おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

アタックNo.1に関する考察・・・

2018-03-26 19:38:07 | アニメ・コミック・ゲーム

いまさら・・・という話ですが。ブルガリアに来た頃、いやそれ以前から気になっていたこのネタ。アタクシ年代なら必ず見たことある、スポ根アニメの金字塔!! 「アタックNo.1」

10年以上越しの念願かなって(?)最近やっと、ホントに久しぶりに見る機会があったのですが、その最終部分、鮎原こずえが全日本の一員としてブルガリアに来る場面、見てみると以前に思っていたのとはちょっと違うところや、また新たな(?)ツッコミどころがあったのでここはぜひ!重箱の隅をつついてみたい!! ちなみにリンクで古いブルガリアの写真が表示されるものはすべて“Изгубената България”,(www.lostbulgaria.com)のものを使わせていただいています。とても興味深いブルガリアの様子が見られますので是非ご参照ください!!

まず、思い違いをしていたのが、「全日本チームはブルガリアはソフィアで合宿した」と思っていたのですが、実は「世界選手権に出場した」ということ!! 調べてみると確かに1970年にはブルガリアでバレーボールの世界選手権が開かれていたんですねぇ~。アニメでは全日本は鮎原こずえの秘密兵器炸裂で「CCCP」ソ連チームを破って優勝!! 鮎原こずえは最優秀選手(つまり「アタックNo.1」)に選ばれる、チャンチャン。というものでしたが、実際の結果は全日本女子はソ連に敗れて2位・・・ボルチンスカヤの殺人アタックやシェレーニナのボリショイサーカス仕込みの秘密兵器にはかなわなかったんですかねぇ(笑。大体そんなのないし。)でもまあ世界で2位なら大したものです!! 東京オリンピック以来しばらくは日本女子バレー強かったし。70年代の全日本女子の選手と言えば横山樹里選手と江上由美選手くらいしかおぼえてないけど、横山選手は70年代中盤以降、江上選手は後半以降だったしなぁ・・・

それにしてもソフィアに関する描写!! ちゃんとロケハンしたのかなァ?けっこう街の様子は描き込まれてて「アレキサンダー・ネフスキー大会堂」はけっこうきれいに描いてあったけど。鮎原こずえが市内見学でほかの人たちからはぐれて、迷っているとトラムが走っている通りに出、それから彼女の事を敵視していた木山選手に会って、もう一度ここに戻って来た時にソフィア東地区の少年バレーボールチームを率いるヒゲのおじいさんに二人のプレーを披露するよう頼まれる・・・ だいたいおじいさん、日本語しゃべってるし(だいたいシェレーニナをはじめ登場人物ほぼすべて日本語ペラペラ。笑)。でもなんかブルガリア語しゃべってたの、「プレクラスノ!」(すばらしい!)はわかった!! でももう一つ、少年たちに「位置について!」と言っているように思われる場面のはよくわかんなかった・・・。第一、全日本女子チームのお世話をしていたソフィアおばさんが日本語ペラペラなのはいかがなものかと思ったけど、実は彼女は日本に在住経験あり、それも15年前に!! ということは1955年より前に日本に来ていた?! 戦後10年もたたないうちに日本に住んでたなんて大変だっただろーなぁ、って。

その他にもツッコミどころ満載!! トラムやバスが左側通行で描かれてる!! 「湯島さん」(全日本男子のアタッカー)がバスに乗るときは右側通行だったけど。ちなみに湯島さんがバスに乗って発車してもドアが開いたまま。そんなボロさはけっこう忠実に描かれてるけどね(笑)そして何より試合会場の体育館・・・どこの体育館だ?ソフィアだったとしたらこれかなァ?でも、調べてみたら1970年の世界選手権の決勝リーグはソフィアじゃなくてヴァルナ・・・じゃあ、この体育館?いずれにしても全然形が違う…(この体育館だったら1968年にできたそうで、今でもバレーの世界選手権なんかやるらしいヨ!!)

久しぶりに見てみるとオモシロいなあ~。考えてみるとアタシが生まれた頃のアニメだからアタシが見たのは確実に再放送。でもけっこう夢中で見たのをおぼえてます。「CCCP」がアタシとキリル文字の出会いであったように、このアニメがアタシのブルガリアへのあこがれを心に植え付けたのかもしれない・・・ってこたぁないか・・・。

ちなみに・・・アラフィフのアタシとしては女子バレーは「東洋の魔女」からはちょっと時代が下がって、「てめぇら、コノヤロー(怒)!!」で有名な中田久美現全日本女子監督か、「デカモニ」でおなじみ、大林素子さん、彼女にはぜひともシアワセになってほしいものです。アニメとは違うからねェ・・・


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黒海沿いってネ~ どこもそうなのヨ!!?

