いったんボヤディスヴァしはじめると大変よ~。すっごく時間も手間もかかるし。」と、ウチの母親と同じこと言われた・・・。

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EUマークの食料品・・・

2010-11-03 18:58:04 | ニュース

しばらく前はよく聞きましたね、「デフォルト」という言葉。ギリシャのお話しとか・・・ ちょうどその頃日本の某銀行がらみで「ペイオフ」なんて言葉もよく聞きました。どっちも払うべきお金が払えなくなるってこと!! 銀行が破綻するか、国が外国にしている借金を払えなくなるか、という問題ですが。

インターネット上で「世界で近い内にデフォルトを起こしそうな国ランキング」というのがあり、いつもブルガリアは10位あたりをウロチョロ・・・ (上には上がいて、ランキング上位国の名前を見ると「ブルガリアはまだまだ・・・」とちょっと安心しますが。) でも、危ないな~、この国も隠れ財政赤字、あるらしいし。

Riceandkuskuseumark といっても、ブルガリアはEU加盟国、つまり「ヨーロッパ」です・・・ よく日本から友人が遊びに来てくれたとき、まず空港についた時点で絶句してます。「ここってヨーロッパ?!」(汗) 新しいターミナルとはいえ中はガラガラ、一歩外に出ると国際空港の横からロマの人の大きな集落が始まり、そのすぐ上を滑るように着陸する旅客機・・・ ここは日本人が普通に思い描くヨーロッパをイメージしていると結構ショックを受けるようです。(まっ、私はもう慣れちゃって、何とも思わないけどネ。)

そして見た目を裏切らない、ホントにビンボーな国で、現在、最低の年金額は約150レバ、つまり75ユーロ(!!) もちろんみんながみんな最低額しかもらっていないわけではありませんが・・・ 隣の「あの」ギリシャが、あの大騒ぎの中、「年金が700ユーロしかもらえない!! これじゃ生活できない!!」といっていることからしてもこれがどーゆーことかがわかりますね。この額では生きていくのにかなり苦しい・・・ 特に冬は暖房費がツラい・・・ どうすればいい? でも、どうしょうもない・・・

ということもあってか、最近、そういう低額年金受給者や身障者にEUから赤十字を通して食料が支給されています。ウチの大家のエンカは結構年金をもらっているので直接は該当しないのですが、息子のルーメンが1級の身障者なので、この援助をもらえる権利があります。

でも、この現物支給というのが大変!!

「ねえ、来週支給があるんだけど、手伝ってくれない?」とエンカ。面白そうなので行ってみよう! ルーメンはリューリン7丁目の窓口からの受け取り。半身不随のルーメンの代わりにエンカが彼のリチュナ・カルタ(ID)と書類を持って受け取りに行きます。こういう窓口のところにはロマの人、特にその中でもさらにビンボーそうな感じの人たちが受け取りに来ていて・・・ やっぱり係の人と大モメ!! 

Redcrossoffice 「アンタ、前にも来たでしょ?! もうもらったんでしょっ!?」

「いや、今度は別の人の分を取りに来た」

「ちょっと~、これじゃあなたが受け取る権利があるかどうか、書類が不備すぎて分からないじゃないの!!」

「いや、でも前はこれでくれたゾ!!」

入口の外には支援物資を運ぶのを手伝いに、そのロマの家族やその子供達・・・ 大人たちはタバコをふかしながら順番を待ちます。今日は平日だけど、子供たちの学校は?・・・たぶん行ってない(汗)

どうにかこうにかエンカが受け取った食糧は6kg。おばあちゃんが手に持って公共交通機関で持ち帰れる量ではない!! 私が呼ばれた理由がよく分かりました。で、エンカが交通費として分けてくれたのが、例のクスクス、おばあちゃんがあまり食べないスパゲッティ、そして「日本人だから食べるでしょ!」といってくれたインディカ米。これがある日のウチの夕食になったのでした・・・

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