2014-03-28 22:11:27 | アニメ・コミック・ゲーム

3月16日、住民投票でクリミア半島あたりはロシアに入りたいっ!! と言うことになったようですね~。国連の決議では「認められっか、そんなモンっ!!」、と言うことにもなったようですが・・・ ロシアとしても「住民投票なんだから民主的に決まったんだゼ!! あそこにいるのは同志が自発的にやったことでロシア軍じゃあないんだぜ~」というところなのでしょうか。政治的なことはよく分かりませんが、とりあえず旧共産圏のこの辺の人々にとって黒海の地域ってどんなところなのか、日本にいる方々にちょっと書いておきますネ。

とにかく、ブルガリアを含むこの黒海沿いは、旧共産圏、特にロシア系の人たちにとって憧れのリゾート地のようです。暖かくって、夏はビーチで、食べ物もおいしくって・・・ということらしい。そのためか、企業レベルでも、個人レベルでもロシアン・フォースがこの辺ではスゴイのです。

ブルガリアでも海沿いのヴァルナやブルガスは、夏場ロシア人に席巻(圧倒?)されそうになります。「ここはロシア側よりもぜ~んぜん安いし、その上食べ物もおいしい!!」と大人気!! クリミアのあたりもリゾート地で、あの「ヤルタ会談」で有名なヤルタもそんなリゾート地のひとつだし、1年中氷に閉ざされることのない軍港がある、と言う意味でもここら辺は重要な場所のようです。

もう一つ、日本人にとって分かりにくい事情・・・ それは、この辺はいろいろな民族、言語の人々がいる、と言うことです。クリミアは6割がロシア人だそうですが、実はこの地域には何十万人ものブルガリア系住民もいる!! ブルガリア人とその子孫はEU加盟国ブルガリアのパスポートも取れてEU人と同じ権利を行使できるけど、話す言語はロシア語、と言う人々も多いのです。

歴史的にはあの漫画「女帝エカテリーナ」で有名な、エルミタージュ美術館の礎を据えたエカテリーナ2世の時代、ブルガリアにも大きく関わる「露土戦争」によってあの辺はロシアのものになったみたい。そしてその時のエカテリーナ2世の愛人がポチョムキン、その名前をとった戦艦が題材のロシア革命の映画で有名なのがやはり黒海沿いのオデッサという町、そしてそこはブルガリアからのウクライナの玄関口だったりします。やはりこの辺り、切っても切れない関係にあるみたい・・・ ブルガリア人の友人いわく、クリミアはロシアにとって「スラダク・プロッド(=甘い果実」)!! 何でもこの女帝の頃からここには富が蓄えられていると言う(まるで「徳川埋蔵金みたいな。笑)ウワサ・・・ そこがEUにとられちゃったら困るってことか?

今のところ目に見えるブルガリアへの影響は・・・ ソフィア中央駅の時刻表からモスクワ行きの列車の時刻が消えたこと。これはウクライナとロシアの国境が通りにくくなったのか、なんて思いましたが、キエフ行きの列車の出発時間に駅に行ってみると・・・Trainfromsofiatokiev

Traintorussia ちゃんとモスクワ行きの車両がつながってました。ウクライナ行きの車両は1両なのにモスクワ行きは3両、そしてたくさんの乗客!! モスクワ行きがなくなってなくって、ちょっとホッ・・・。Passengerstorussia

それよりももっと心配、と言うか最大の懸案事項はガス!! 「ブルガリアで消費するエネルギーの90%をロシアに依存する」ブルガリア・・・どうすんだ?

まっ、地理的、歴史的、政治的、経済的にも黒海のあたりとはそういう所。これからもゴチャゴチャしそうです・・・ あァ、恐ろしや、おそロシア・・・

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うさぎ追いし(美味し)・・・

2013-09-02 17:15:10 | アニメ・コミック・ゲーム

分かってます!! 知ってますヨ・・・ 間違ってることは・・・

小さい頃「故郷」を歌ったとき、食い意地の張った(?)ワタシはいつも、「へぇ~、ウサギって美味しいんだァ」なんて思ってました。ワタシの周りに何人もウサギをペットとして愛好している友人がいるのでなんとも申し訳ないのですが・・・ ブルガリアの田舎の方では普通に食用として飼われています。

ブルガリアのスーパーマーケットのお肉のコーナーではどこでも普通に見られるんです。ウサギ肉。だいたいは一匹分丸ごとパックに入って売られています。お亡くなりになって皮をはがれたウサギさん・・・ でも一番最初に見たのがパックに入った半身のウサギ!! つまり脳天からカパッと割られたもの・・・ グロい・・・だから触手も伸びなかったのです。(ちなみに、ソ連のアニメ「ヌ・パガディ!」でヴォルク(おおかみ)が食べようとして追っかけてるのが「ザエッツ」(うさぎ、ブルガリア語ではザエック)ですが、ヴォルクが想像しているお肉になったウサギちゃんにはお耳がついていますww。でもホントはお肉にはあの大きな耳はついてませんよ!!)

Usagimeat
先日庶民の町リューリン区のスーパーマーケット「カウフランド」でお買い物をしていて、いつものようにお肉コーナーの赤いコンテナに入った値引き商品を探していると・・・ 何と!! ウサギ肉、それもウサギの形をしていない一口大に切られているお肉!! これならグロくないし、安売りだから料理にチャレンジするのにイイ!! と言うことで勇気を出して(?)買ってみました。

Usagicooking
いつものようにレシピの元は「子供のいざこざや職場の問題、はたまた恋愛でも、どんな問題でも食で解決してしまう!!」大好きなあの名作漫画の101巻!! そしてちょうどカウフランドの広告にもウサギ料理のレシピが!! でも、結局はもっとお手軽、シンプルに野菜と一緒にオーブンにぶち込んでしまいましたが・・・Usasgimeatgoingtooven


ウサギ肉のお味は?鶏肉のような感覚ではありますがもう少し肉肉しい・・・ というか野性味を感じる、と言うか・・・ どちらかと言うとクリーム系が合うかも。定番レシピでトマトとクリームでシチュー、とか、白ワインとサワークリームで煮る、とか・・・ いろいろ試してみる価値はありそうです。けっこう美味しかったのでまた買ってみようかな?でも丸まま一匹のウサギはやっぱりご勘弁を・・・

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「ヌ・パガディ!!」 ~ブルガリアで人気のアニメ

2007-06-08 19:12:09 | アニメ・コミック・ゲーム

ブルガリア人ならだれでも知っているロシア語のアニメ、「ヌ・パガディ!!」

Nu_pogodi どういう意味? 「ブルガリア語では『エ・ポチャカイ!!』 という意味よ」とみんなそろって教えてくれました。つまり日本語だと、「おい、ちょっと待て!!」かな? このアニメ、なんとソ連で作られていました!! ウィキペディアで調べてみると最初の回は1969年・・・ へえ~。けっこう古いのね~。アメリカのディズニーやMGMなどでアニメの歴史は語られるけど、ソ連アニメもけっこうおもしろいものありそう。元アニメオタクのわたしの血が騒ぐぜ!!

「ヌ・パガディ!!」にはヴォルツ(おおかみ)とザエツ(うさぎ)が登場します。おおかみがうさぎを捕まえて食べようとするのは『トムとジェリー』のトムがジェリーを追いかけるのと同じです。が、やはり見るとこのアニメの背景にある社会情勢や細かいキャラ設定がものすごく興味深い!!

このおおかみ、ものすご~いワルです。ヘビースモーカーでその上乱暴者っぽい。道端のゴミ箱を蹴っ飛ばしたり、警官が通るときだけイイコのふりをしたりと、「子供が真似したらどうするの!!」と日本なら怒られそうな素行です。が、ブルガリアでは普通に見る風景。ザエツがお花に水をあげている彼の家はまさに共産体制っぽいブロック(住居棟)!! さらにツィルク(ブルガリア語、ロシア語でサーカスの意)やオリンピアーダ、つまり1980年、日本が参加しなかったモスクワオリンピックなど東欧らしいテーマが盛り込まれています。

なぜ日本人のわたしが今頃このソ連アニメに注目したか? そんなフクザツな理由ではなく、最近この「ヌ・パガディ!!」のDVDが新聞のオマケとして再登場したからなのです。それを手に入れた友人のステフチョから借りてきました。リージョナルコードは同じだけど、方式が違うそうだから見れないかな?? と思ったけど、わたしのコンピュータで何の問題もなく見れました。プロテクトも何にもかかってないし・・・ さらにこのアニメのキャラが卵型チョコレートのオマケになって売られるようになりました。近所の「ビラ」で発見!! すぐに購入してしまいました。

アニメ大好きなわたし的にはこの「ヌ・パガディ!!」、けっこうオモシロい!! 特にオリンピックの巻は大好き! いろんな動物、特にいろんなウサギが出てきます。バスケットボール選手のウサギは主役のザエツ君よりすご~く背が高かったり、空手をする中国っぽいウサギ(ちょっと目が細くてつりあがっている・・・)がいたり、さらにはモスクワオリンピックのマスコット、ミーシャらしき熊がメダル授与に出てきたり・・・ !!超ウケる!! 

日本の皆さんはこのアニメ、どうやったら見れるかな? 調べてみてください。

追記:ありました、ありました。さすが! You Tube・・・

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